冬のダメージをケアする Part-1…保湿と保護

冬のダメージをケアする

 
 
《《C
C子
冬はおこた(炬燵)が一番だね。
猫のように丸くなって過ごす。
出かけるときはダウンフェザーのブルゾン、フルフェイスのメット。
50ccだがメットインでね。わたしの冬の美肌術さ。

愛車を駆る麗姿、亭主のパソコンの壁紙にしといたよ。

《《A
A子
Cおばさまの旦那様って、お優しいのですね。
《《C あー、デジカメプレゼントは嬉しかったね。
お返しが壁紙一枚ではダメかな…携帯の壁紙も用意しておくよ。
《《A ……?
《《B
B子
おばさん優しい!
(デジカメもパソコンもこなしてる…)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業に入ります。
 
 

冬のダメージの特徴
 ダメージを受けた肌の特徴

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

今日の授業は「乾燥ダメージを受けてしまった!どうする?」…の視点です。
肌を知るための解説は抜きにして進めます。
でも少しは復習しておきましょう。

冬の乾燥と冷気は、ダメージの影響が大きくなりやすく、一度調子を悪くすると元に戻すのが困難であるのが、最大の特徴です。

▼ 乾燥と冷気を肌に風として受けるのが最も危険。

肌は温度が低くなくても、乾燥した空気を風として受けると、数倍の乾燥ダメージを受けます。
それが冷気であると肌の血行は極端に悪くなり、水分の供給が減少、肌の受けるダメージはさらに拡大します。

▼ ダメージ肌が回復する前にあらたなダメージを受ける。

暖房空間の乾燥・戸外の乾燥した冷気、冬の肌は常に劣悪な環境にいることを余儀なくされています。
適切な対応をしたつもりでも、間断のないダメージの存在が回復を遅らせます。
その内にまたチョッと強いダメージに合うと、冬の間中ダメージ肌で過ごすことになります。

このように冬のダメージは肌の調子を狂わせ、その状態が長引くことが多く、その悩みが正常なスキンケア対応を誤りに誘導することがあります。
この場合、一年を通じてターンオーバーが正常に戻らなくなっています。
いわゆる肌の様々な悩みとして定着するのです。
肌の悩みを作る隠れたキーマンが冬なのかもしれません。

様々な肌の状態(悩み)を見る方法の詳細は、美肌塾のバックナンバーを参照ください。
ここでは割愛します。

> 冬に備えてPart-1・・肌の風邪予防

> 冬に備えてPart-2・・乾燥しやすい部分

> 冬に備えてPart-3・・オイリーな部分

簡単に上の三つの授業のポイントを抜粋すると、次のようになります。

▼ 乾燥と冷気のダメージで、角質のはがれが異常に昂進する。

チョッとしたダメージなら、いつもより少し角質のはがれる度合いが多くなるだけで、しばらく注意してケアをしていると正常な姿に戻りますが、ダメージが大きいと、はがれ方が尋常ではなく、ゴソゴソッとはがれるようになります。
オイリー肌・乾燥肌を問いません。
受けているダメージの大きさは、角質のはがれ度合いとして現れるのです。
はがれの亢進が恒常化した状態を正常なターンオーバーに戻すには、やはりいつもと違った対応が求められます。

 
 

冬のダメージケア

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

大きなダメージを受けた肌が回復する環境として、冬の間はとても厳しい季節と言えます。
ポイントとなるケアには思い切った“徹底する意識”が必要です。

▼ 保湿と保護のケアを徹底するとは

冬のダメージケアでポイントとなるのは、保湿・保護のケアです。
「なんだそれならちゃんとしてる。」という声が瞬時に返ってきそうですが、意外に足りていないことが多いのです。
角質はがれの亢進している肌は、保湿・保護の能力ともにガタンと劣化しています。
この保湿・保護の能力をバリアー能と呼び、説明します。

