美肌を作る腸内善玉菌

 
 
《《A
A子

美肌の基礎が肌の健康にあるのですから、肌を支えている身体の健康が大切なのはとても素直に理解できます。
でも乳酸菌がそれほど……?

そういえば母が乳酸菌の大ファン。
Cおば様に負けない元気さです。

《《B
B子

私、ヨーグルトなら大好きよ!
でもよく便秘気味になるの……どうして?

《《C
C子

バランスだよ。バランス。
何かを取ればいいってものじゃないのさ。
あたしゃヨーグルトなんて食べないけどね。
乳酸菌はしっかり取ってるよ。

バラしたくなかった秘密だけど。教えるか……。
あたしん家にはぬか漬けの床が四つに、キムチ床が二つ。
この指を見てご覧よ!白魚の指を。

《《B

えっ!お漬け物で指がきれいになるの?

S》》
サッポー先生
ハイ、授業を始めましょう。
 

美肌を作る腸内善玉菌

 
 
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■ “ちゃ子”さん のご質問

>  こんにちは。私は”ちゃ子”と申します。
>  サッポー美肌塾、いつも楽しく真剣に(!)読ませていただいて
>  います。

>  ところで以前、活性酸素を生む原因のひとつに、「腸内の悪玉
>  菌」があるというお話しがありましたが、善玉菌を増やす食生活
>  はまたの機会に、ということでした。
>  是非、この話題を詳しく伺いたいです。

>  サッポー先生、どのような食生活・ライフスタイルが有効なのです
>  か?
>  また、積極的に摂ったほうがよい食材などはありますか?

>  このお話をメルマガで詳しく聞かせていただければと思い、
>  メールしました。
>  ぜひよろしくお願いいたしますm(__)m

>  それではこれからもメルマガ楽しみにしています。
>  それでは失礼いたします。(駄文で申し訳ありませんA^^;)


■ “SAPPHO”のアドバイス

駄文だなんて“ちゃ子”さんは奥ゆかしいご性質の様子。

サッポーは美肌塾の原稿が決まり大助かりです。
おまけにタイトルまで“ちゃ子”さんのメールからスッと思い浮かびました。
ありがとうございました。

 
 

腸内悪玉菌の弊害

 
 
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善玉菌のお話しをする前に、悪玉菌について多少の知識を持っておきましょう。
なぜなら、悪玉菌が増えると善玉菌は減ってしまうからです。

私たちの腸の中には約300種類の細菌が住み着き、その数は約100兆個ともいわれています。
そして、ある一定のバランスを保ちながら、実は私たちの身体にとても大切な貢献をしてくれているのです。

  1. 身体にとって必要なホルモンやビタミンB群の産生に関わる。
  2. 蛋白質や糖質を分解し消化を助けている。
  3. 脂質の消化吸収をコントロールし、余分な脂質の排泄を促進する。
  4. 有害な物質や発ガン物質の分解と排泄。
  5. 腸の中を酸性に維持し病原菌の繁殖を防ぐだけでなく、腸の蠕動運動を活性化し、消化を助けている。
  6. 免疫、感染防御…等々

まだまだあるのです。
でもこれだけでもすごいことですね。
これらの働きが無くなれば、私たちが健康に生きていくことは俄然困難になってきます。
もちろん、肌にだって重要な悪影響を与えます。(後述)

大切なのは、善玉菌と悪玉菌が適切なバランスで住み着いていることなのです。
悪玉菌といわれる菌だって、身体の健康に貢献している面も多々あるのですね。
しかし、善玉菌が増えても貢献のバランスは崩れないのですが、悪玉菌が増えるとバランスが崩れてしまうというわけです。

▽ 悪玉菌がなぜ増える?

最大の原因は食生活にあります。

悪玉菌は蛋白質や脂肪が大好きなのです。
蛋白質や脂肪の一部を分解し、有害物質を作り出していくのです。
蛋白質や脂肪分の多い食生活に偏ると、ドンドン悪玉菌が増えていくというわけです。

▽ 悪玉菌が増えると便秘や下痢気味に

悪玉菌の作る有害物質や有毒ガスが増えてくると、腸の蠕動運動が妨げられ排便がスムーズに行かなくなり、便秘になりやすくなります。
逆に下痢症状になることもあります。
そして、どちらも慢性化しやすいのです。
サッポーのお客様にも心当たりのある方が多くいらっしゃいます。
現代女性に便秘の傾向が多くみられるようになったのは、食生活の変化した現代だけの特徴なのかもしれません。

※参考:善玉菌・悪玉菌

善玉菌とは主として乳酸菌です。
多くのビフィズス菌やアシドフィルス菌、ラブレ菌、そして乳酸桿菌、等々です。
これらの乳酸菌には多くの種類があることが知られるようになってきました。
悪玉菌とは大腸菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌、プロテウス、緑膿菌..等々です。
でも、大腸菌などはよい働きをすることも多くあります。
一概に悪玉と評するのは少し可哀想な気もしますね。

▽ 有害物質や有毒ガスとは?

悪玉菌が増えると悪玉菌の作る有害物質や有毒ガスが増えるだけでは済まず、便秘がちになり、便秘はさらにこれらの発生を促進します。
腸内に排泄物が永く留まり、腐敗が始まり、有害な毒素が腸内に充満してくるのです。

毒素とは、硫化水素、スカトール、インドール、メタン、アンモニア、ヒスタミン、ニトロソアミンなどで、いずれも猛毒といってよいものです。

※参考:チョッと残酷なレポート

悪玉菌や便秘による腸内毒素について、国立予防衛生研究所が行ったもので、便を蒸留水に溶かし、濾過した液をごく微量マウスに注射した実験レポートです。
毎日出ている便の場合は全く異常は見られなかったのですが、三日便秘の便の場合、なんとマウスは即死したというものです。

▽ 肌とどんな関係が?

