毛穴の黒ずみ、足にできた“たこ”

 
 
《《B
B子
私、指にペンだこがあるの!
そんなに目立たないのだけど…。
時々気になり出すと、もうダメ。
せっかく良い形の指をしてるのに。
《《C
C子
へー、B子にペンだこがあるとはね…。
意外や意外!見直したよ。
そういえば、最近じゃ一番熱心にサッポー先生の講義をメモしてたものな。
《《A
A子
B子さんの指にそんなのありました?
あら本当だ。でも気になるものには見えませんけど。
《《B A子さんはあんな優しいご主人が居るんだもの…。
《《C なぜA子の亭主がでてくるんだい?
ハー、そうか。
B子は指でいい人を見つけようって腹なんだ。
あたしゃ心だと思うがね。
《《B 誉められたことにしとく…。
S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 
 

毛穴の黒ずみ

 
 
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■ “Hiroko”さん のご質問

>  いつも楽しくサッポー美肌塾を拝読しております。
>  物理的ダメージについては、巷で良しとされているケア方法が
>  間違いだらけと知って少々驚きを感じております。

>  さて、サッポーさまに質問なのですが、私は今、鼻の毛穴の黒ずみ
>  と足の甲辺りにあるシワに悩んでおります。
>  鼻の毛穴の黒ずみに関しては、
>  インターネット掲示板などで紹介されていた

  • オリーブオイルでマッサージする
  • オリーブオイル+石鹸の泡で洗顔する
  • 重曹で軽くマッサージ・洗顔(鼻の周りのみ)する
  • 塩で軽くマッサージする

>  等をひととおり試してみたのですが、一向に毛穴の黒ずみ解消+
>  毛穴の引き締め効果が得られません。
>  サッポーさま、お勧めの方法はありますでしょうか?


■ “SAPPHO”のアドバイス

まず“鼻の毛穴の黒ずみ”からみていきましょう。

“Hiroko”さん。答えは簡単ですよ。まず発想から変えていきましょう。

  • 今すぐよくするという思いを捨てること。
  • 黒ずみを取り除くという考えを捨てること。

「えっ!」と思われるかもしれませんね。
でも、なぜ黒ずみができているかを考えると「なるほど…」と納得できます。
上の二つの発想があると上手くいかないのです。

▼ 黒ずみは毛穴出口付近に付着する酸化した皮脂や汚れ

このような事実を聞かされると、やはり取り除きたくなるのが人情ですね。
取り除くことはできるのですが、付着する原因をなくさない限り皮脂や汚れに終わりがあるわけではありませんから、付着し続けます。

 
 

毛穴に黒ずみができるわけ

 
 
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  1. なぜ毛穴付近に付着するかというと、毛穴の出口付近が少し凹み、毛穴の出口付近の肌表面が硬くなっているからです。
    程度の差はいろいろですが、皮膚の状態としては毛穴が目立つ状態とまったく同じです。
  2. この汚れがなぜ取れないかというと、硬くなった皮膚表面と酸化した皮脂汚れはピッタリとくっつき一体化しているからです。
    取り除こうとしてもなかなか剥がれません。
    急くと、必ず皮膚表面と一緒に剥がされることになります。
    皮膚表面とは角質のことです。
  3. ノーズパックとか、汚れ取りパックなどといわれているのが2の方法の最たるものです。
    その場はきれいになりますが、すぐまた元通りの黒ずみが…。
    繰り返していると、毛穴の開きがさらに目立つようになり…。
    あとはお定まりのコースですね。

このようなわけです。
しかし、そもそもなぜ毛穴が拡がり気味になってくるのでしょう。
毛穴が目立つのは、鼻や鼻周りまた額・眉間など皮脂腺の発達している部位によく見られます。
「皮脂腺が発達しているから、毛穴だって大きくなるのは当然」といえなくもないのですが、大きさの違いは本来目でわかるような違いではありません。
原因は、何かの因で角質が予定より早くはがれていくような肌管理、肌ケアになっているからです。
代表的な例を挙げてみましょう。

 
 

皮脂腺の発達部位は洗い過ぎの傾向が

 
 
