化粧品の選び方 Part-5…UV製品の応用・実践

UV対策は美肌を作り維持する上でとても大切なケア。
女性の意識も高く、製品は多種多様に用意されています。
しかし成果は?となると、あまり投資効果は上がっていないようです。

UV対策は美肌を作り維持する上でとても大切なケア。
女性の意識も高く、製品は多種多様に用意されています。
しかし成果は?となると、あまり投資効果は上がっていないようです。

角質ケア…化粧品の選び方 Part-5

 
 
《《C
C子
太陽の光は子供の頃から教えられている有り難い恵みに違いない。
だが、厳しい恐い顔も持っている。
前回の紫外線の性質と防止する成分の性質を聞いてたら、父親を思い出したよ。
真っ直ぐで優しいのだけど、短気で恐かったね。
《《B
B子
そうか!紫外線は短気で、肌は呑気というか気長なのよ。
呑気で気長な人が短気な紫外線と下手につきあっていたら、けっしてCおばさんにはならなかった。
当たってるでしょ?
《《A
A子
呑気で気長な肌が短気な紫外線と上手につきあうには、短気な性質が必要ってことですか。
Cおば様の(ように…あっ!)
《《C 何か言ったかい?
あたしゃ短気でも怒りっぽくもないよ。
恐い父親と接する時はいつも冷静に対処。
この鉄則さえ忘れなければ、優しくて扱いやすい父親だったよ。
《《B 理知的でいつも落ち着いているCおばさんと言いたかったのよ。
(扱いやすい……なんて)
S》》
サッポー先生
授業を始めます。
 
 

UVケアにこだわりは禁物、柔軟な対応がキー

 
 
S》》 前回の授業では、紫外線の持つ性質と紫外線防止に使用される成分の関係を見てきました。
今日はその応用編、実践編です。
  • どのようなUVケア製品をもち、
  • どのように使いこなしていくのか
…を見ていきます。
知識を持っていても、実践に応用されなければ、適切なUVケアになっていないのです。
 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

紫外線を防止することだけにこだわると、本来の目的である健康な美肌づくりを忘れがちです。
といって健康な美肌づくりだけにこだわっていると、紫外線の怖さを忘れて取り返しの付かない失敗をします。

紫外線を防御するパウダー類(紫外線散乱剤)、様々な紫外線吸収剤。
何れにも長所と短所があります。
一方、恐い紫外線もちょっぴり恐いだけの場合や、防御するためには多少のマイナス面には目をつぶってでも、しっかり対応しなければいけない場合もあります。
「UVケアはこれ!」というこだわりワンパターンケアは、美肌づくりのマイナスになっていることが多いのです。
ケースに応じた柔軟で適切なUVケアができるようになると、美肌はあなたのものになります。

 
 

UVケアはケースバイケースで対応する

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

無意識に、その日の適切なUVケアが取れるようになるには、その日の状況、ケースに応じたUVケア対応を、頭の中でしっかりシミュレーションし、間違いの少ない判断ができるようになることです。

練習してみましょう。視点は次の二つです。

  • その日の紫外線の状態を推定すること。
  • その日のあなたの生活スタイルを踏まえること

上の二つの視点を踏まえ使用する製品を考えます。

  • パウダータイプ(紫外線散乱剤)で大丈夫か
  • 紫外線吸収剤利用のものが必要か

簡単ですね。
それではケースを設定してUVケアを実際に考えてみましょう。

 
 

まず一般的で普通によくあるケース

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ いつもの日常と同じ生活スタイル。時々紫外線を浴びることもあるが、多くは屋内で過ごすことになる。

  1. UVケアはファンデーションだけにするのが、肌(角質層)に優しくて良い。
  2. 日焼け止め下地もまず必要なし。何れのタイプのファンデーションでも、UVA波、UVB波ともに十分防いでくれる。

▼ いつもの日常と同じ生活スタイル。多くは屋内で過ごすのだが、今の季節、紫外線が強いし、今日は良く晴れている。

  1. UVケアはファンデーションだけで良いと思うが、念のため、パウダー密度がもっとも高い固形のプレスドパウダータイプにしよう。
  2. 日焼け止め下地もまず必要なし。ファンデーションだけで、UVA波、UVB波ともに十分防いでくれる。
  3. 必要に応じて、メンテナンス(簡易な化粧直し)さえ忘れなければ、大丈夫だ。

▼ いつもの日常と同じ生活スタイル。多くは屋内で過ごすが、時々浴びる紫外線は超強力だし、良く晴れている。気温が高いので汗が心配だ。

  1. クリームタイプでパウダー入りの日焼け止め下地をつけておくことにしよう。クリームなのである程度汗にも流れにくいだろう。
  2. ファンデーションは今日の紫外線の強さを考え、パウダー密度が最も高い固形のプレスドパウダータイプにしておく。
  3. メンテナンス(簡易な化粧直し)には十分注意することにしよう。
 
 

