肌の声を左右するダメージ…紫外線

「冬に紫外線の話?」などと言っているあなた。
冬だって紫外線はしっかりあなたの肌に影響しています。
降り注ぐ紫外線量が1/3、1/4になっていても5倍・10倍の時間、平気で紫外線を浴びているあなたがいるでしょう。

UVB波が減少しているため、目につく影響は感じにくいのですが、真皮層を損傷するUVA波は余り減少してないのですよ。
着実に肌の劣化・老化を進めています。

冬にこそ、紫外線対策の正しい習慣を身につけるチャンス。
ワンランク上の美肌術を目指しましょう。

 
 
《《B
B子
ふーん、冬の紫外線なんて気にしたこともなかった。
シミはないし……以前はニキビの悩みでいっぱいだったからかな。
《《C
C子
何を言ってる。
そんな認識だと、きっともうシワの基礎作りは進んでいるな。
《《B えーっ! シワの基礎作り……??
《《A
A子
サッポー先生がいつか言ってたじゃないの。
真皮層のコラーゲン線維は何年もかけて作られている。
一方紫外線は、浴びた量だけ確実にコラーゲン線維を壊し続けてるって。
このスピードの差が壊す方に優勢だと、ある日突然シワが……。
《《C そうだな。もしかするとシワでなく、たるみかもな。
《《B ひぇー!今日の授業は……聞き逃せない。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 
 

肌の声を左右するダメージ・・・紫外線

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

肌の声を聞く習慣が身につくと、次の目標は肌が受けるダメージについて知ることです。
ダメージの影響は様々です。
一過性のダメージですむ場合もあれば、気づかない内にジワジワと肌を劣化(老化)させているダメージもあります。

肌が日々受けている様々なダメージに気づき、適切な回復の処置がいつもとられているか否かが、将来の美肌に大きな差となって現れてきます。

  • 一過性のダメージは判りやすく、対処を忘れることもないが、そのフォローが継続してなされているか…は、疑問である。
  • ジワジワダメージは気づきにくいだけに、有効に対処されず、必要以上に肌の老化を招いている。

肌が美しくなるのは、本当は簡単なことなのです。
肌はいつも美肌を目指し育とうとしています。
しかしダメージを受けると、成長は一歩後退します。
時には二歩後退します。
こんな時、いつも育とうと努力している肌は、適切なケアの助けがあれば、こうした遅れを取り戻す力を持っています。

しかし後退を一歩取り戻しただけで「アー、良くなった」で済ましていたら、美肌づくりは足踏み状態。あるいは少しずつ後退していることさえあります。

  • 「もうしばらく助けて欲しい。」
  • 「まだ改修工事は完了していません。」

このような肌の声が聞こえず、あなたが助けてあげなかったら、肌は虚しい努力を続けている可能性があります。

  • ダメージの性質と影響を、もう一歩踏み込んで知る
  • ダメージの個性を知ると、今まで気づかなかった肌の声が、聞こえるようになる

ダメージを良く知ると、肌の声がより明瞭に聞こえるのです。
美肌を目指している肌の努力を効果的に応援してあげましょう。

今回は紫外線です。

 
 

紫外線が肌に与える影響

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

紫外線はUVA波(長波長)とUVB波(短波長)というように、波長の長さで大まかに区分されて説明されています。
UVB波より波長の短い紫外線、UVC波は恐い紫外線ですが、ほとんど地表に降りてこないので、ここでは取り上げません。

まず一般的な知識として下記を踏まえておきましょう。

▼ UVA波(波長320~400nmの紫外線)

皮膚の真皮層まで達し、コラーゲンやエラスチン線維を破壊、活性酸素を発生させ遺伝子を傷つけたり、皮膚免疫力を低下させる。
シワやタルミ等、肌の老化を促進する主犯。
メラノサイトを活性化し、日焼け(サンタン)を引き起こす。
もちろんシミを作る主犯でもある。
雲やガラスも通り抜ける為、浴びていることすら気づかず肌を傷めている。

シミやシワとして肌表面に影響が現れるのはずっと後のため、ダメージを受けていても気づかないのが特徴。

▼ UVB波(波長280~320nmの紫外線)

皮膚表面の細胞層に炎症や火傷を引きおこす。
肌が赤くなるのはこの初期症状である。
またシミを作る犯人の一人でもある。
真皮層までは直接届かないが、傷ついた表皮細胞が皮膚ガンに発展することもある。

UVA波がじわじわと肌を傷め壊していく性質なのに対し、UVB波はエネルギーが大きく、その場でダメージを体感しやすい、わかりやすい紫外線である。

▼ UVC波(波長200~280nmの紫外線)

波長が短くオゾン層に遮られ、地上に届くことはなかったがオゾン層破壊の進展で注目されるようになった。
破壊力は超強力だが、ここでは言及しない。

純粋に肌への影響度を見ると波長の短いUVB波が圧倒的に破壊力が強く、恐い紫外線のはずです。
しかし、シミやシワはUVA波が原因となっています。
一体肌との関係はどのようになっているのでしょう。

UVケア製品でSPF値として紫外線防御能の参考値が用いられています。
このSPF値が、UVB波に対する防御能を表しています。
一方、PA分類と呼ばれている+の個数で防御能が表されているのが、UVA波に対するものです。

しかし、使用するUVケア製品の示すこれらの値を守っていたら、紫外線対策になると安心するのは、大きな間違いです。目安の一つ程度に考えるべきです。

紫外線で老化した肌を自然に老化した肌と比較すると、細胞の姿・形、育ち方そのものまで著しい違いが認められます。
いかに紫外線の破壊力が大きいかが、伺われます。

紫外線が自然老化に比べて、肌の老化スピードを著しく早める影響力を持っていることも特徴といえます。
「自然老化」と区別して「光老化」と呼び分けている理由です。

以上が紫外線について共有すべき基礎認識です。
紫外線ダメージが他のダメージと異なる大きな特徴は、肌の表面から深奥まで多大な悪影響を及ぼす点です。

 
 
 
 
S》》 今回の本当のテーマは、このような危険な紫外線とつき合いながら、いかに美肌を育て続けるかにありましたね。

でも、今日のところは一般的な知識だけにしておきます。
次回は肌のタイプ別に紫外線ダメージの影響を見て、あなたが紫外線とつきあう中で、陥っている罠を発見することにしましょう。

S》》 あなたが陥っている罠が見つかると、紫外線とつきあっている肌の声が、より明瞭に聞こえるようになります。
その時、あなたの美肌術はランクが一つ上に上がっています。
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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