化粧品の選び方 Part-3…乾燥や冷気からの保護

角質ケア…化粧品の選び方 Part-3

 
 
《《B
B子
ニキビ肌だったから、乳液やクリームは全く使用しなかったの。
だってみんながオイル成分はいけない!って言うのだもの..。
《《A
A子
こだわってしまったのですね。
ダメなものはダメ!って先入観ができるともうダメですね。
偏った知識は恐いというお話でしょう。
《《B そうなの。美肌塾で角質ケアが判り、バランス良く使用するようになったら、あんなに沢山あったニキビが一年足らずでなくなったのよ。
先入観を植え付けたのは誰!?
《《C
C子
いつまでも思春期のつもりだったB子自身の責任。
他人の責任にしちゃあいけないな。
とっくに年増も、中年増のくせに。
《《B 「肌に対する責任はわたし自身にあり」でしょう。
わかってるけど、言ってみただけ。
(でもトシマって何かしら?)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めます。
 
 

保護(乾燥や冷気)ケアの必要性判断に間違いが多い

 
 
S》》 肌の保護は、
  1. 乾燥や冷気からの保護
  2. 紫外線からの保護
の二つに分けて考えるのがわかりやすいですね。
まず1の乾燥や冷気からの保護についてみていきましょう。
 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌を整えるケアによって、水分をしっかり保持した柔らかい肌ができると、それだけで十分良い状態になります。
しかし、そのままで放置すると、肌を守る皮脂だけでは不足する場面が多く現れます。
また、皮脂そのものが元々不足している部分もあります。

皮脂の持つ機能を補うのが油性化粧品、乳液やクリームの類です。
保湿しただけで良い状態だ…と手抜きをしていると、理想的な環境に居続けない限り、肌(角質)の劣化はスピードアップしています。
環境は様々に変わり、肌そのものも部分によっていろいろな状態にあるのですから、当然の成り行きです。

ところが、現実には油性化粧品による「保護のケア」はかなり意識が低くなっており、乾燥しやすい肌、皮脂が過敏な肌、大人のニキビ…など様々な、肌としては嘆かわしい傾向が全世代に於いて見られます。

▼ 偏見や先入観がもたらす誤ったこだわり

  • ニキビができるから…
  • オイリー肌だから…
  • 油分は酸化すると過酸化脂質になって肌に良くないから…
  • 油性化粧品は界面活性剤を使用しているから…
  • 油焼けするって言うから…
  • いつも保護のケアをしてると、肌が甘えて老化するから…

……だから、油分を使った乳液やクリームは使用しない

▼ 感覚や好みがもたらす誤ったケア

  • 化粧水や美容液で肌を整えたら、しっとり潤っているから
  • マットな感じが好きで、テカルのはイヤだから
  • 化粧崩れしやすくなるから

……だから、油分を使った乳液やクリームは使用しない

肌の守りが不足しやすくなるのも頷けますね。

全くの思い込みや誤解もありますが、多くは油分の持つ一面の短所にこだわり、肌が強く求めている油分の持つ欠かせない多くの長所を全て放棄するケアになっているのです。
乳液やクリームによるケアは、肌を健康に美しく保つ上でなくてはならないアイテムです。
ニキビ肌も不自然にオイリーな肌も、本質的な改善に取り組むには、やはり必要なアイテムなのです。
吉と出るか、凶と出るかは適切な利用がなされているかどうか、つまり成熟した角質を育てるケアになっているか否かなのです。

今日のテーマは選択ですから、「何故?どうして?」の解説はしませんよ。

 
 

乳液・クリーム類…選択の視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌に分泌される皮脂は、天然の乳液・クリームと言われます。
逆に言えば、乳液やクリームは人工の皮脂というわけです。
従って、特徴や性質は同じような長所と欠点を備えています。

しかしその中に優劣があります。
また好みに左右される優劣もあります。
あるいはまた一時的には好ましい成果を見せるが、長期的にはマイナス面が多いと言った類のものもあります。

