化粧品の選び方Part-1…お勧めする洗顔料

角質ケア…化粧品の選び方

 
 
《《C
C子

「はーるよこい、はーやくこい..」子供には待ち遠しかったね。
「春」と聞いただけで浮き浮き、気持ちは春だったな。

《《A
A子

今年はもう三月が来たような気分です。
こないだも、いつもと同じ服装で買い物に熱中してたら、うっすらと汗ばみましたもの。

気温や春の言葉に油断して、顔を薄着ケアにしていたら、角質を傷める乾燥でダメージ肌になりやすいというわけですね。

《《B
B子

今日のテーマは角質ケアの化粧品の選び方でしょう。
ダメージ肌を回復させる一番のポイントは角質ケア。
スキンケアに間違いがあると話にならないけど、今角質に良くない化粧品を使ってたら、どんなに頑張っても良くならない。これよ。

《《C

B子にしては論理的な推理だな。
ところで件の会社の昇進テストはどうだったい。春は来たのかな?

《《B

忘れようとしてたのに……。

S》》
サッポー先生

ハイ、授業を始めます。

 
 

洗顔と界面活性剤と角質層
つっぱり感のない洗顔は肌に優しい…のウソ

 
 
S》》

冬はまず、肌が受けるダメージを少なくすることが最重要テーマ。
しかしB子さんが言ったように、使用する化粧品に角質を傷めるトリックや勘違いがあっては、美肌は守れません。
そればかりか、様々なパターンの冬の荒れ肌に舞い戻っていきます。

今日の授業は適切なスキンケア製品を選択する視点を見ていきます。
角質ケアを可能にする化粧品と、角質を意識した適切なスキンケアノウハウの両輪が揃って「角質ケア」なのですね。

選択にもっとも間違いが多い洗顔製品から見ていくことにしましょう。

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

サッポーの勧める洗顔法は肌に界面活性剤が残りません。
ところが多くの洗顔法は界面活性剤が肌に残ります。
すすぎとは関係なくぴったりと肌を覆う仕組みになっています。

なぜなら界面活性能――水分や油分とくっつく性質が汚れを捉えてくれるのですが、それだけでなく肌の角質及びセラミドにもくっつくからです。
その一方で、水分とくっつき保湿剤として働きます。
洗い上がりに肌がつっぱらないのはこのためです。
ところが、角質やセラミドにくっついた界面活性剤が消えないため、角質層の分解が早まります。
一方で肌の保湿を助け、もう一方で保湿のベースとなっている角質層の分解を早めているのです。
これでは肌に優しい洗顔法とはいえません。

いくら洗顔後の肌の感じが良くても、肌は美しくなっていく変化を始めることが出来ません。
むしろ少し強い乾燥ダメージが加わるだけで美肌をつくっている角質層は脆くも崩れ始めます。
洗顔の段階で保湿する必要があるでしょうか。
洗顔後のスキンケア製品で行えばいいことですね。

つっぱらない洗顔料を捜すのではなく、つっぱらない健康な肌を作っていくための洗顔料を捜すことが大切な視点となります。

 
 

サッポーがお勧めする洗顔料

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 化粧落とし・メイク落とし

メイク落としで角質をはがしたり、溶かしてはいけない
メイク落としでなく、メイク浮かしが角質に優しい方法

メイク落としは角質ケアのスタートと言える大切なケアです。
様々な性質を持つ、様々な能力の界面活性剤がメイク落としの主流になっています。
しかし、サッポーの勧めるメイク落としには、配合する各種オイル成分に化粧や汚れをなじませるだけの面倒な方法を提案します。
オイルの持つ能力の低い界面活性能を利用するものです。
この種類の製品の中では純粋なオイルタイプより、クリームタイプが水溶性の成分や汚れにも同時対応してくれるので、効率よくメイクや汚れを肌から浮き上がらせてくれます。

といっても、洗浄成分を界面活性能においている一般のメイク落としと比較すると、手軽さ・手早さではどうしても劣ります。
湯水で洗い流しても、肌にクリームのオイル成分が残り、肌がぬめっています。
このぬめり・べたつきは、次に行う石けん洗顔でさっぱりさせます。

サッポーの提案は面倒ですね。
しかし、この段階でさっぱり感まで出せる洗顔料だと、どうしても予定以上の角質はがれ、角質溶かしが進行しています。
便利さも大切ですが、ここは角質に優しくを優先させた選択がポイントです。

▼ 仕上げ洗顔料

メイク落とし後の仕上げ洗顔には、アルカリ性の固形石けんをお勧めします。

アルカリ性の固形石鹸が角質に優しいわけ

固形石けんは皮脂を奪いすぎて、つっぱり感が強いから嫌い!
アルカリ性でチクチクする時もある..肌に良くないのでは?

