化粧品の選び方Part-2…肌を整える保湿成分

角質ケア…化粧品の選び方 Part-2

 
 
《《B
B子
角質ケアが大切だってことはよくわかったけど、化粧品を選ぶ決め手の最後はつけた時の感覚が頼り。
でも、前回の洗顔は、製品の形や洗顔方法のスタイルが違うから判りやすくてよかった。
《《A
A子
そこが問題なのですね。
化粧水や乳液にクリーム、名前と容器で選ぶのも能がなさ過ぎますし、一、二度の使用では気持ちがそうさせるのか、何となくよく思いたくなるのです。
…私の場合ですけど。
でも、しばらく使用すると、特に変わりないことに気づく…。
いつもこのようなパターンです。
《《C
C子
化粧品会社にとっては「最初のケアの印象作りが大切」ってわけだ。
《《B えっ!そのあとはどうでも良いと思って作られてるの?!
《《C そうはいってないよ。
最初の使用感は大切だしな。
その上で、どれくらいあとのことが配慮された製品か…だろーな。
《《B 何を配慮するの?
《《C …先生、時間だよ。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めます。
 
 

肌を整えるのは — 水 —

 
 
S》》 前回は、肌の洗浄製品について大切な視点を見ていきました。
角質(肌)に対する影響度の大きいケアでしたね。
今回は次のステップとして、肌を整える製品を見る視点を養っていきます。
 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

なんだ、只の水か。…ではすまされない肌の水。
人の身体だけでなく、生物すべてにおいて水の存在は欠かせないもの。
肉体の老化が水分の減少を伴っているのもその現れの一つです。

陽を受け、風が吹けば蒸発して逃げてしまうのが水です。
身体を覆い守っている皮膚の水分は、とても奪われやすい状態にあります。
もちろん、肌(角質層)はこの大切な水分を、肌に留めようとします。
角質に含まれるNMF(Natural Moisturizing Factor)自然(天然)保湿因子の働きです。
絶えず肌から蒸散している汗や大気中の水分を吸収し肌に留める働きを持っています。
ゆっくりと余裕を持って成長した角質と、慌てて作られた角質では、NMFの存在に差があるため、肌の水分保持力に大きな差が出ます。

肌がピチピチ・モチモチしているのは、このNMFの働き次第なのです。
ところが、このようなピチピチ肌でも周囲が乾燥していると、どんどん乾いた肌に変わっていきます。
そうなのです。
肌の持つ保水力より、乾燥が、肌の水分を奪う力の方が大きいのです。

そこで登場するのが、様々な名前の付いた化粧水です。
肌(角質層)に水分を補給し、肌の水分量を調整、肌本来の代謝活動が正常に維持される環境作りを整えています。
そのことが皮膚の健康を維持し様々なダメージ・刺激緩和に関係し、皮膚の老化防止と美しさに貢献しているわけです。

 
 

化粧水・美容液類…選択の視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

洗顔後に肌を整えることを「保湿」という言葉で言い換えている場合が多いようです。
肌に水分を与え保持させることの大切さの表れです。
洗顔後のケアにおいて最初の大切な選択にあたります。

▼ 肌の保湿を助けている成分

よく利用される成分を一つひとつ挙げるときりがないので、大まかに把握しておきましょう。

◆ 生体系保湿成分
:生体成分そのものやその類似物質が利用されている

アミノ酸や有機酸の保水性を利用したもの

  • コラーゲン
  • プラセンターエキス
  • アクアライザー
  • プロデュウ ……・

ムコ多糖類の保水性を利用したもの

  • ヒアルロン酸
  • コンドロイチン硫酸 ……・

◆ 多価アルコール
:昔から利用されている保湿剤で、一般に言うアルコールではありません。

よく使用されるものを挙げると

  • ○○グリセリン
  • ○○グリコール
  • ソルビトール
  • キシリトール ……・

これらの成分、あるいはこれらの成分を組み合わせて、様々な保水性・保湿効果が作られています。

▼ ヒアルロン酸に注目

肌の真皮層ではコラーゲン繊維が表皮を支え、肌のハリや弾力を作っていますが、そのコラーゲン繊維間に充満し水分や栄養素を貯えているのがムコ多糖類で、ヒアルロン酸がその中心的役割を果たしています。
コラーゲン繊維の生成や維持を助けています。
ヒアルロン酸の減少とともに皮膚の老化が進行するのは、このような関係にあるからです。

以上は真皮層の話ですが、表皮に於けるヒアルロン酸の働きも、肌にとってとても嬉しいスタイルの保水(保湿)効果です。
保湿成分の中でもムコ多糖類は、湿度や温度変化に影響されにくく、一定の保水力を維持できるのが特徴です。
中でもヒアルロン酸は、保湿成分の中でも群を抜いて保水力が高いので、一年を通じた肌の良い環境作りに是非取り入れたい成分です。

1.冬だけでなく、冷暖房空間は一年中湿度が低い乾燥環境を作っている

このような環境にあることが多い肌でも、ヒアルロン酸は保湿効果が殆ど低下することなく、肌を良い環境に維持してくれます。
他類の保湿成分が全て湿度の低い環境に比例して保湿力も低下するのと違って、安定した保湿効果を提供してくれるのです。

2.湿度が高い季節は、肌のべたつきや化粧崩れを気にして、逆に肌の保湿不足を起こしている

通常の保湿成分は、湿度に比例して保水力が高くなります。
普通に保湿したつもりでも汗や湿度を吸収し、肌がべたついてきます。
これではかえって肌(角質)を傷めます。
多糖類であるヒアルロン酸は給水力が高くならないので、べたつきや化粧崩れが少ないのです。
角質層を水浸しにすることがなく、肌が傷むことも少なくなります。

いかがですか。
ヒアルロン酸は乾燥時にも湿気の多い時にも、好ましい環境を作ってくれるのですね。

  • たっぷり保湿し満足したつもりなのに肌が乾燥してくる。
  • べたつくのに乾燥している肌…。

これなどは、保湿方法の失敗によっても起きる現象です。
保湿不足で角質を傷めているのです。
保湿成分の能力も大切ですが、その働くスタイルにも注目することが大切です。
角質ケアを成功させる、余り知られていない視点の一つです。

 
 
S》》 洗顔後第一歩目のケア…肌を整える。そのポイントは保湿。
そして、一年を通じて保湿を上手に行うキーとなる成分は、ヒアルロン酸と言うことでした。
それならヒアルロン酸さえ配合されていたら化粧水や美容液類は何でもよい?
…そう単純には行きません。
次なる問題は、どのような配合の妙が作られているか、ということです。
S》》 残念ながら、サッポーが美肌塾でお伝えできるのはここまでです。
あとは今日の知識・視点を踏まえ、実際にためして確認しないとわかりません。
  • つけた時の感触だけでなく、時間の経過を踏まえて化粧品を評価する。
  • 角質ケアの最終的な評価は一ヶ月程度かけて肌の変化を見ることです。
一生つきあう肌です。化粧品の選択には長い目の視点を持ちましょう。
 
 
 
 
《《B ヒアルロン酸なら私も知ってる。よく見る成分よ。
《《A 問題は、どのように配合されているかと言うことでしょう。
でも、それは成分表示を見ただけではわからないことです。
結局試さないと良さは分からないと言うことなのですね。
《《C 何を言うか。
以前は試しても判らなかったわけだろう。
視点ができると試し買いが少なくて済むというものだ。
長~い目だよ。わたしやもういいのを見つけているがね。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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