洗顔が変われば、肌も変わる

スキンケア情報に対するとまどい

 
 

今回の授業のテーマは前回に続き、洗顔です。
洗顔によって肌の汚れを落とすことは大切ですが、一歩間違えば汚れだけでなく、肌の健康を奪うものになっている…ということでした。

  • メイク落としには、界面活性剤を利用した洗浄能力の高い製品を使用せず、油脂(クリームやオイル)になじませ肌から浮き上がらせる
  • 仕上げ洗顔は、同じ界面活性剤でも洗浄能力の低い石けんがベスト

洗顔が与える影響は小さなものですが、日々繰り返されることにより大きな影響となり、肌の性質を変えていきます。

 
 

洗顔が変われば...肌が変わる

 
 
《《C
C子
そういえば私の友達に、脂っぽい肌なのに乾燥しやすい人が何人かいるね。
これはきっと、この洗いすぎなんだろうな。
夕方になると肌がぬめっとしてくるのに、洗顔したあと化粧をするときは肌が乾いていて、ファンデーションがのりにくいんだってさ…。
《《B
B子
いるいる。私だって部分的にはそういったところがあるわ。
額なんて誰でも多少は脂っぽいでしょ。
でも…やっぱり洗い過ぎてるのかなー…??
乾燥するシーズンや、夏でもお風呂上がりに冷房の効いた部屋で涼んでいるときに、カサッとした額を感じるときが…….。
《《A
A子
そうね。私は鼻周りの肌で感じる。
指先で触ってみると、肌が硬いのが分かるの。
「あれっ?こんな肌ではなかったのに…」.という感じ。
それに、洗い過ぎてる、という意識はまったくないの…
《《B 私もそう!洗い上がりはしっとりしてるの。
でも石けんを使用するとつっぱるのよね。
サッポー先生、どうして石けんがよいのですか?
S》》
サッポー先生
幸いにも皆さんの場合、“危険な兆候が出始めているかな…”というところです。
この講義を機会に洗顔法を変えましょう。

今起きている兆候の延長が、

  • とにかく乾燥する肌、かさかさ肌
  • 脂っぽいのにかさつく肌
  • 肌理(キメ)の粗い肌
  • 毛穴が開いた肌
  • 吹き出物ができやすい硬い肌
…へと変化していきます。

部分々々の肌の性質により、現れ方は様々です。
さらに進行すると、肌は過敏さを伴うようになってきます。

 
 

洗顔のどこに問題が...?

 
 
S》》 そうそう、「つっぱる石けんのどこがよいのか?」でしたね。
まず、界面活性能力の優れた洗顔料(化粧落とし)とそうでない石けんの、それぞれの長所と欠点を見てみましょう。

▼ 界面活性能力が高い洗顔料の場合

油とくっつく(溶かす)能力が高いので、化粧汚れにくっつき、楽に化粧を落とすことができます。
余った能力は肌の脂質にくっつくと同時に、一方の手で洗顔時の水分にもくっつきます。
肌に水分がつなぎ止められるのです。
洗い上がりしばらくの肌がしっとりしている理由です。

▼ 界面活性能力の低い石けんの場合

油とくっつく能力が低いので、汚れにくっついて洗い流 されると、もう余った能力なんてありません。
しかし結果として、汚れと一緒に肌表面の脂分が洗い流され、無防備な肌が乾燥した空気にさらされることになるのです。
これがつっぱり感を覚える理由です。
この説明でそれぞれの長所と欠点が分かりましたか?
《《C 分かったようで……でも、うーん…やっぱりよく分かんないですよ。
つっぱらない方が良いんじゃないんですか?
《《A あっ、わかりました!
つっぱるのは洗顔で肌が乾燥しやすくなるから…。だったら、すぐに化粧水や乳液で保湿し保護すればいいことなんだわ。

……でも、肌の脂質とくっついた界面活性剤がつかまえている水分は……ゆっくりだけど、まもなく肌から離れていきますよね。
するとその時、脂質はどうなるんでしょう?

S》》 美肌塾の塾生らしくなってきましたね。その視点です。
その脂質はいずれ分解され肌から離れていくものですが、界面活性剤とくっつくことで分解されるのが早まるのです。

この脂質こそ、角質と角質を繋いでいる脂質であり、皆さんが肌と呼んでいるバリアー層を、しっかりとしたものにしている柔軟な接着剤なのです。

《《C なるほどね、そういうことか。
その時だけを考えれば、しっとりしている方が良さそうだけど、永い目で見れば、ほんとうの意味で肌の水分を保つ角質を早くはがしている原因になっていたわけだ。
もっと早く知りたかったよ…。
S》》 今までの講義で違った視点で何度も説明してきたことですよ。
化粧品は肌自身がよい肌を作る環境を作るのが使命。
いくらその場その時良く感じても、肌自身が良い方向に変化していかなければ適切なスキンケアとは言えません。

▼ 今日の肌だけを見るのでなく、一ヶ月先の肌づくりを基本におく

……肌に対する責任はあなた自身にあります。
スキンケアの正しい視点を身につけましょう。

今回の講義はここまでにしておきます。
男性の肌の秘密と手間のかかるダブル洗顔のお話まで進みませんでしたが、それはまたの機会にしましょう。

 
 

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