ああ!つっぱる肌……

洗顔後の肌は穏やかですか。
朝は明るく、「おはよう」という肌の声が聞こえますか。

肌は適切なターンオーバーが繰り返される中で美しく育っていきます。
適切な肌管理が行われておれば、肌は皆健康で美しくなっていきます。

ああ!つっぱる…と肌が叫んでいたら、それは改善しなければなりません。
美肌づくりの簡単な原則です。

 
 
《《B
B子
ニキビの中に顔があった頃、今頃の洗顔はいつも飛び上がってたわ。
つっぱるなんてものではないんだから…!
お勤めを始めたのにニキビなんて恥ずかしいから、洗い過ぎてたの。
汚れはもちろん、角質はニキビの敵だなんて思ってたし。
《《C
C子
ニキビがあった頃…ね。ついこないだの話じゃないか。
喉元過ぎれば熱さ忘れるというが、まー、忘れてないようだな。
《《B (つっこむ部分を捜してたな……おばさん)
《《A
A子
私も今頃の季節、朝・夜の洗顔が辛くて仕方ありませんでした。
すぐ化粧水をつけて、終わりにクリームで保護しないと心配で…肌が壊れそうでしたもの。
《《C A子の腕なんて、子育て真っ最中には見えなかったのにな。
きれいなものさ。
それが顔だけ特別乾燥肌だったのだから面白いね。
健やかに育ちさえすれば、肌はみんなきれいになるんだな。
《《A あらっ、おば様のシミが消えたのもそういうことですか?
《《C ウン…まー、きっとそれもあるということさ。
そうだろう?サッポー先生。
(あたしゃシミがある時だってきれいだったよ)
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 
 

ああ!つっぱる肌・・・

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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朝夕の洗顔後、しっかり肌の声を聞く習慣、身に付いたでしょうか。
「聞くだけなら簡単。残念ながらしっかりつっぱってたわよ。」

昨日と今日で、差がありましたか?
「えっ!差?はて…どうだっけ。」

これでは肌管理の腕前は上達しません。
今日は肌の囁く声まで聞けるように、洗顔後のつっぱり感、肌が感じる違和感について、もう少し理解をすすめておきましょう。

 
 

肌がどんどん生まれ変わっている肌は、良い肌?悪い肌?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

ここで少し前回の復習をしておきましょう。


◆ 洗顔後のつっぱり感・違和感とは

1. ダメージで傷んだ肌の状態を表す
肌、つまり角質層の状態です。様々なダメージで傷んだ角質層は水分保持力がまず低下します。
そのため乾きやすく、洗顔後はつっぱり感や違和感を感じます。
さらにこのような角質は、寿命が縮まり、はがれやすくなっています。
2. 肌の育ち具合を表す
良い角質として育てる肌管理ができておらず、水分保持力の弱い未熟な角質ばかりで肌が構成されている場合も、乾くスピードは速く、つっぱり感が強くなります。
このような角質は最初から寿命が短く、すぐに傷み、すぐにはがれていく運命にあります。

いずれも角質層の状態を表しており、その状態によって、ちょっとした違和感を感じたり、つっぱったり、痛みさえ感じるほどのつっぱり感として現れるものです。


このように、つっぱり感や違和感はダメージで肌を傷めた度合いや、肌そのもの、角質層そのものの育ちの程度を表しています。
そして、この状態が日々行われている表皮のターンオーバー(肌の生まれ変わり)に影響しています。
傷んだ肌や育ちの悪い肌の角質は、はがれやすくターンオーバーが亢進状態に、つまり早まりやすいのです。

角質がはがれていくスピードの速い肌は、新しい細胞も早く生まれ、早く育って、早く角質になろうとします。
肌が自らを守ろうとする必死の営みです。
かろうじて肌を守るための体裁を整えているわけです。
結果として、育ちの悪い角質で表皮表層が飾られることになるわけです。

このことを「肌の生まれ変わりを促進し、美しい肌を作る…」…などといわれたら、どうですか。
何となく美肌が作られるように思いませんか。
思ってしまいそうですね。
でも、これは大きな間違いです。
いつまで経っても、育った本当の美肌になれないのですから。

ターンオーバーとは、肌の成長するサイクルと言い換えることができます。
ゆっくりとした本来のスピードでターンオーバーが行われなければ、肌は育つ間がないのです。
このターンオーバーのサイクルをコントロールしているのが、角質層の状態です。

