消えないシミ≒消えにくいシミ Part-4:目の下のくま、あざ

一口にシミと言ってもいろいろなシミがあります。
これが良い、あれが良い、こんなケアが……と言う前に自分のシミの性格をはっきりとらえておく必要があります。

消えないシミ≒消えにくいシミ Part-4

 
 
《《C
C子
私の可愛い乙女時代なんだが、目の下にくまがあってね。
よけいにかよわく見えて、チョッとイヤだったね。
それが今の亭主と一緒になったら、いつのまにか消えてたのさ。
いつ消えたのかも覚えていない。
《《B
B子
Cおばさんにそんな時があったなんて想像できない……。
《《A
A子
目のくまには案外あざも多いし、くまだと思ってたらシミだったなんて話を聞いたのですけど、本当ですか?先生。
私、疲れると時々くまがでるんです。
とても心配です。
S》》
サッポー先生
くま、あざ、シミ、見分けを間違っていたら恐いですね。
しっかり見ていきましょう。
 
 

目の下のくま

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

目の周り、特に目の下辺りにできる濃いくすみです。
疲れたときや、ストレスの多いときに濃くなって目立つものがもっとも多いようです。
女性の多くが持つ悩みですが、悩みの程度は人様々といったものです。

▼ 原因と見分け

下まぶたの薄い皮膚を通し、うっ血気味の静脈が映っているものです。
血液の流れが悪くなりやすい目の下辺りは、血液の量が多くなっているのに流れるスピードが遅くなっています。
この程度が大きくなっているのが原因です。

くまが低血圧症の人に多いことは事実です。
しかし、どうして?なぜ?となると、よくわかっていません。

くまの見分けは

  • 薄くなったり濃くなったりする
  • ふだんはまったくないが時に濃くなって表れる
  • 色は紫っぽく肌色により青紫にもみえる

あざやシミだと

  • 濃くなったり薄くなったりすることはない

ストレスや疲れが、神経系・ホルモン系(内分泌系)に影響するのはよく知られています。
そして、神経系のある働きが血管を緊張させ、血流を悪くさせるのもよく知られています。
またホルモンバランスの乱れが、神経系に作用することもよく知られています。

▼ 対策

“ストレスを貯めない”、“神経を癒す”、“内分泌系の乱れを減少させる”などが知られている対策ですが、これといった決め手となる対処法はありません。
病気とはみなされない現象としてとらえられているのです。

それでは解決法はないのか!?ということですが、確かに決め手はありませんが、くまが出なくなった方はいくらでもいます。

▼ サッポーが勧める対策

  • 身体に良い健康的な生活習慣を取り入れる
    1. 何か手頃なスポーツや運動を始める
    2. 散歩でもいいのです。しかし、ある程度運動効果のある量を意識する必要があります。

    3. 食生活を見直す
    4. 何がいいというのではありません。
      食生活が偏っていないか、食生活のバランスを見直し、偏りをなくすのです。

  • 積極思考を心の習慣に取り入れる
    1. 夢中になるものを見つける
    2. パソコンに取り組むのもいいし、イイ趣味を持つのも一つの選択肢。
      スポーツでも、芸術でも、仕事でも、夢中になれるものならいいのです。

    3. 環境を変える
    4. 結婚する。転居する。何かのクラブに入会する。
      ……環境変化をきっかけに積極的な自分を見つけだし、そのことを好きになっていくのです。

身体と心の変化、この二面作戦で取り組みます。
遠回りのようでもっとも効率的な方法です。
あれがいい、これがよいで試しても砂漠で砂金を探すようなものです。まずみんなただの砂です。

 
 

あざとシミ・くま

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

あざにはいろいろなものがありますが、ここではシミと同じ色素性母斑に限定します。
幼少時に多くの日本人に見られる蒙古斑はさておき、成人してからも表れる太田母斑が、シミやソバカス・くまなどと間違われていることがよくあります。

シミだと思ってせっせとシミ対策に取り組んで、肌に悪いことはありませんが、良くなることもありません。
まして、美白製品などで薄くなるなどと、こだわったケアを続けていたら、悲劇も起こりやすいと言うものです。

▼ あざとしみ・くまの見分け

この種のあざとシミの違いは、シミを作るメラニン色素が表皮で生産されるのに対し、あざはメラニン色素が真皮層で作られているところです。
メラニン色素は概ね褐色で同じなのですが、皮膚の深いところにあると、光の加減で青みがかって見えます。
赤ちゃんのお尻に表れる蒙古斑が青いのも、同じ理由です。

このあざは額やあごにもよく見られますが、眼瞼部にも多いので、くまとの見分けがつかないことがあります。
また、まだらに発生している場合は、ソバカスと見間違っている場合もあります。

  • 青みがかって見えたら、シミやくまでなくあざを疑う
  • くまのように、濃くなったり薄くなったりしない

あざの多くは青っぽく、くまは紫調で濃淡が変化する、そしてシミは薄い濃いはあるが褐色調です。

ところが、灰色調から変に黒っぽい色素斑がよく見られます。
メラニン色素が真皮層上層にあるためです。
これもシミなのですが、表皮で作られたメラニン色素が、壊れた基底膜から真皮層にこぼれ落ちているのです。
真皮層上層に沈着、ないしは細胞に取り込まれています。

このシミは、古くは粗悪な化粧品が原因で、皮膚に炎症を起こし発生していましたが、最近は紫外線吸収剤を使用したUV製品、そして美白製品がほとんどの原因になっているようです。
接触性皮膚炎を起こしていても、気づかず使用を続けていることが原因といわれています。

▼ あざの対策

これはもうスキンケアの範囲外にあるものと言えます。
様々な身体の持つ個性が、たまたま皮膚という見えるところに表れたものです。

現在行われている医療では、レーザーを利用してメラニン色素を分解する、またメラニン色素を作っている細胞を壊すという治療法が、最も有効として行われています。

 
 
《《B これは基礎的な知識よね。
でもこれだけでも知ってたら、変なものに飛びつくこともないと思う。

でも目の下のくまが血液の色だったなんて、スキンケアとは関係ないのね。

《《A そうでもないと思いますよ。
毛細血管は健康な肌に護られているのでしょう。
肌を健康に保つのがスキンケアなんですもの。
やはりスキンケアは大切よ。

それにしても、Cおばさんのくまが出なくなったのは、どうしてかしら?
ぜひ教えて欲しいわ。

《《C サッポー先生の話から考えると……きっと亭主のおかげだね。

何しろ世話のやける人でね。
悪いことはしないのだが、家庭のことは何もしない上に、躾が悪くておまけにわがまま。
後かたづけだけでも大変な人でね。
まさに私の環境は一変。毎日キチンとした生活を維持するのに夢中だったってわけさ。

今ではこの通り、積極的行動派の良妻賢母というわけだ。

《《B ご主人の巧妙な愛だったのね。
《《C …。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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