全成分表示について Part-3…化粧品ジプシーと化粧品選びの視点

全成分表示になったからといって特に変化はなし…、これが結論でしたね。
しかし、目には見えない大きなうねりのように、確実に変化しているものがあります。
姿勢です。メーカー・販売者の姿勢。そして私達消費者の姿勢です。
乗り遅れないようにしましょう。

全成分表示について Part-3

 
 
《《C
C子
全成分を全て見せるというのは意外な効果があるもんだな。
日本人の見栄っぱりと根が正直なところが幸いしたのさ。
見え見えの嘘や、理屈が通らない嘘まで平気で言う厚かましさは持っていなかった、ということだよ。
《《B
B子
今まで、表示指定成分以外はブラックボックスだったもの。
説明に都合の良い成分だけを取り上げていたら良かったのね。
もっと安易なのは、悪者を作って自分をよく見せる。
《《A
A子
ホントはブラックボックスでも良かった、都合の良い成分だけで説明されていても困ることはなかったのだけど、見えないことを良いことに、都合の良い嘘を利用するものが現れ、次第に伝染して増えていく。
…こんなセールスが増えてきたわけですね。
《《C “腐ったリンゴは隣を腐らす”、“赤信号、皆で渡れば恐くない”といった風潮に楔が打たれ、それぞれが反省を始めたんだな。
意外なところに改正の効用がでてきたわけだ。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
S》》 化粧品を供給する側の言葉づかい、表現が次第に整った美しさを持ちつつあります。
全成分が公開されるようになった良い点の現れです。
一方の、使用する側…消費者はどうあるべきなのでしょう。
化粧品を見分けていく参考になるのでしょうか。

私達のあるべき姿勢を明らかにしていきましょう。

 
 

化粧品ジプシーの化粧品選び

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

厳密に見ると、大半の女性が“化粧品ジプシー”に分類されるかもしれません。
この化粧品一筋で10年間…を可能にするようなロングセラーシリーズそのものが極めてまれな存在なのですから。

肌に合う化粧品を求めて?……あの化粧品、この化粧品と渡り歩いていきます。
はたして、いつか理想の化粧品に巡り会えるのでしょうか?
化粧品を変えてみようというきっかけ・動機は何でしょう。

  • 肌に合わないから
  • 肌の悩みが解決されないから
  • もっときれいになりたいから

理解できる動機です。
しかし、

  • 「元々肌に合わなかったのですか?」
  • 「肌の悩みが解決されないのはなぜだと思いますか?」
  • 「どうすればもっときれいになるとお考えですか?」

このような質問をします。…が、答えは??です。

  • TVコマーシャルを見て
  • 雑誌・チラシを見て
  • 新製品だから
  • 噂の新成分だから
  • キャンペーンをしてるから
  • 使っている化粧品がなくなったから
  • ○○に効きそうだから
  • 店頭で勧められて
  • 周囲で評判だから
  • 尊敬する知人が使っているから
  • 知人に勧められて

このようにきっかけを辿っていくと、思わず“女の○○”と、我が身を省みず女性を評する言葉が漏れそうになります。

  • 罪のない女の浮気性がなせる技?
  • イイエ、ただ新しいものが好きなだけ?
  • それともいつもの依存癖?
  • あるいは情に流される女の優しさ?

些細な何かにこだわって特定の化粧品を選択し、トータルなスキンケアの目的を見失うのも良くありませんが、このように「犬もあるけば棒に当たる」式では、理想とする化粧品に巡り会うのがいつになるか疑わしいものです。

日々の手入れが虚しい努力であった、今までの投資は浪費だった…これでは賢い消費者の姿勢、選択基準とは言えません。

 
 

サッポーが勧める化粧品選びの視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

サッポーの ●美肌術三原則 をもう一度見直しましょう。

  1. あなたの肌を知る
  2. あなたの肌を取り巻くダメージ(&環境)を知る
  3. あなたが使用する化粧品を知る

正直に言うと、この「3. 化粧品を知る」の部分がもっとも取っつきやすく、しかし理解しがたいところでもあります。
なぜなら、

  • ○ 使用感や香りなど≒その場で感じる効果と肌状態の変化は判りやすい

しかし、

  • △ 長期的な肌の変化は気づきにくい上、スキンケア巧拙の影響を受け、公平な評価が難しい

まして、

  • × 化粧品の化学的な評価は専門的に過ぎて理解しがたいだけでなく、そもそも化粧品は全て専門家が肌に良かれと作ったもののはず?