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  1. 皮脂の多い部分は時にベタベタするし、汚れもつきやすいもの。
    すると、どうしてもよりさっぱりさせたいと思う傾向が出てくるのは、当然かもしれません。
    しかし、この当然の思いがさせる洗う熱意は人様々、使用する洗顔料の働きもそれぞれというわけです。
  2. 適切でない洗顔が、角質のはがれる周期を予定より早くしている、もっとも大きな原因になっています。
    日々のケアの結果、角質のはがれるテンポがほんのわずか速いテンポに傾いていると、日々作られる角質は次第に未熟な角質に変わっていきます。
    剥がれるのが速まると、育ちが十分でない表皮が角質にならざるを得なくなってくるからです。
  3. 未熟な角質は水分保持力が弱く、痩せて薄く小さいものですから、乾きやすく硬いのです。
    硬いだけなら良いのですが、細胞が小さいから毛穴は拡がらざるを得ません。
    毛穴が拡がると、毛穴付近はますます乾燥の影響を受けやすくなります。
  4. このようにして硬い皮膚表面が作られ、酸化した皮脂汚れがピッタリとくっつく肌(土壌)が作られていきます。

汚れを取り除くことは大切なことですが、角質まで取り除くことに繋がる洗浄は、今日・明日の視点で肌を見ているとそれなりに満足できる結果を見せてくれますが、一週間後・一ヶ月後の美肌にとってはマイナスでしかありません。
時間の経過と共に進行するため気づきにくいのですね。
だからこの罠にはまる方が多いのです。

結論はいつもの美肌塾です。

  • 黒ずみなど気にせず、肌が育つケアを心がけます。
  • 育った表皮が角化し角質が作られていくと、次第に柔らかい、能力の高い角質の層に変わっていきます。
  • 柔らかい肌に酸化した皮脂汚れはこびりつくことができません。通常の洗顔で毎日きれいに洗い流されるようになります。
  • 毛穴は目立たなくなり、成熟した角質は寿命がくると自らセラミド分解酵素を放出し、洗顔時に自然に剥がれていきます。

黒ずみは取り除くのではなく、肌そのものを変えていくことが正しいスキンケアの方法なのですね。

 
 

黒ずみ対策・補足

 
 
サッポーの
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“Hiroko”さんがお試しになった方法を検証。

  • オリーブオイルでマッサージする
  • オリーブオイル+石鹸の泡で洗顔する

これらは比較的弊害の少ない提案ですね。
オイルマッサージは純粋なオイルクレンジングそのものです。
弊害があるとすれば、マッサージの巧拙です。
強くしないと取れないが、強くすれば確実に角質が一緒にはがれていきます。
オイルに石鹸を加えるのは、いわば手作りのオイルタイプクレンジング料ですね。

残念ながらいずれも、酸化してこびりついた皮脂汚れを無理なく落とす能力は持ち合わせておりません。

  • 重曹で軽くマッサージ・洗顔(鼻の周りのみ)する
  • 塩で軽くマッサージする

これらはいわば、スクラブ洗顔です。
重曹や塩をスクラブとして利用するものです。
汚れを削り取ろうという発想ですね。
重曹は食器洗いなどに生活の知恵として良く用いられますが、硬度の低い肌にとってはいくら優しくしても角質には微細な傷がたくさんつき、角質の剥がれをはやめます。
多少強く扱えば黒ずみは取れますが、角質も一緒に取り除かれていきます。
塩も同じです。
待っているのはますますの悪循環、というわけです。

 
 

足にできた“たこ”

 
 
S》》 もう一つご質問を頂戴していました。
 
 
サッポーの
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■ “Hiroko”さん のご質問…続き

>  もう一つ、足の甲辺りにあるシワですが、シワというか…宮崎の
>  海岸にある“鬼の洗濯板”のような、おばあちゃんの足のようなと
>  いえば想像できますでしょうか……・・そんな深いシワがあります。
>  これは、軽石などでこすってよいものなんでしょうか?

>  掲示板などで質問してみたのですが、一つも返事をいただけ
>  ませんでした。
>  顔や手については、私なりに手入れしているためか、シワは
>  ほとんどありません(40代です)。
>  子供の頃から正座が大好きでどこでもいつでも正座していた
>  から?サッポーさま、何か良い案がありますでしょうか……・・
>  どうぞよろしくお願いいたします。


■ “SAPPHO”のアドバイス

“足の甲の辺りにあるシワ”
“宮崎の海岸にある鬼の洗濯板のようなシワ”
“おばあちゃんの足のようなシワ”
>  これは、軽石などでこすってよいものなんでしょうか?
>  子供の頃から正座が大好きでどこでもいつでも正座していた
>  から?