少し異なった生活スタイルのケース

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 今日は屋外で過ごすパターンが多い。春の紫外線は真夏と変わらないそうだが、気温は低いので汗の心配はない。

  1. クリームタイプでパウダー入りの日焼け止め下地をつけておくことにしよう。
  2. ファンデーションは、パウダー密度が最も高い固形のプレスドパウダータイプにしておけば、UVA波、UVB波ともに十分だ。
  3. メンテナンス(簡易な化粧直し)は忘れないように注意しよう。

▼ 今日は屋外で過ごすパターンが多い。紫外線は真夏とはいえ、一日曇りといっていた。しかし汗はかくだろうな。余り自分勝手な行動は取れないから、化粧直しは一度できたらよしと考えよう。

  1. 日焼け止め下地は汗に強い紫外線吸収剤を利用したものにする必要がある。PA + の表示があるものが必要だ。SPF値は10~15が確保できれば十分だろう。
  2. ファンデーションは何れを選んでも流れやすいことに違いはないから、化粧直しが簡便なものを選ぶとしよう。
  3. メンテナンス(簡易な化粧直し)は日中一度は行うようにしよう。
    とにかく今日は、肌への優しさより、紫外線防止に失敗がないことが最大の優しさだ。

▼ 今日は週一のテニスコート通い。春の紫外線は真夏と殆ど変わらない。汗はかくし、化粧直しなどできるはずもない。タオルで腕で汗をぬぐうのは無意識に何度もするだろう。

  1. 日焼け止めはウォータープルーフの紫外線吸収剤を利用したものにする。PA + の表示があるものが必要だ。SPF値は15程度を確保すれば十分だろう。
  2. 好きな人は化粧するのもよいが、する必要を感じないから、私はしない。
  3. 日焼け止めのメンテナンスは、一時間に一度は行うようにする。
    SPF値やPA分類の表示(効果時間)などあてにできないアクティブな一日だから。とにかく今日は、紫外線防止に失敗がないことが優先。終われば洗顔し、いつものケアで化粧直しがベストだな。
 
 

肌が過敏で紫外線にも過敏になっているケース

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

紫外線に過敏な肌質であるだけのケースなら、上の二つのケースを参考に当てはめて対応すればよいのですが、紫外線に関係なく肌そのものが過敏になっている場合は、使用するアイテムを絞っていく用心深さが大切です。

単純に紫外線防止を優先できない状態だからです。
また、早く過敏さを取り除くことが、将来の美肌づくりに必須のケア対応です。

1.UVケア製品を肌に優しい次のアイテムに絞った上で、紫外線とのつき合い程度を考えこのアイテムを組み合わせる。

  • 純粋にパウダーだけのパウダリーファンデーション
  • リキッドタイプのパウダリーファンデーション
  • クリームタイプのパウダリーファンデーション
  • 固形タイプのパウダリーファンデーション
  • 日焼け止め下地製品の紫外線防止成分は、パウダーだけを利用したものに

2.肌につける以外のUV防止ツールを併用する。

紫外線防止にパウダーを利用することは確実で肌に優しいが、肌からはがれて効果が上がらない状態になっていることも考えられるからです。

帽子パラソルを初めとした、紫外線を遮るものなら何でも利用するという、身に付いた習慣が威力を発揮します。

 
 
S》》 以上、現実的な視点で実効のある製品選択の視点を紹介しました。
えっ!何故?という箇所があれば、前回の授業ノートをもう一度見直してみましょう。

> 化粧品の選び方Part-4・・紫外線からの保護

今回で『角質ケア…化粧品の選び方』については終講とします。
日々のスキンケアの基本となる要素を、できるだけ盛り込むようにしました。参考に役立ててください。
 
 
 
 
《《B 簡単じゃない。
パウダー(紫外線散乱剤)を利用した製品を普段の生活に使用し、特別な時は、肌にフィットする紫外線吸収剤を利用したもので紫外線から守りを固める…こういうことでしょ。
《《A でも、以前使用していたファンデーションですが、どうも肌の乾燥が気になってきたと思っていたんです。
この前の授業で紫外線吸収剤の成分名がでていたから、チェックしてみたんです。
そしたら、パウダーばかりだと思っていたのに、紫外線吸収剤が入っていたんです。
《《C SPF値が表示してあるものは調べてみたらいいよ。
紫外線吸収剤とパウダー(紫外線散乱剤)をミックスしたUVケア製品は多いと聞いたよ。
便利な時は便利だけど、普段は使わない方が良さそうだな。
《《B パウダーが入っているのは見れば解るけど、紫外線吸収剤は成分名を知らなければ解りっこないもんね。
私も調べてみよう。
スキンケアにはUV製品に限らず、使い分けができる製品がいい!ということなのね。
便利製品は不便製品、か。
S》》 大切な視点ですよ、B子さん。
環境や肌状態、ケースに応じて使い分けることができる製品を上手に組合せ、使いこなすのが、スキンケアのプロです。

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

コメントは受け付けていません。