全成分表示について Part-2…こだわり派の化粧品選び

全成分表示への移行を別の視点で評すると、“自由と責任”の時代を迎えたと捉えることができます。
供給するサイドも、私達消費するサイドも自由が拡大した分、責任も拡大した大人の社会に移行したと捉えましょう。
今回の視点は、そんな中でのスキンケアライフを見ていきます。

全成分表示について Part-2

 
 
《《B
B子
海外で噂の製品が早く手に入りやすくなったと言っても、そんなに嬉しくないわね。
以前から海外有名ブランドのものなら、手に入れるのに困ることはなかったし。
それにね、目が肥えてきたのかしら、最近は「えっ!何?使ってみたい!」って、あまり思わなくなったの。
もしかしてこの変化…これって、私の責任感の現れかしら。
「自由には責任が伴う」って言うでしょう。
《《A
A子
確かに全成分が案内され、透明度が増したのでより自由に選択できるようになったと言えるのかもしれないけど、実際のところピンとこない話ですね。
この成分を使っている・使っていないということに惑わされなくなったことで良しとすべきなんでしょうね。

もっとも、働いていない私の場合、B子さんのように化粧品ジプシーはできないから、惑う必要もないのだけど……。

《《C
C子
子どもを育てながら、働く亭主のご機嫌を取るのは立派な仕事だよ。
あたしのように賢い主婦になることだね。

“美肌戦略の視点”で全成分表示を見るのが今日の授業だろう?
成分を見るのでなけりゃ、何を見るのかな。楽しみだね。
B子も責任ある大人の消費者に育ったようだし。

《《B 私はジプシーじゃない。新しいものに興味が湧くだけよ。
(人柄ウォッチングだって興味津々なんだから..。)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
S》》 化粧品に使用されている全成分が明確になったのはよいことですが、せっかく表示されていても、どのように良いのか、なぜ良くないのか…など、成分を見ただけではまるで判りません。

しかし、肌に対する責任はあなたにあります。
あなたがしっかりとした視点をもって、肌が喜ぶ化粧品を選択し、肌が健康で美しくなるスキンケアをしていく責任があるのです。

化粧品の選択・スキンケアにおいて失敗しやすい代表的なパターンを二つ見たあと、使用者から見た正しい選択の視点を確認していきます。

 
 

こだわり派の化粧品選び

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

こだわる対象を間違うと、いつのまにか美肌づくり、肌の健康作りからは遠く離れた肌管理になっていることがあります。

1.配合成分の良さにこだわる

「これは良い」と長年に渡り評価が確立している成分にこだわるのは、罠の少ない比較的安全なこだわりと言えます。
しかし「ここ最近噂の成分」…というのは、作られただけの評判であることが大半です。
多くは消えていくものと見るのが、賢い消費者の視点と言えるでしょう。

また、良さが確立された成分でも、それぞれのスキンケア製品アイテムの目的に添って有効な状態で配合されているか…については、使用を続けないと判らないところです。
肌自身がそうであるように、化粧品も多くの成分の妙なる調和によって、それぞれの良さが作られています。
悪質なケースだと、見た目の価値を上げるためだけに配合されているものもあり得ます。

2.悪者?配合成分にこだわる

この「悪者」イメージが作った罠におちいる女性は多いようです。
悪質な販売手法、ごまかし表現によって作られきたイメージのようですが、事実のすり替え手法によるものが多いためか、本当に悪い成分だと信じ込んでいる女性が多くいます。

例えば以前使用された言葉「表示指定成分」は悪者?の一つとしてよく利用されてきました。
本来の働きは、肌に良い影響を与えるものであり、あるいは化粧品の安全性を高める目的のものです。
「人により、肌に刺激を与えたり、アレルギーを起こす確率が高い」ということで、そのような弊害を少なくするために安全な使用基準が定められた成分…これが表示指定成分本来の姿です。

これが悪役に仕立てられたのは、塩のとり過ぎが動脈硬化や高血圧・脳卒中を招くことから、塩を使用するのをやめ、醤油を使うことにし「この商品は動脈硬化を起こす危険な塩を使用していません。」という方式の販売手法に利用されたからです。
「危険なのは塩分でなく取りすぎることである」とか、「塩の代わりに何を使用したか」について説明しなかったところが事実のすり替え、巧妙なごまかしとなっていました。

この例と同じような要領でよく悪者にされたのが、様々な

  • 添加物
  • 鉱物油
  • 界面活性剤
  • 香料
  • 美白成分
  • 紫外線吸収剤

などです。

全成分表示の義務化により、なくなっていく販売手法と予想されていますが、個別セールスなど、一対一の販売場面では消費者の知識不足をよいことに今後も悪用されることが予想されます。
チラシ・通信販売・Web上の販売もある意味で一対一と言えるので注意が必要です。
その意味では、やはり成分についての正しい視点や基本的な知識が消費者に普及していくことが大切です。

こだわるべきは『私の肌がアレルギーを起こす成分は何か』ということです。
アレルギー成分は他人と同じではありません。
また化粧品に使用されている成分全般をチェックすべきであり、けっして表示指定成分や添加物といった狭い範囲でよいものではありません。

 
 
 
 
S》》 もうひとつの代表的なパターン、化粧品ジプシーのお話と、私のお薦め視点は次回にしましょう。
《《C 最後のテーマが是非聞きたかったね。
わけの解らない成分を判断するのでなく、どんな化粧品選びができるのかと..、わくわくしながら待っていたんだがね。
《《B Cおばさんは悪者探しがお得意だから、今日の授業は聞かなくても、ご同業のお話には乗らないってわけね。
素直な私なんか、すぐに信じちゃう。
ここが自己責任の部分かしら?
今後は欠点探しをする人の説明は聞かないことにする。
《《C (ずいぶんな皮肉だ。でも巧くなったな)
《《A 全成分表示がされることって、意外な方面でよい成果が上がってくるのですね。
でも嘘は言ってなかったとしても、事実のすり替え表現を利用してた化粧品会社はこれから大変ね。
S》》 企業もあなた達にも、自由は責任をベースに自由なのです。
本物が作られ、本物が選択される時代がきています。
……美肌塾が役立てば幸いです。

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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