“Hiroko”さんの表現力をサッポーも欲しいところです。
青島に渡る洗濯板は素晴らしい景観ですね。
でも洗濯板なんて名前…、現代に通用するのでしょうか。
残念ながらサッポーには十分通用します。(=_=;)

 
 

足の甲にある鬼の洗濯板のようなシワ

 
 
サッポーの
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正直に申し上げて、サッポーもこのような質問は初めてです。
でも、答えは“Hiroko”さんのご想像にあるとおりです。

>  子供の頃から正座が大好きでどこでもいつでも正座していた
>  から?

「耳に“たこ”ができる」という言葉が今でも使用されますが、この“たこ”です。
座りだこというのが一般的ですが、通常圧迫を受けやすい間接骨のある付近に円形状に厚く硬い部分ができるものです。

たこは、皮膚の同じ部分に刺激が反復される、圧迫や摩擦などが繰り返し長期に渡り日常的に繰り返されると、局部的に表皮が厚く硬くなってできるもので、角化症の一つです。
強い圧迫や摩擦の加わりやすく、角質層の厚い手のひらや足の裏にできやすいのですが、正座の多い生活だと足の甲やくるぶしのあたりにも良くできます。
また、合わない靴を履くことによる圧迫の多い部分にもできます。

“Hiroko”さんの場合はこのようなたこと比べると、きっと厚みも硬さもさほどではないのでしょうね。
足の甲部分は5本の足指骨が並んでいる所です。
きっと正座の習慣がおありだからでしょう。
通常の座りだこと違い、しわのように並んでできたのは“Hiroko”さんのくるぶしより下部分の関節や筋肉が柔軟だから、足の甲全体に上手く圧迫重力が分散された結果なのでしょうね。
それで足指骨に沿ってたこができているものと考えられます。
これがシワとして表現されているものの正体だと思われます。

 
 

たこは治る?

 
 
サッポーの
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たこをなくす方法は簡単です。
しかし、実際になくすことはなかなか難しいかもしれません。

▽ 圧迫や摩擦をなくすことです。

これだけで確実に皮膚は柔らかくなり、通常の厚みに近づくにつれ、シワも消えていきます。
しかし、正座することをやめるなんてできませんね。
サッポーも正座をやめましょうとは言えません。
むしろ、お勧めしたい女性の美しい姿勢の一つだと思っています。

でも圧迫を減少させ、シワを目立たなくする提案はできそうです。
座布団の改良です。
板の間に座るとまさに骨で体重を支えることになるので、局部的な圧迫はものすごいことになるのですが、座布団はそのかかる重量を面に拡げる役割を持っています。

この座布団の素材を「低反発枕」などといって注目されている、低反発ウレタンフォーム(スポンジ)に変えるのです。
市販されているのは枕や寝具としてのマットばかりで、座布団はまだ少ないようです。
見つからなければ、マットを購入されて座布団に作りかえるのです。

この素材が出始めた頃はマットだと数万円しましたが、今は一万円以下になって多く出回っています。
これを適当な大きさに分断して座布団に使用すれば6枚、二枚重ねで作っても最低3枚はできるわけです。

正座好きの“Hiroko”さんにとって、きっと優しい味方になってくれるはずです。
Web上でも探してみましょう。
見つかるかもしれませんよ。

▼ “Hiroko”さんに追伸

>  これは、軽石などでこすってよいものなんでしょうか?

この質問にお答えするのが漏れておりました。

軽石で擦ってその後保湿と保護のケア(例えば化粧水と乳液など)をし、さらに乾燥防止に靴下類を工夫される生活が継続できるなら、改善は早くなります。

しかし、そのような面倒なことができない場合、けっして軽石での角質はがし(削り)はしないで下さい。逆効果です。
角質が厚くなっていることは事実ですが、それは皮膚の防御能が発揮されている姿なのです。
削ればますます角質の増殖が行われます。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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