超音波とイオン導入

今回は超音波美顔器とイオン導入器について、サッポーの返信を紹介します。

前々回“顔剃り”配信のあと、超音波とイオン導入についての質問を次々と頂きました。
どうして……??…不思議…?

もしかすると、同じような連想を持たれた方が多いかなと思い、急遽、今回のテーマにいたしました。

 
 
《《C
C子
超音波だとか、イオンだとかいっても、何のことかわからないね。
そんなものが美肌の成長に関係してるとは思えないがね。
《《A
A子
それは余りにも無関心ということですよ。おば様。
科学的で根拠も明確だし、持ってらっしゃる方は多いですよ。
《《B
B子
私そんなの大好き。
聞いただけできれいになりそうに思う。
でも…どうして誰も私に勧めないのかしら?
《《C 勧められなくて幸いだよ。
今の肌で十分じゃないか。
ところで…その機械はいくらするんだい?
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 
 

読者リクエスト…超音波とイオン導入

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

“超音波美容器(機)”
“イオン導入器(機)”
……何となく名前を聞いただけで、何とかしてくれそうな気がします。


■ リクエスト

“トモコ”さん

>  家庭用の超音波美容機器とイオン導入機。
>  これは持って居られる方も多いと思います。
>  私もどちらも持っております。
>  一時はイオン導入機は皮膚科で薦められていたモノを購入、
>  ビタミンCを週に1回ほど導入し、
>  超音波はそれ以外の2日程使用しておりました。
>  良いという実感は特になく、
>  かといって不都合があるわけでもなかったので、
>  とにかく肌に良いという情報を信じて使用しておりましたが、
>  現在はちょっと保留して使用しておりません。

“jazz”さん

>  超音波美顔器って効果ありでしょうか??
>  でもそんなの効果なし~って言われたらショックなのですが……
>  それとコラーゲンは肌から吸収されるのでしょうか?
>  分子が大きいので吸収されないと聞いたり、
>  超音波なら肌に入ると聞いたり、
>  また、飲まないと無理とも、飲んでも無理とも聞きましたし……
>  情報が氾濫しすぎて判断できないというのが現状です。


■ “SAPPHO”のアドバイス

▼ 超音波と肌

超音波を利用した技術開発が様々に行われています。
洗浄に、測定や診断に、魚群探知、切断・溶着……そして美容にも、というわけですね。

音波が振動するエネルギーや、音波の伝播する性質を利用した研究開発です。
医療用器具としては、主医療を援助する道具として、あるいは補助療法として利用されています。
エネルギーですから、熱にも変換できるので、温熱効果から溶接にまで利用されたり、超音波メスや結石破砕のような機械的な力にも変換できるのです。
出力さえ管理されていたら、安全性は信頼できるものです。

肌との関係で正当な期待できる効果をみると、

*温熱効果
肌を内部から暖め血行をよくし、代謝活動を援助する。
*洗浄効果
洗浄剤を使用せず、汚れを肌からはがれやすくする。

この二つが関係する効用の重要ポイントでしょう。

洗浄効果はお風呂での利用にほぼ限られます。
毛穴を洗い過ぎて、ますます毛穴を拡げたり、ニキビの発生しやすい肌を作るといった失敗がないのでイイですね。
洗浄剤を使用せず、タオルや手も使用しないところが、よい結果を生むのでしょう。
しかも、温熱効果も同時に得られるので、一石二鳥というところでしょうか。
しかし、お風呂の中で超音波を出すような手軽な機器(設備)の販売は余り見かけません。
あるのは、家庭用のお風呂の簡易設備として、あるいは○○クラブや娯楽施設、施設の充実した病院くらいですね。

一方、温熱効果を利用した機器は、手軽なものが家庭用に販売されています。
お風呂に浸かるのと違って、部分的・局所的な利用になることと、実感するのが困難な長期的な効用を目的に、ケアを習慣として定着させるのは、なかなかどうして難しいことだろうと想像されます。