つっぱり感が強い、肌がチクチクする…確かに良いことではありません。
でもあなたは、身体を石けんで洗うとつっぱり感を感じますか?チクチクしますか?
よほど肌を傷めていない限り、何も感じないはずですね。

傷んだ角質層の皮脂が洗い落とされると、肌の水分は蒸散していきます。
この蒸散のスピードが、つっぱり感の程度です。
角質層の傷んだところに弱いアルカリ成分が触れると、刺激を感じます。
これがチクチク・ピリピリの正体です。
つっぱり感やチクチクを感じるのは、肌の角質層が傷んでいるからです。
角質層がこのように傷んだのは、けっして石けんが原因ではありません。
逆に石けんこそ、角質を傷めない肌に優しい洗顔料なのです。

洗顔で皮脂が洗い流されるのは、石けんもその他の洗顔料も同じです。
しかし石けんの場合、肌に界面活性剤が残らないため、保湿性能がありません。
そのために角質層が傷んだつっぱり感のある肌では、乾燥を防ぐためにすぐに化粧水・乳液などでケアしてあげる必要があります。
このように、保湿性能がないのは不便ですが、その代わり肌に残った界面活性剤で角質をはがれやすくしていく危険はないのです。

角質に優しい石けん洗顔を続けていると、その内につっぱり感のない肌に変化します。
良い角質が育ってくるからです。
アルカリ性のチクチクなどみじんも感じなくなります。

サッポーが不便な石けん洗顔を勧める理由、わかりましたね。

アルカリ性の固形石けん。優しさの秘密

洗顔料は全て界面活性剤ですが、それらの中で唯一石けんだけは、界面活性能がすぐに消滅する性質を持っています。
その秘密はアルカリ性にあります。
湯水に触れると中和されて、界面活性剤としての性質を失うのです。
従って、既に角質層をいためてチクチク・ピリピリを感じる肌も、たくさんの湯水で丁寧にすすぎ洗いさえすれば、すぐに感じなくなります。

しかし、保湿性能のないことが角質への優しさであり、ピリピリを感じさせるアルカリ性であることが角質を傷めない理由であるのは、なんと皮肉なことでしょう。
私たちはどうしてもつっぱり感が少なく、ピリピリのないものを肌に優しいと思い込み、角質を傷めやすいタイプのものを選んでしまうのです。

洗顔料選択の混乱と難しさ

石けん洗顔の肌(角質)に対する優しさの秘密を伝えることは難しく、洗顔料の選択に大きな影響を与えています。
それだけでなく、洗顔料を作り販売する側にも影響を与えています。

  • つっぱり感を感じやすいのに石けんが良いという困難さ
  • チクチク・ピリピリを感じる石けんを良いという困難さ

確かに難しいですね。
「あなたの肌が悪いのだ」から説明しないといけないのでは、販売するのに閉口します。
何とかできないか…企業は考えます。

  • つっぱり感をなくすのは簡単だ。
    そして、後々の角質への悪影響ができるだけ少ないものを提供すればよいのだ。
  • 洗顔料が角質に与える多少の悪影響は仕方がない。
    角質に悪影響を与えているダメージは他に沢山ある。
    これらからしっかり肌を守る製品を併用することで、角質の劣化はたぶん回避できる。

このような企業努力が功を奏し、目に見えるマイナス面はなくなります。
傷んだ肌でもその場の使用感は良いので、使用者も納得しやすい。
提供する側も勧めやすいというわけです。

しかし、このような製品を使い続けていると、次第にマイナス面が現れます。
何かを機会に肌がバランスを崩すと、洗顔料が角質に与える多少のはずの悪影響が、大きな影響として作用するようになるためです。
様々な環境におかれる肌は、いつも一定の安定した状態を維持できないから、当然の成り行きです。

一方石けんを作る企業の努力もあります。

  • 必要以上の洗浄力を持たせないようにする工夫
  • 化学的に全ての不純物を取り除き、強いアルカリの存在を排除。
    ピリピリ・チクチクを減少させる

今や化学の追究と応用に時代の注目が集まり、有用な成果が大いに期待されています。
しかし、その追求と応用が正しい方向であることが、化粧品にとっても大切な視点となります。

 
 
S》》

以上、洗顔製品を見る視点でした。

今日の授業では洗顔料の選択までに留めておきます。
続きはまた次の機会に行います。
洗顔料の選択は以降のスキンケアにも全て影響していきます。
ここで間違った選択が行われていると、後々の製品選択が良くても成果は半減です。
半減ですめばまだ良い方かもしれません。
まずあなたの洗顔スタイルをしっかり見直しましょう。
これがスタートです。

 
 
 
 
《《C

「馬鹿と鋏(ハサミ)は使いよう」と子供の頃よく言われたもんだが、界面活性剤はまさに使い方次第なんだな。
バカとか切れないはさみではなくて、神秘の利剣というわけだ。

《《A

石けんは界面活性剤ではなく、石けんだと思っていました。
界面活性剤っていろいろあるんですね。
食品や医薬品だけでなく、化粧品でも大活躍です。
乳化に使われたり、洗浄剤に使われたり、保湿剤にも使われるのですね。

《《C

好き嫌いのはっきりしたB子みたいだね。
あれにはべったりくっつくがこちらは嫌いだから近づきもしない。
好みの違うB子がたくさんいる…これが界面活性剤だね。

わたしは誰とでも公平につきあうがな。

《《B

わたしは好き嫌いの激しい“神秘の利剣”なの?
(きっと誉められたのね?)

S》》

今日の視点はそんなところではありませんでしたね。

サッポーが伝えたのは

  • 面倒でも洗顔料は角質にとってよりやさしいものを選ぶ
  • 肌(角質)にとって洗顔時の優しさとは何かを知る

この二つの視点ですよ。

S》》

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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