肌の乾燥に対する視点Part-2…好循環の肌

肌の乾燥 Part-2

 
 
《《C
C子
今日の授業が待ち遠しかったよ。
「もっときれいになる」なんて言われたらね。
《《B
B子
でも、どうしてあんなに角質が悪者にされてるの?
角質の存在さえ間違いみたいに思ってしまうもの。
はがす方がいいのかな?って……。
《《A
A子
前回の「悪循環の肌」でよく解りました。
実際に私達が“きれいな肌”って言ってるのは、角質の層の部分だから当然ですよね。
でも「きれいじゃないからすぐに取り替える」ってわけには行かない事くらい、気づいても良さそうなのに。
《《C きれいな角質に育てるのがスキンケア。
汚いのを取り去っても美しくはならない……なのに!なぜ、そんな話に乗ってしまうか・・だろう?

簡単さ、悪者を作れば説得しやすいのさ。
私もよく利用した……効果大でね。
亭主を悪者にして、子どもの躾をするんだよ。

S》》
サッポー先生
今日のおしゃべりも、いつも通り健全なようですね。
 
 

好循環の肌

 
 
S》》 角質細胞が予定より早くはがれるようになると、肌は悪循環に陥りやすい。
これが前回のお話でした。

角質が早くはがれる原因は様々なダメージでしたが、結果として角質層は乾燥しやすく、しかも未熟な水分保持力の弱い細胞層に入れ替わっていくのですから、肌の保湿環境は悪くなるばかり……・ということでした。

さて、それなら好循環が起こる肌とはどんな肌でしょう。
どんどん肌が健康に美しくなっていく肌とは……。

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

日々作られている表皮細胞が健全に育ち、やがて立派な角質として完成し、肌を護る。
肌を護っていた角質はやがて役目を終えると分解酵素を出し、自らはがれていきます。

これが、営々と行われているターンオーバーと呼ばれる表皮の営みです。
ターンオーバーが正常に行われている肌は健康で美しいのです。

  • ▼ たっぷりと水分を保持する能力を持ち、
  • ▼ しなやかさと艶やかさを持つ。
  • ▼ 肌理は整っており、毛穴が開くこともなく、
  • ▼ ダメージに対する抵抗力があり、
  • ▼ 美しい姿で身体をおおい護っている。

これがあるべき表皮の健康で美しい姿、まさに好循環にある肌の状態です。
なぜ健康で美しいのかを検証してみましょう。

  • たっぷりと水分を保持し、ダメージに対する抵抗力があるので肌が傷むことは少ない
  • 肌の傷みが少ないと、角質は本来の寿命を維持し、しっかりと美しい姿で表皮を護っている
  • 良い環境に護られた表皮が生み出す赤ちゃん表皮にはゆっくりと育つ環境が与えられる
  • ゆっくりと育つ表皮細胞は栄養状態が良く、しっかりとした機能を育み成長する
  • 良く成長した表皮細胞が角質として完成したとき、それらの角質が作り上げた角質層(肌)は、
    • たっぷりと水分を保持する能力を持ち、
    • しなやかさと艶やかさを持つ。
    • 肌理は整っており、毛穴が開くこともなく、
    • ダメージに対する抵抗力があり、
    • 美しい姿で身体をおおい護っている。

このようなターンオーバーが繰り返されます。
なぜ好循環であり続けるのか……・しっかりと理解してください。

 
 
《《A 予想したとおりでした。でも当然のことばかりですね。
なぜみんなこのように説明しないのかしら?
《《B 現実にそんな説明できないのよ。
ターンオーバーを正しく理解して貰うだけで10分はかかるでしょう。
化粧品の広告にしても店頭の説明にしても、せいぜい1分が勝負よ。
この1分を10回繰り返せても、続けて10分の説明はできないの。

ビジネスの世界は厳しい……私の上司の口癖よ。

《《C B子も大人になったね。世間が見えだしたか?

だがね、もう一つあるよ。
表皮のターンオーバーってのは一サイクルでも一ヶ月はかかるんだ。
好循環といっても、明日良くなるわけではないということさ。
そんな説明をしなければいけない化粧品が売れるかい?

S》》 おや!今度は企業姿勢の批判かしら?
《《C 先生、好循環の理屈はよく解ったから、どんなことに注意すればいいんだい?好循環の波に乗るにはさ。
 
 

肌の好循環を起こす

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌の好循環を起こす方法の一つひとつは皆さんが知っていることばかりです。
しかし意識して好循環の輪に入ることができる人は数少ない。

なぜ数少ない?なぜできない?…
「あなたのなぜ」の答えを見つけてください。

● なぜ?をリサーチする視点 ●

好循環を起こす方法を一言でいうと、肌の持つすばらしい力を発揮させること、つまり “基本は肌の環境作り” にあります。

▼ 基本となる三つの環境

  1. 角質を予定より早くはがしているダメージを避ける、減少させる
  2. ex:乾燥・紫外線・酸化等々のダメージ

  3. 肌(角質層)に優しい化粧品
  4. ex:こんな効能があれば要注意→ピーリング、角質を取り除く

  5. 肌(角質層)に優しい肌管理
  6. ex:間違った洗顔やスキンケア、固有の生活環境や習慣に潜む悪因の発見と除外

あなたの場合、

  1. 上記の三つの環境のいずれに問題があるのか?
    それとも、いずれにもそれぞれ問題が潜んでいるのか?
  2. 探し当てた問題点に優先順位をつけ、一つひとつ対策を考える。
  3. 決めた対策の実行が習慣になるようにする。

以上が、肌の好循環を作っていく視点と対策の骨格です。

今日の授業では中味まで踏み込むことはできません。
しかし、一つひとつは既に皆さんの知識としてあることがほとんどでしょう。
以前の授業で別の角度から触れています。ノートを見直しておきましょう。

肌を健康にする、肌を美しくする・・この方法は肌がもっとも良く知っています。どのような化粧品も、医療も足元にさえ及ばぬ能力です。
肌の持てる能力を、よりよく発揮させる環境作りが競われているのです。
その補助能力として化粧品があり、医療が用意されているのです。

あなたの肌はあなたがつくる

サッポーがいつも言っていることですね。

 
 
《《C “三つの環境”の1と3、ダメージと肌管理は大丈夫。
知識が繋がってきたよ。娘に講義できる自信がついたね。

でもあの子は「あれがいい、これがうわさの…」だから..。
化粧品選びの知識は歩いて拡げていくよりないのかな。

《《B それなら化粧品博士の私に聞いて頂戴!
だって以前は“角質は邪魔者”と思って、「古い角質を取り除き..」なんてあると、飛びついてたんだもの。
《《A でも、Cおばさんはもっと歩いた方がいいみたい。
《《C
S》》 明日の肌より、一ヶ月後の肌作りをうたう化粧品が良さそうね。
それにもう一つ、“継続”を忘れないように。
 
 

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