でも、よい影響を与え続けるものであることは、十分に想像できますね。

昔から温泉を利用した湯治(とうじ)が行われています。
湯治は超音波効果の効用がベースにあります。
温泉の泉質ばかりに目が向きがちですが、基礎となる効果はむしろこの部分にこそあるのだ、と言えます。

「元湯でないと…」ということが良く言われるのは、元湯(源泉)にだけ超音波が大量に発生する仕組み※になっているからです。
全身がその恩恵を受けるというわけですね。
 ※溶け込んだ空気が気泡化、破裂し、超音波が発生

超音波美容機器については身体によい温泉のようなもの…と、お考えになってはいかがでしょうか。肌に負担をかける下手な使い方さえしなければ、超音波そのものは肌の健康によいものです。

▼ イオン導入

皮膚の帯電バランスを一時的に崩すことにより、例えば、一時的にプラスイオン化された肌に、マイナスイオン化された成分との惹きつけ合う力を利用し、成分の侵入を助け、有益な効果を得ようというものです。

イオン導入は医療面における有効な局所療法として、様々な方面で研究が進んでいますが、何れも一時的な対症療法としての目的です。
スキンケアは肌を健康に、美しくするためのケアです。
それも、継続して行えるものでなくてはなりません。

このような観点から、サッポーは日常のスキンケアにイオン導入法を利用するのは、賛成できません。

* 肌に浸透するのはよいことなのでは?

外部から異物が侵入しないように、水も漏らさぬバリアー層として働いているのが、角質層(肌)の最大の役割です。

この角質層を無理矢理くぐり抜けさせよう(導入しよう)としている成分が、例えば、肌色を白くするための成分であれば、その目的はある程度の成果を見ることができます。
肌色を作っているメラニンの発生を抑制したり、既に発生しているメラニンを無色化するのですから、色が白くなるのは事実です。

事実といっても、白くなり続けるわけではありません。
余り有効な成分を使えば、肌本来の大切な機能が壊れるし、壊れない程度にすれば、メラニンは肌を守るために外部環境に応じて生産され続けているのですから、ある程度の白さへの変化が進んだところで均衡します。

このような、一時しのぎ的な肌の白さ作りを、果たして美容と呼んでいいのか、サッポーは大いに疑問です。
本来の肌の健康が作り出す美しい肌とは、違った方向のケアだからです。

肌が受けるダメージを少なくして、メラニンの生産量を少なくするのが、美肌を目的とした健康な白い肌作りです。
本来の美白ケアですね。

ただし、医療の一環として、日常の肌の健康な美しさ作りを一時犠牲にしてでも、肌の健康を回復させる方が大事な時があります。
イオン導入は、このような場合にこそ利用されるべきものだと、サッポーは考えます。

核を持つ細胞層である生きた表皮細胞内においては、化粧品もビタミンCも、全て異物として生体防御反応が起きる対象物です。
日常の美肌づくりを越えた大切な目的がある時以外に、バリアー層を越えて何かを肌に浸透・導入させることは、決して本来の美肌づくりに役立つものではありません。

いかがでしたか?
サッポーのアドバイスはお役に立ちそうでしょうか。
肌は、いつも健康で美しい姿になろうと努力しています。
スキンケアは、いつも原点を大切にチェックしていきましょう。


美肌づくりの基本は、良い角質層を作ること。
健康で美しい肌こそ、美肌づくりの基本ですね。

 
 
 
 
S》》 いかがでしたか。
判断となる視点はできたでしょうか。
コラーゲンとお肌への浸透という部分がお伝えできませんでしたね。
次回はこの続きをテーマにします。
S》》 ケアに対する疑問が少しでも湧いてきた時は、お便り(メール)ください。
サッポーがアドバイスを返信します。

また、美肌塾の授業に使用させて頂くことがあります。
その節はご了承くださいませ。

S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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