つまり、

  • ターンオーバーの状態が肌の成長(美肌づくり)をコントロールし、
  • 角質層の状態がターンオーバーをコントロールしている

ということは、角質層の状態を良い状態にしておけば、肌は良く育ち美肌が育つようになるということです。
そして、

  • 角質層の状態を報せているのが、洗顔後のつっぱり感・違和感である

というわけです。
洗顔後のつっぱり感や違和感を知り、正しく日々のケア対応をすることが美肌づくりをコントロールすることになる点、再確認して頂けましたね。

 
 

つっぱり感・違和感の程度や変化が示している肌の状態
 & 肌の状態を踏まえた美肌を育てるケア対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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▼ 以前からずっと、いつもつっぱり感を感じている肌

※肌の状態

本来のターンオーバーのサイクルより速いペースで角質がはがれる状態があり、表皮細胞も速いペースで生まれ育っている肌です。
そのため角化した角質は未熟で小さく、機能不十分で乾きやすく、傷みやすい肌として肌を守っています。

ターンオーバーのペースを本来のスピードに戻そうとしてもすぐに傷みはがれてしまうものだから、あいかわらず速いターンオーバーのサイクルが維持されやすい状態です。

角質層の上の層から下の層まで、ほぼ均一に未熟な角質で構成されています。

※ケア対策

使用している洗顔料やスキンケア製品に、角質をはがれやすくしているものはないか見直すことが、まず最初に必要です。
ケアした時の良さを最優先したものが多いので、注意が必要です。
大切なのは、角質を大切にしたスキンケア製品であるかどうかです。

以上の点が大丈夫なら、次はあなたのケアの方法、肌管理の中に間違いを捜す必要があります。

  • 保湿と保護のケアを環境やダメージに対応し、適切に行っているか。
  • あなたの手入れのテクニックに、物理的な力で角質をはがしている習慣はないか。

間違いの捜し方についてテーマだけ記しましたが、この中にはちょっとした間違いが数多く隠されています。
しかし、このような間違いが習慣やいつものパターンとして継続されていると、けっしてつっぱり感が減じていくことはありません。
つまり、美肌が育ち出すことにならない、ということです。

上の状態における程度の差は様々です。
かなり強く感じるものから、それほどでもないものまで。
しかし、つっぱり感を感じるのを、乾燥した環境や季節だから当然と考えては美肌は育ちません。
乾燥した冬でも、肌が乾くのを「ちょっぴり違和感を感じる」といった程度にまで改善すべきです。
このような状態にある人の本来の肌は、もっともっと美しいのです。

▼ いつもよりつっぱり感が強くなった肌

※肌の状態

いつものペースより、急に何かの原因により、多層の角質がはがれたか、或いはいつもより大きなダメージで角質層の傷みが拡大した状態の肌です。
いずれも肌の水分保持力が小さくなり、以前より肌が乾きやすくなったために感じる感覚です。

これをきっかけに悪循環に陥り、つっぱり感の強い状態が恒常化する場合が多いものです。
あるいは、さらに強いつっぱり感を起こす肌に変わっていくこともよくあります。
肌は傷むとさらに傷みやすい状態になるので、悪循環に陥りやすい時といえます。

※ケア対策

この時の対処は大切です。
肌の健康度を一段恒常的に低いステージに引きずり降ろした状態で安定させてしまうことが多い、極めて危険な時なのです。
なぜなら肌の防御能は、弱った状態でいつものケア、そしていつものダメージ環境だと、回復する体力が発揮できないからです。

このような時は、まず保湿と保護のケアを今までよりしっかりと行います。
さらに、その後の肌環境に注意します。
紫外線はもちろん、乾燥した環境にも注意です。
特に風に肌をさらす時間、冷気に肌を置く時間を短くすることがポイントです。
ある程度肌が回復するまで、肌の声を聞きながら手抜きのない日を続けます。

見た目や触感が回復したからといって対策の手をゆるめてはなりません。
日々の洗顔後の肌の声で判断することが必要です。

 
 

補足

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌の見方と対策については、単純に二つに大別してお話ししましたが、いろいろな段階があります。
判断もその程度に合わせて応用して考えて下さい。
もっと小さな肌の声の変化を聞き取れるようになって頂きたいのです。

大まかなストーリーとして話しておりますので、具体策を突き詰めていくと、どうしたらよいか判らなくなる方もおられるでしょう。
別の機会に、角度を変えて、一つひとつ焦点を当てていく機会を持つことにします。

  •    × 一歩進んで一歩下がるような肌管理ではダメ
  • ×× 半歩進んで一歩下がるような肌管理はもっとダメ
  •     一歩進んで半歩下がる…これなら誰でも美肌が育ってきます

スキンケアの極意は育つ肌を維持することです。
後退する以上に、必ず前進する方を多くすることです。
日々の積み重ねの上に美肌は作られていきます。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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