肌のバリアー能を7とし、冬であれば保湿・保護のケアをして、バリアー能を3程度プラスします。
合わせて10のバリアー能で正常なターンオーバーを繰り返し、美しい肌を維持していました。
ところが、冬のダメージを受けて肌のバリアー能が4程度にまで低下したとします。
いつものケアでバリアー能を3プラスしただけでは、合わせても7のバリアー能しかありません。
これでは、亢進しているターンオーバーを、ゆっくりした正常速度に戻すことは出来ません。

保湿・保護のケアはいつもの3の倍、6の能力をプラスしてあげないと10にならないのです。

ところが、ここで問題発生です。
「6の能力をプラスするケアなんてとても出来ない。頑張ってもせいぜい4がいいところよ。」
「食卓のマーガリンを塗りたくるようなわけにはいかないの。毎日のお勤めがあり、みんなに愛される笑顔だって必要なんだから…。」
…というわけです。

4のバリアー能しかプラスできないのなら、不足する2はどうしたらよいのか、ということになります。
プラスαの2はスキンケア以外のところに求めなければなりません。

▼ 保湿と保護、プラスαの2

2のバリアー能をプラスするにはどうしたらよいか、例を挙げてみましょう。
このほかにも自分で考えるのですよ。
生活スタイルや習慣に関わることが多いのですから..。


  1. 避暑地ならぬ避寒地へ2ヶ月ほど行って来る。

    …こんな贅沢ができる人はまずいないですね。


  2. 生活空間の湿度を上げる工夫をする

    • 加湿器の配置。職場になければ折衝しましょう。
      お家の加湿器は自分で用意するのですよ。
    • 湯を沸かす、観葉植物を配置、花を生ける、洗濯物を干す。
      部屋で洗濯物はお勧めしませんが、これらも湿度を上げる工夫です。


  3. 保護のツールを揃える

    • Bさんのフルフェイスのヘルメットにフードつきのブルゾンの真似をすればいいのです。
      考え方は直接肌に冷たい風が当たるのを少なくする工夫です。
    • 例えば、帽子・ショール・マフラー・スカーフ・手袋…etcです。

上のような環境が整い、保護のツールがそこそこに利用できるようになると、不足していた2の能力がカバーされます。
亢進していた角質のはがれが次第にゆっくりとしたペースになり、ターンオーバーが正常に行われるようになってくるというわけです。

さて、ここで一つ懸念があります。
ターンオーバーの亢進が恒常化していた肌は、既に様々なトラブルが現れている肌ですが、これらの状況がもとに復するにはかなりの期間が必要だということです。
一度のターンオーバー(40~50日)で十分回復する場合から、カサカサが目立つ肌やすっかり拡がってしまった毛穴、あるいはまた痛々しいニキビ肌のように、良い環境で数度のターンオーバー(2~5回)を経ないと回復しないものもあります。

 
 

継続できることが“徹底”

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

今回の授業は冬のダメージから乾燥と冷気に対する対処を中心に「サッポーの角質ケア」を解説しました。
角質ケアによって通常の肌トラブルはそれぞれに快方に向かいます。それも確実に改善されていきます。

しかし、肌は構造物というか、日々生成されている建築物のようなものなので、間違ったケアに移行したり、不用意なダメージを受けてしまったりすると、また一からやり直し、作り直しということが必要になってきます。
肌は一生懸命頑張っているのに、あなたの不注意が肌の努力を振り出しに戻すのです。

  • 角質ケアを継続する習慣
  • 肌に良い環境をつくる習慣
  • ダメージを無意識に避ける習慣

これらが身についていなければ砂上の楼閣、幻のケアになりかねません。
お気に入りの良いマフラーを揃えていても、今日手にしていなければ、いざという時に役立てることは出来ないのですね。
この“良きケアの躾”“良きケアの習慣”が、継続の力となります。

 
 
《《C 躾は大切だね。家族の躾はうまく出来てるかい?
《《B おばさんと友達で良かった。(娘でなくて…)
《《A Cおばさま、今度デジカメ貸してくれません?
わたしも携帯用の壁紙を作ってみます。
(ご亭主の躾は見習わなくては…(^^;))
《《C いいとも。何事も継続だよ。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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