これらの毒素が、まず腸内で活性酸素を発生させます。
大変だということでの身体の防御反応なのです。
活性酸素の威力でやっつけようとするのです。
しかし、活性酸素は両刃の剣。腸そのものをも傷めていきます。

さらに、ここで発生した毒素はやがて吸収され、全身を駆けめぐることになります。
肝臓で解毒処理されたり、腎臓で排泄処理されたりするのですが、それまでにあらゆるところで活性酸素の発生を誘発します。
身体のいたる所を傷めていくわけです。

最後に行き着くところが肌

処理しきれなかった毒素(老廃物も含む)は、もう一つの出口である肌へ向かいます。
肌から毒素を排泄しなければならなくなると、

  • 通常よりも皮脂腺が活発化し、皮脂と共に毒素を体外に排泄しようとします。

というような経過を辿るわけです。

肌への悪影響

  • 皮脂に含まれる毒素で毛穴が傷つき、皮脂詰まりを起こしやすくなります。これがニキビの原因となります。
  • 皮脂に含まれた毒素の刺激がメラノサイトに伝わり、メラニンの大量生産を促します。これがシミの原因になります。
  • 分泌された皮脂が作る皮脂膜は、本来肌(角質層)を護るベールの役目をしているものですが、毒素を含むことよって逆に角質層を傷め、肌荒れを引き起こしたり、ニキビの原因にもなります。

いかがですか。悪玉菌の増勢が引き起こす肌への影響。
スキンケアだけでは駄目なことがわかりますね。
というより、スキンケアが肌を見ただけの健康管理では不十分な場合も多いということですね。

それでは、“ちゃ子”さんお尋ねの「腸内の善玉菌を増やすにはどうしたらよいか」を見ていくことにしましょう。

 
 

腸内の善玉菌を増やすには、どうしたらよいか

 
 
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  • 乳酸菌を取り入れ、腸内における善玉菌勢力を常に優勢にする。
  • 糖質や食物繊維の摂取量が多いと、乳酸菌は自動的に勢力を増やす。

要点をいうと、この2項目なのです。
といっても乳酸菌なら何でもよいかというと、やはりポイントがあります。

▼ アシドフィルス菌
アシドフィルス菌は変化に強い菌で、その他の善玉菌が繁殖する上でも、このアシドフィルス菌が存在することが重要な影響を及ぼすものです。
まさにキーとなる乳酸菌です。
発生毒素を解毒し、腸を整え、食中毒を防いでいます。
悪玉菌が活躍するのに必要な酵素の活性を低下させます。
腸内異常発酵によるガスや便秘を軽減します。
このように、とても頼りになる乳酸菌なのです。
▼ ビフィズス菌
ビフィズス菌は他の乳酸菌が糖を分解して乳酸を作るのに対し、さらに酢酸をも作ります。
酢酸の殺菌力が下痢や食中毒を防いでいます。
また、腸の蠕動運動を盛んにし、便秘を防ぎ、且つ改善します。
悪玉菌が作る有害物質を取り除き、免疫力を高め、肝機能を助けます。
そして嬉しいことに腸内でビタミンB群を作ってくれるのです。
食生活の変化した日本人に不足しやすいビタミンです。

この二つの種類の乳酸菌がキーとなります。
もちろん乳酸菌は様々なものを取れば取るほどいいのですが、この二つの乳酸菌は外さないようにしましょう。⇒ ラベルをしっかり見ましょう!

食習慣について、一言アドバイス申し上げます。

腸内の環境が良い状態に維持されると、乳酸菌食物・飲料を取らなくても、腸内の乳酸菌は増え続けます。
といっても、毎日数十億単位で乳酸菌は排泄されていきますので、正確には善玉・悪玉菌の勢力バランスが良い状態に保たれるということですね。

腸内の環境を良い状態に維持する決め手は、乳酸菌が好きな食物を摂取することです。
乳酸菌が好むのは、次の食物類です。

▼ 糖質
糖質といっても砂糖ではありません。
五穀(米・麦・粟・豆・きび又はひえ)といわれるものが中心です。
五穀豊穣の祈願が今でも全国あちこちの神社で行われています。
今では粟・きび・ひえなどは縁が遠くなりました。
でも米・麦・豆類を材料にした食物なら、まだまだ沢山ありますね。
▼ 食物繊維
野菜・根菜類に、豆類、キノコ類に海草類などに豊富に含まれています。
いくらでもあるはずの食品ですが、動物性食品が多くなった現在の食生活に不足しやすいものです。
しかし、チョッと意識するだけでいくらでも摂取することが出来るものでもあります。

これらの食品をいつも取るように食生活を整えていきましょう。
それも量を出来るだけ多くとることが秘訣です。
和食が健康食として米欧で人気があるのは、この辺りに本当の理由があるのでしょうね。

そういえば発展途上国などで、時たま異様に長寿な国や村などの存在がクローズアップされることがありますね。
彼らの生活スタイルにはたいてい、これらの乳酸菌に関連した食物が関係していることがわかります。
日本のように医療の発達した国で、尚この習慣が根付くと、最長寿国としての記録がさらに伸びても、今話題になっている医療費負担の伸びは半減するに違いありません。

結論は簡単でしたね。
乳酸菌と糖質、そして繊維の多い食物の摂取を工夫して私たちの生活に取り入れ、習慣にしていくことです。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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