石けんシャンプーは?

 
 
S》》
サッポー先生
さて、今日の授業から読者より戴いた質問・相談を紹介していきましょう。
テーマは、
です。
《《B
B子
石けんシャンプーが良いと聞いたことがあるので、切らしたシャンプーを買い忘れた時に、「エイ!やってみよう」と石けんで洗髪したことがあるの。
「ウン、いける..大丈夫」って感じだったのに、すすぎからドライするまでが、もう大変!。
二度とする気になれない。
《《C
C子
想像できるよ。髪が軋(キシ)むのだろう。
あたしの小さい頃は、それが当たり前だったのさ。
まー、面倒なだけだな。
しかし、今の石けんシャンプーはそうでもないんだろう。
《《A
A子
私は爪のことに興味があります。
倹約しなければいけない専業主婦になったから?
爪が以前のように美しくないのです。
炊事、洗濯、育児..、たぶん家事のせいだから、贅沢を言ってはいけないと思っていたのですけど。
《《C 炊事・洗濯は指や爪に関係あるね。
いつからか亭主が炊事・洗濯を手伝ってくれるようになってね。
私の爪も指もきれいになったよ。ほら、見てご覧。
《《B えっ!あのおじ様が炊事の手伝い?
(未来の夫を躾?する…ぜひ秘訣を…)
S》》 ハイ、授業を始めます。
 
 

石けんシャンプーは?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点
“茶々”さんより

『最近話題になっている石鹸シャンプーは、頭皮によいのでしょうか?』

『○○では専用の販売コーナーまでありました。』

静かな広がりを見せる石けんによる洗顔にあやかった? ブームでしょうか。
サッポーも時々、石けんシャンプーのあるコーナーを見かけます。

▼ 石けんシャンプーの長所

“茶々”さんのご質問通り、頭皮に良い洗髪法とお考えください。
石けん洗顔の良いところは肌に界面活性能を残さないことでしたね。
頭皮も顔の肌と皮膚としては同じです。
石けん素地を使用したシャンプーなら、頭皮に優しく洗髪をすることができます。

頭皮の状態が思わしくないと思われる人に、勧めたい洗髪法です。
痒みがでやすい、ふけが出やすい、小さな炎症を良く起こす…等々です。

▼ 石けんシャンプーの短所・弱点

長所があれば一方で短所があるものです。
石けんシャンプーの弱点は、使用方法が間違っていると、髪を傷める点です。
石けんのアルカリが髪のキューテクルを壊していくのです。
肌と髪では同じ角質でもその並び方が違うことによります。
肌の角質は一つひとつがセラミドでつながり密封されているので、さっとすすぐだけで簡単にアルカリは消え、界面活性能もなくなります。
しかし髪の場合、セラミドのようなものはなく、緻密に重なったキューテクルの隙間に石けんが入り込み、特別念入りなすすぎや事後処理をしないとアルカリが残ってしまうのです。

ところが、 「すすぐ時に髪が軋(キシ)み、もつれやすく、それでも丁寧に時間をかけてすすぐ必要がある。その後、酸性のリンス剤で中和してようやく安心できる。中和だけが目的のリンス剤なら、必要に応じもう一度、保護用のリンスあるいはコンディショナーを使用して仕上げる。」

…このような面倒さが短所と言えるでしょう。
しかし、これをいいかげんに行うと髪が大変です。髪の傷みは拡大していく性質を持っているからです。

▼ 手間さえ厭わなければ石けんシャンプーの長所が生かせる

頭皮の状態に問題がある人には、石けんシャンプーは貴重な存在です。
その有益性を考えると、多少の面倒は甘受しなければいけません。
頭皮は、髪を育てる土壌となっているところだと言うことを忘れてはいけませんね。

頭皮の状態が不安定で、いろいろシャンプーを変えてみたが、どれも満足できない…という場合、石けんシャンプーを正しく使用することがお勧めです。

▼ 髪も頭皮も大事にしたい。でも面倒はイヤ……

当然、このような欲求が出てきます。

このような欲求を満足させるタイプの製品とは、やはり髪の悩みが圧倒的に多いので、石けん以外の界面活性剤を利用したものとなります。
そして界面活性能(洗浄力)が弱く、頭皮に余り悪影響を与えない範囲で、しかし泡立ちが適度に良くて、髪を優しく洗える…といった製品が求められることになります。
そして、頭皮に対しどのようなフォローがなされているか…といったところが、各社にしのぎを削らせるところでしょう。

選択の視点はどうすればよいのでしょう。

頭皮は皮脂が活発で、黒い髪に守られているため、顔の肌と比較すると、かなり有利な良い状態にあります。
従って頭皮の角質層の剥がれは、顔の肌のようには亢進しないのが通常です。
これが、高い能力を持つ界面活性剤の使用を可能にしているのです。
しかしバランスが崩れると、悪影響が出てきます。

  • 頭皮に影響がないことを前提に、髪を優しく洗えるものが良い。
  • 洗髪だけで傷んだ髪も良い仕上げができる…といった便利性の高いものは悪影響が出やすいもの。
    髪に対しては適度に優しく、汚れを落とす能力だけで十分と考えるべき。
  • 髪の傷みが心配な場合、洗髪後のリンス(コンディショナー)やトリートメントで保護・補修のケアを行う。
  • 頭皮状態が良くない場合、石けんシャンプーを正しく使いこなす。

以上が洗髪料選択の大まかな視点です。
けっして「これだ」といった決めつけをしないようにすることが大切です。

 
 
S》》 “茶々”さん、こんなところでよろしいでしょうか。
 
 
 
 
《《C 髪の毛と肌の角質は同じケラチン質だと聞いてたが、建て付けが違うんだな。
キューテクルには、目地を繋いでいるセラミドがないんだ。
緻密で頑丈なケラチン質だけど、出入りは割と自由なんだ。
うん、これでだいたい髪がイメージできるようになったね。
《《B おばさんのイメージ法はいつも変わってるのね。
美しさというか、優美さが何とも…
《《A でも判りやすいです。
肌のように短期間で入れ替わらないから、建物を管理するように、構造を理解しないと、損傷防止も補修もできないということですね。
《《C 美しさや優美さは、思いやりが育む…
思いやりは、他を正しく理解することが可能にする…
あたしの「優しさ、美しさ」の源泉だね。
《《B ……??
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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