従って、単純にこういうのは良くて、こんなのは良くない…というような視点は残念ながら提供できません。
しかし、適切な製品を選択する視点は持ちたいものです。

▼ 使用感から視点を得る

使用感は大切です。それだけに落とし穴も沢山あるところです。
ある程度のべたつきやてかりがあるのを好む人から、しっかり保護はしたいが、サラサラしたマットな感覚を好む人まで様々です。
使用して確かめていくしかないところですが、視点を持たないと上達しません。

◆ グロス感
:べたつき・てかり度合い、うるおい感とも言う

この感覚が好きな人は選択の幅が広いですね。化粧品に使用されるベースとなる油脂の殆どが不乾性油です。乾きにくいのですから、これらの配合が多いとグロス感に心配はありません。油脂として肌を守る力もOKです。

グロス感に関わりのあるものに保湿成分があります。これらの働きで肌表面の水分量がグロス感を出します。乳液やクリームにも配合されます。しかし守る力は弱いものです。保湿成分のあれこれは前回の授業を参考にして下さい。

油脂成分と保湿成分のバランスは大切ですが、表現が困難なためこれはあなたが使用して確かめ選択していく視点にしておきましょう。

◆ マット感
:サラリ・すべすべの度合い

問題は、このタイプを好む時に落とし穴が多いのです。
ところが、最近はこのマット感に人気があります。
「皮脂があるんだから乳液やクリームはいらない」といった、極端なケアもでてくるわけです。
化粧水や美容液の保湿能が向上したので、つけなくてもそんなにマイナス面を感じないからでしょう。
しかし、保護不足のマイナス面は後から現れます。

日焼け止め下地クリームに多用され、クリームにも使用されるシリコン油がこの問題を解決します。
撥水性(水をはじく)が高いオイルです。
汗に崩れないとか、耐水性があり…などと案内のある製品です。
べたつかず油脂が持つ守る力もOKです。
しかし、致命的な欠陥があります。
水をはじくから、角質層が水分を吸収できなくなるのです。
汗が多い時や、強烈な紫外線の下で過ごさないといけない時には、頼もしい肌の味方ですが、毎日こんなのを使用していたらつけた時は良くても、肌の乾燥(老化)はどんどん進んでいきます。

いつもマット感を求めるのは肌の老化と隣り合わせ!?

油でも油脂類ではなく、ロウ類に分類される油性成分がこの問題を解決します。
材料は同じ脂肪酸なので、肌を守る力はOKです。
そして特徴はべたつかない点です。
それなのに艶はあり、滑らかで使用感がよい。
しかし、シリコン油のように耐水性があるわけではありません。
その代わり、肌は水分を吸収し続けることができるのです。
マット感を求める人は、この成分の配合加減で好みのものを見つけることです。
動物性ロウとしては鯨ロウやミツロウ、植物性ではホホバ油が有名です。
サッポーが好きなのはこのホホバ油。
砂漠のような荒れ地に産する灌木(ツゲ科)の実から取れる、不思議な油(ロウ)です。
他の動植物性油脂類と比較し、酸化安定性が高い角質に優しいオイルです。

以上、保護のケア製品、乳液やクリーム類を選択する視点を紹介しました。

 
 
S》》 いかがでしたか。
乾燥や冷気から肌を守ることは、皮脂や油性成分の大切な役割です。
肌を健康に丈夫にすることが、肌の美しさを作っていきます。
肌を守るための製品…おろそかにできない大切なポイントです。

次回は、もう一つの保護のケア、「紫外線からの保護」製品についてみていきます。
まだまだ寒さが残っていますが、日射しは既に強くなっています。

 
 
 
 
《《B ネー、Cおばさん。トシマってなんですか?
《《C トシマは「年増」と書くのさ。
わたしの婆さんなど、数えで二十歳過ぎたわたしを年増って呼んでたな。
今で言う十八、ちなみに年増とは数えで27・28才までさ。

口の悪い婆さんでね。「鬼も十八、番茶も出花」なんて、十六のうら若き美人のわたしを誉めたつもりなんだな。

《《B (お婆さんって、おばさんそっくり。…私は中年増か..)
《《A (私は大年増にも入らない?まだ30よ!)
S》》 …………。
ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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