肌の乾燥に対する視点…悪循環の肌

もう肌の乾燥は心配ない?

 
 
《《B
B子
乾燥なんてもう心配なしよ。
五月の風は爽やかだし、私の肌も深呼吸してるみたい。
《《C
C子
町内会の少年リーグが始まってね。
乾燥なんて気にしないが、紫外線対策で大わらわさ。
《《A
A子
私は乾燥には一年中注意してます。
夏でも少しかさつくかなって思うことがあるんですよ。
冬とは比較にならないですけど。
でも何に注意したらよいか…あまりよくわかってないみたい。
S》》
サッポー先生
風薫る五月に、乾燥をテーマに授業するのはいいことですね。
肌の乾燥と肌の保湿は一年を通じてスキンケアのテーマです。
 
 

肌の乾燥に対する視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌が受ける様々なダメージを減少させるだけで、肌はすばらしい力を発揮します。
自ら健康で美しい素肌を作り続け、維持していく能力を持っているのが肌なのです。

しかし、「これで良し」としたら美肌塾の塾生として物足りないところです。
肌に余力があるときに、さらに良い環境をつくってあげることで、肌は最高の自己を表現できるのです。

これを言い換えると、

  • 乾燥ダメージの少ないときは美肌をつくるチャンス!
  • 乾燥ダメージの少ないときこそ肌の保湿状態に気を配れ!

美肌術の極意がここにも隠れています。

肌は人の肉体や心と同じように、悪循環に陥りやすい性質と、逆に好循環にのりやすい性質をも持っています。

乾燥ダメージが少なくなったこれからの季節、好循環をつくっていくスキンケアが、一歩先を行く美肌塾生のお肌管理となります。

 
 
《《A あら!私って一歩先を進んでいたんですね。
おかげで今年の冬はかさつき知らず、春の肌荒れも起きなかった…。
ここで油断せずに、さらに好循環を作れってことですね。
《《C 一歩進んでるんじゃなくて、美肌塾の知識と持ち前の心配性が、うまく噛み合ったんだろうよ。
《《B でも気づかなかったわね。
確かに乾燥の厳しい季節だと、言われなくても注意するけど、乾燥が気にならなくなったらすっかり忘れてる。
S》》 のど元過ぎれば熱さ忘れる……陥りやすい私達の習性です。
  1. ダメージから肌を護ることが、肌の劣化・老化を防ぐ
  2. ダメージがなくてもさらに良い肌環境を作るのが、積極的な美肌作り
1は当然。2ができるのが美肌塾生です。
《《C なるほどね。するともっときれいになる…か。
でも先生、気にもならない乾燥に配慮したところでホントに良くなるのかね。
娘に講義するためには、その辺のところをもう少し知りたいね。
好循環とか、悪循環というのをね……。
 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

悪循環・好循環の秘密は肌の生理そのものです。肌自身が育つ仕組みと関係しています。
“肌が育つ”とは、良い表皮ができること。良い表皮は健康で美しいのです。

表皮は生きた細胞層と、十数層ある死細胞=角質細胞層で構成されたものです。
わずか0.2mm程の厚みしかない、この表皮を構成している細胞の一つひとつが、健康でイキイキしているかどうかが肌の美しさなのです。

日々作られている表皮細胞が健全に育ち、やがて立派な角質として完成し、肌を護る。
肌を護っていた角質はやがて役目を終えると分解酵素を出し、自らはがれていきます。
これが営々と行われている“ターンオーバー”と呼ばれる表皮の営みです。

ターンオーバーが正常に行われている肌は健康で美しいのです。

  • たっぷりと水分を保持する能力を持ち、
  • しなやかさと艶やかさを持つ。
  • 肌理は整っており、毛穴が開くこともなく、
  • ダメージに対する抵抗力があり、
  • 美しい姿で身体をおおい護っている。

これが、あるべき表皮の健康で美しい姿です。
ところが、このターンオーバーという表皮の営みには、良い方向性と悪い方向性が存在します。

▼ 良い方向性=好循環の肌

約28日周期で表皮細胞が入れ替わる状態

▼ 悪い方向性=悪循環の肌

表皮細胞が入れ替わる周期が短くなる状態

まずは、悪循環から見ていきましょう。

 
 

悪循環の肌

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

表皮細胞の入れ替わる周期が短くなるということは、角質細胞が早くはがれるようになり、新しく作られる表皮細胞も急いでつくられている状態を指します。

  • 誕生した未熟な表皮細胞は、十分に育つ間もなく押し上げられる
  • 次々と未熟な細胞が、肌や身体を護るため角質細胞に変化していく
  • 完成した角質は未熟で水分保持力も弱く、肌を護る機能が低い
  • このような角質は、乾きやすく傷みやすいため、寿命が短い
  • 角質の寿命が短く、次々とはがれていくと、新しい表皮細胞を次々と作らねばならない

上の様な状態が続くと、ますますターンオーバーは速くなり、粗雑な表皮が作られるようになります。
このような肌の状態を“悪循環にある”というのです。

悪循環にある肌では、水分の少ない、乾きやすく縮こまった硬い細胞で表皮が構築されるわけですから、

  • 皮脂の少ない部分では、かさかさとかさつきやすく
  • 皮脂の多い部分では、肌理が粗く、毛穴が拡がる

というわけです。さらに進行すると、

  • 過敏になっていく
  • 皮脂が詰まりやすくなる

その結果、くすみやシミができやすくなる……大人のニキビ……等々、様々なトラブルに繋がりやすくなっていきます。

この悪循環はどこから始まるのか? なぜなのか?
もうわかりましたね。

▼ 悪循環は角質が傷み早くはがれることがきっかけ

▼ 角質が傷む原因は様々なダメージ

  • 乾燥ダメージで角質が傷む →ますます乾燥しやすくなる
  • 紫外線ダメージで角質が傷む→ますます乾燥しやすくなる
  • 酸化ダメージで角質が傷む →ますます乾燥しやすくなる
  • 物理的な力で角質をはがす →ますます乾燥しやすくなる

▼ 水分の少ない角質は寿命が短く、次々とはがれていく

以上が悪循環の起きる仕組みです。
悪循環の起きないようにダメージを防止するケアの大切さが、わかっていただけたと思います。

 
 
S》》 さて、次は好循環についてですが…。
風邪を引いたのでしょうか。今日は少し疲れました。
続きは次回ということにします。
《《C ちょっと先生、今日はこれで終わりかい?
特に聞きたかったのは好循環の肌の方だよ。保湿だってさ..。
《《A 何となく解りかけてきたわ。好循環の肌はきっと..。
でもCおばさん、残念ね。
お嬢さんにしたり顔の講義ができないんだもの。
《《C (うっ!見透かされてる)
S》》 悪循環の起きる仕組み、しっかりと理解できましたか?
皆さんの肌をもう一度見直しましょう。
もっときれいになりますよ。
 
 

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