界面活性剤は危険?

界面活性剤のもつイメージ

 
 
《《C
C子
界面活性剤といえば洗剤だね。そして環境汚染。
石油系の合成界面活性剤……言うだけでぞっとしてくるね。
それを肌につけるなんて!
《《B
B子
石油系ではなくて天然の原料を使った界面活性剤もあるって聞いた。
化粧品の材料は天然の物を使って欲しいわね。
《《A
A子
でも、アイスクリームやマヨネーズも合成の界面活性剤を使用しているそうよ。
それに、化粧品で界面活性剤の悪い話を聞くのはメイク落とし・洗顔料やシャンプーよ。
《《B そんなことない。乳液にクリーム類……油性成分を使用した製品には、みんな界面活性剤が配合されてるそうよ。
それもたいてい合成なんだって。
S》》
サッポー先生
これは大変な混乱。話題の種は尽きそうにありません。
キーワードは“石油系”“合成” “洗う” “油性化粧品”……こんなところのようです。
 
 

界面活性剤とは?

 
 
S》》 混乱の原因は「界面活性剤の性質を正しく知らないこと」にあるようですね。
界面活性作用(≒乳化作用≒洗う作用)

界面活性作用とは、簡単に言うと物にくっつく性質のことです。
この性質がいろいろなことに利用されています。

  • 洗うことができるのは、汚れとくっつくから
  • クリームや乳液が乳化されているのは、水溶性の成分と油脂にくっつくから

…… というわけです。

界面活性剤のお世話になっていることはたくさんあります。
菓子・調味料・加工食品・乳飲料・炭酸飲料などの食料品に使われる乳化作用。医薬品・化粧品も同じです。
そして洗剤、洗顔料や石けんの洗う作用……が代表例です。
《《B えーっ!それじゃ、毎日界面活性剤を食べたり飲んだりしてるわけ?
S》》 そうです。それも合成物、天然物を問わずです。
化粧品に使用されているような半端な量ではありません。
《《B うわー!毎日食べてるものなのに……どうしよう……
S》》 いたずらに心配する必要はありません。
あなたが一番健康に見えますよ。

大切なのは視点です。

▼ 界面活性剤と肌…その視点

  • 肌に与える影響が大なのは肌の洗浄。
    洗う能力です。
    つまりくっつく強さです。
  • 乳液やクリームのように乳化剤として使用されている場合、くっつく能力は使い果たされているため、肌に影響を与えることはありません

注目すべきはメイク落としや洗顔料の能力です。

《《A 化粧落としや洗顔フォームは肌の汚れとくっつくためのものなんですね。
汚れが全部くっついても、まだまだ能力が余っていたら……
……あら!何か解りかけてきました!
S》》 そうなのです。まず皮膚上の皮脂とくっつきます。
そして細胞と細胞をつなぐ脂質(セラミド)とくっつき始めるのです。
つまり皮脂を洗い流し、さらに肌表面の細胞層(角質層)をも洗い流していくのです。
《《A そして、必要以上に皮脂や角質が洗い流されたら、バリア層が壊れていく……。
S》》 その通り。
しかし、すっかり酸化した化粧や汚れはきれいに洗い流す必要があります。
……どうしたらいいのでしょうね。
《《B サッポー先生!早く教えてください。
S》》 出し惜しみしているわけではありません。
……が、今日はもう時間のようです。
とても大切なことなので、次回にしましょう。
 
 

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