クレンジング・リムーバー

スキンケアは案外自由な空間です。
それだけに、これだ!が簡単には定まらない世界。
悩み、疑問、不安…が次々と生まれてきます。
一方、こだわりや思い込みも奔放に拡がっていきます。

読者の悲喜交々なお話が、様々なスキンケアの視点を教えてくれます。

毎週の授業の焦点を考える、心強い「サッポー美肌塾」講義の参考書にさせていただいております。

前回に引き続き、ご質問と回答風景を掲載いたします。

読者からの質問に答えます

 
 
《《C
C子
前回の“ハローさん”とのやり取りで思ったのだがね。
スキンケアの常識は、いつも非常識と背中合わせってことだな。
《《B
B子
ニキビで困っていたわたしの常識は『とにかく洗うこと』だったの。
でも、洗い過ぎたら逆効果になっていたなんて、想像さえしなかった。
《《A
A子
いろいろな正しいはずのケアも、一歩間違うととんでもないケアになっているのですね。
「これがいけない、だからこうするの」という情報は沢山あって……聞いていると、みんな本物に聞こえる。
わたしは生真面目だから、原則や基準を知りたいです。
《《C そこなんだな、困るのは……。
原則や基準でスキンケアを縛ると、スキンケアが非常識になっていても気づかないという、妙なことになるわけさ。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
 
 

“リッキー”さんからの質問です

 
 
サッポーの
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▽ ご質問

› サッポー先生、いつもメルマガを楽しみにしております。
› 今日はクレンジングについてお尋ねしたいのです。
› アイラインやマスカラ等を落とすための専用リムーバーで、
› 良く落ちるものほど、その後で目のまわりが少し赤くなってしまうので
› すが、赤くならないやさしいものだとマスカラが落ちない・・。
› 何かアドバイスがあれば宜しくお願いいたします。
› しっかり「落とす」ためには、界面活性剤は必須なのですよね……。

▽ サッポーの返信

こんにちは“リッキー”さん

答えは至って簡単なのですが、“リッキー”さんには究極の選択を迫ることになります。
もしかすると、第三の道があるかも…といったところですね。

赤くなるのは皮膚を強めに擦ってもそうなります。
毛細血管がいじめられて反応し、うっ血を起こすのです。
でも「良く落ちるものほど..赤く」ということは、やはりリムーバーが原因ですね。

化粧や汚れを落とす作用として使用されるのは全て界面活性剤です。
「良く落ちるものほど…」というのは界面活性能が高いもの、つまり溶かす能力が高いわけですね。
この溶かす能力の高さが、きれいに並んで連なった角質で出来た表皮をバラバラにし、隙間をたくさん作っていくわけです。
赤くなったのは、この隙間からいろいろなものが皮膚に入り込み、刺激を与えているからです。
刺激になっているのは何か判りませんが、刺激を受けるベースを作っているのは、リムーバーの界面活性剤というわけです。

 
 

究極の選択

 
 
サッポーの
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赤くなって次第に肌が傷んでいくのは避けたい、とお考えであれば、次のような選択肢が考えられます。

  1. 能力の低いリムーバーに変え、多少アイラインやマスカラが取れずに残っていても気にしない
  2. 能力の低いリムーバーで簡単に落とせるアイラインやマスカラを選択する
  3. いつものクレンジング料で十分落とせるアイラインやマスカラを選択する

さて、いかがなさいますか?“リッキー”さん。

サッポーに意見を聞かれたら、答えは一つ *3をお勧めします。
だって、目の周りの肌が元気のなくなった(老化した)姿はご存じですね。
いくらお気に入りのアイメイクでも、やはり目元の肌を若く維持することの方が大切です。
落としやすいアイメイク製品でも、魅力的な目元はきっと作れます。
メイクが崩れやすくても、多少の面倒さは甘受しましょう。