これでは、
「化粧品の選択なんて、ジプシーするよりしかたないのでは?」
このように言いたくなります。
しかし、けっして諦める必要はありません。

美肌塾生なら、自分の肌を知る知識を持っています。
ダメージや環境に影響された肌の変化を知っています。
ごく当たり前に「健康で美しい肌が作られていくものか」を見ていけばよいのです。
私達が評価している肌とは、角質層のことです。
肌、つまり角質を見る眼が、正しい化粧品の選択を可能にしていくのです。

化粧品を専門的な眼で評価する能力は必要ありません。
美しい角質を育てる視点、角質ケアの視点で化粧品を確かめていけばいいのです。

 
 

見ただけで判る、読めば判る選択の視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 角質を取り除くことに力点を置く化粧品は避ける
▽ 角質を大切にしている化粧品を選ぶ

肌が健康で美しいのは角質が美しいからですが、逆に言うと肌に対する様々な不満は角質に対する不満だということです。
つまり、肌の醜さは角質の醜さでもあるわけです。

このことから、化粧品とスキンケアに二つの方向性がでてきます。

  • ◆醜い角質を取り除き、肌を美しく見せるスキンケア・化粧品
  • ◇美しい角質が作られるように考えたスキンケア・化粧品

醜い角質を取り除き、取り除いた角質の代わりに保湿力のある化粧品をつけ、肌を美しく見せることはそれなりに評価できます。
しかし、これは短期決戦型の考え方と言えます。
今よく見せたい、今満足したいという欲求は叶えられるかもしれませんが、この方法だと新しく作られてくる角質は次第に能力の低い脆いものになっていきます。
肌の本当の美しさは、時間を掛けても肌(角質)そのものを美しくしていくことにあります。

  • 製品を勧めている案内や説明をしっかり読む
  • “角質”という言葉を探し、製品の方向性を見抜く

これは、化粧品を使用しないでその製品の性質を見抜く視点です。

 
 

一定期間使用後の肌の変化で判る選択の視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

1ヶ月、2ヶ月、あるいは数ヶ月使用して、“素肌”が健康で美しくなったかどうかを見れば判ることではありますが、たいていの場合、そんなに変わらないからよく判らない……これでは選択の視点とはなり得ません。

肌に合った化粧品に早く巡り会うには、比較的短期間に肌の変化を確認できる、確実な方法が求められます。

▼ 角質層の機能が低下していく化粧品を避ける
▽ 角質層の機能が向上していく化粧品を選ぶ

角質層の機能向上は肌の健康と美しさを約束するものです。
注目すべき角質層(肌)の機能は保水力です。
化粧品の保湿力ではなく、素肌そのものが持つ保水力を見るのです。

その方法は、洗顔後の素肌のつっぱり感の変化を間隔を置いて、良くなっているか、悪くなっているかを見ます。
間隔は1週間、あるいは1ヶ月というように随時変化を見ていきます。

詳しくは以前の授業『秋の乾燥…備えはできた?:肌チェックの視点』をご覧下さい。
正しいチェックを可能にする条件に注意してください。
誰にでもできる確実で簡単な方法ですが、やり方を間違うと本当の肌の変化は見えません。

>秋の乾燥…備えはできた?:肌チェックの視点

 
 
 
 
S》》 以上、化粧品を選択する二つの視点を紹介しました。
毎日の肌に対する思いやりが、確かな成果を上げているかを正しく知ることは、これからのスキンケアを実りあるものにしていきます。

スキンケアの方向性が間違っていなければ、肌はゆっくりとですが、確実に健康で美しくなっていく能力を持っているのです。

《《C なるほど、3000種類以上あると聞く成分の組合せの良し悪しなんて何とでも言えるし、聞いたところで判りゃしない。
しかし、良い肌を育てる物語に生半可な嘘(ごまかし)は通用しないと言うことだ。
《《B 化粧品会社の案内する美肌物語の正しさを検証するために、肌の生理を良く知っておくことが大切というわけね。

ウン!学習意欲が湧いてきた。

《《A あら、化粧品ジプシーはホントに卒業したようね。
肌を知り、肌を取り巻く環境やダメージを知る……すると化粧品の良さが判るというわけですね。
《《C 正しいスキンケアを知り使用すれば、化粧品の良し悪しは成果として現れるが、説明や案内を見るだけで見分けがつくのはありがたいね。

全成分表示など役立つまいと思っていたけど、これは化粧品会社を浄化する作用のある法律だな。
(化粧品ジプシーも面白いかな…(^^;))

S》》 本物が認められ、本物が選択される時代。
本物を見抜くあなたの視点が大切です。
今日の美肌塾講義が役立てば幸いです。

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

コメントは受け付けていません。