目の周りの皮膚が、最も早く老化しやすいのはご存じでしょう。
角質層が最も薄いのが、目蓋の皮膚です。
か弱いところで最も傷みやすいのに、魅力的に見せたい部分…これはきっと神様仏様のイタズラなのでしょうね。

 
 

第三の道を探る

 
 
サッポーの
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残された可能性として、「現在のリムーバーを使用しても赤くならない肌に改造する」という方法があります。
これは“リッキー”さんが必要以上に目蓋や目の周りの皮膚を傷めていた場合に可能かもしれない方法です。

改造といっても本来の姿に戻すだけのことです。
目もと以外のところにそのリムーバーを使用して全く異常がなければ可能性があります。
既にバリアー層(角質層)を傷めているから赤みがでるのであって、本来の肌に戻せば大丈夫という推定と予測に基づくものです。

▼ 第三の道は角質ケア

サッポー美肌塾でいつもいっているスキンケアですね。
目元の皮膚だけでなく、全ての部分に通用するケアです。
でもそんな説明をこのメールで長々とするわけにはまいりません。
美肌塾バックナンバーを参考にしてくださいね。
目蓋をはじめ、目の周辺特有のご注意だけお伝えしておきます。

◆ 角質のはがれを促進しやすい事象を捜す

*スキンケアで適切な下地を作らずメイクする
時々いらっしゃるのですね。
「えっ!目蓋も同じようにスキンケアしたりベースメイクするの?」って。
当たり前です。同じ肌なんですから。
ポイントメイクはそれからです。
*様々なツールの使い方
肌との接点・接触に注目してください。
様々なブラシ、チップ、ペンシルと肌の摩擦は下手に行うと角質をはがしています。
痛くも痒くもないのだから平気ではがしているのです。
よく見直して下さい。
*マッサージ
目の周辺の下手なマッサージは厳禁といいたいところです。
皮膚が弱すぎるのです。
角層が薄いだけでなく、表皮そのものも薄く、真皮だって皮下組織だってとにかく薄くて弱い部分なのです。
手のひらで2~3度、優しく押さえるだけで十分な効果があり、安全です。
*目もと専用リムーバー類の使用停止
少なくとも2~3ヶ月は専用のリムーバーなど、溶解力の高いものは使用しない。
目蓋の皮膚がしっとりピチピチしてくるまで使用停止です。

他にも注意すべきことがあるかもしれません。
ご自分の場合を考えて見直してみましょう。
それから上の例示は、最大ポイントである角質のはがれの中で、目だけに関係の深い事象を取り上げただけですからね。
角質ケア全般は、他の肌と同じようにお考え下さい。

いかがでしたか?“リッキー”さん。
サッポーのアドバイスは、いずれの方法を取るにしても、今ご使用のリムーバーは使わない、あるいは当面使わないという内容になります。
お役に立ちますでしょうか?

今は赤みだけで済んでいるから幸いです。
まぶたは薄いので、メラニン量も少なく目立たないものが多いのですが、薄いシミを作っている方をよく見かけます。
出来てしまったら治すのは大変です。
今の内に軌道修正しておきましょう。

 
 
S》》 確かなスキンケアの原則・基準と言えるのは
健康な肌を作り育てる
とするのが妥当ですね。
《《A うーん。それはまぁー、確かな基準ですけど…。
《《B それじゃあ具体的にどうするの?…ってなるよ。
いちばん最初に戻ってしまうじゃない。
具体的な基準でないとどうしたらよいか判らないもの
《《C 原則や基準の具体化が進むほど、ケアとしては判りやすいが、自分の場合にあてはまる確率は少なくなるということだ。
S》》 角質のはがれを促進していないか
…これがもう少し具体性を持たせたスキンケアの原則・基準といって良いでしょうね。
《《B ウン、これならいろいろ推理できる。
間違いも見つけることが出来そうよ。
《《A それでたくさんの視点を持たないといけないわけね。
《《C 世の中はみんなそうなってるわけだ。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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