私の肌は敏感肌……という思い込み

前回の「作られた脂性肌」、思い当たる方がたくさんおられたでしょうね。
「いわれてみれば、なるほどそうだが、私の場合はちょっと……」と足踏みをしてるだけでは何も変わりません。

何事も一歩から始まります。
肌を変えていくのも最初の一歩を踏み出さない限りスタートしません。
日々育つ努力を続けている肌に報いてあげましょう。

使用する化粧品の選択とケアの判断、サッポーがお伝えしてまいります。
あなたの美肌が育っていきます。

私の肌は敏感肌……という思い込み

 
 
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「私の肌は過敏だ」「敏感なところがある」「過敏になることがよくある」などと感じている女性はとても多いようです。
そして「過敏であることが私の肌質なんだ」と思っているのです。
生まれついての肌質が過敏であるかのように…。

サッポーご愛用者の調査では、軽微なものまで含めると40%を越える方が自分の肌を最初、敏感肌だと回答されています。

また敏感肌に縁が深く、重なるものにアトピー肌・アレルギー肌があります。

アトピー肌、アレルギー肌の質問をすると、ご自分の肌をアトピー肌もしくはアレルギー肌だと思っている方がとても高い確率でいることに驚かされます。
現在そうだと思っている方が15%を越え、顔には出ないが身体の皮膚にアレルギーがあるが23%、皮膚には表れないが何らかのアレルギーを持つが58%でした。

読者の皆様はこのアンケート結果をどのように思われますか?
サッポーのデータは100や200のデータ平均値ではありません。
毎年万を越えるデータをいただいていますが、安定してこのような回答をいただくのです。

信頼できる専門機関(大学及び政府)による大がかりな個別面接データから同様の数値を辿ってみると、今から30年余り前には大人のアトピー様症状は2%程度の検出であったのが、10年前には7~11%という高い確率で見いだされるようになっています。
それでもサッポーのアンケートから見ると半分以下の数値です。

とはいえ、敏感肌やアトピー肌、アレルギー肌が増えていることに間違いはなさそうです。

一方、このような報告があります。ある有意な皮膚科医による医師グループの治検レポートによると、成人の肌でアレルギー症状の出ている肌のほとんどは適切な治療(ケア)で、アレルギーを起こさなくなる…というものです。
アレルギー症状が出続ける人は5%も残らないというから、全体の構成比に置き直すと、成人における真因性のアトピー・アレルギー肌は1%にも満たないということになります。

以上のデータ・報告類を合わせ考えますと、日本人の肌は30年余り前と本質的には何も変わっていないことが容易に推定されます。
しかし、アトピー肌様、ないしはアレルギーの症状を表すことが増えているのは事実なのです。

長々と余りおもしろくない話をしてまいりましたが、何をお伝えしたかったかというと、自分がアレルギー肌、アトピー肌だと思っている方のうち、少なくとも90%以上の方の本来の肌は、アレルギーでもアトピーでもない、もちろん敏感肌でもない……ということなのです。

  • アレルギー肌・アトピー肌のほとんどは解消するもの
  • 敏感肌のほとんどは解消するもの

ということです。

いかがですか?敏感肌の方は希望が湧いてきたでしょうか。
きっとあなたの敏感肌やアレルギー・アトピー肌はあなたの思い込みに違いありません。
脂性肌と同じように作られた敏感肌、作られたアレルギー・アトピー肌なのです。

肌が育つケア…一歩を踏み出しましょう。

 
 

“作られた敏感肌”誕生のパターンをチェックする

 
 
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結論を先に申しましょう。敏感肌やアレルギーが出やすい肌とは肌のバリアー層が劣化している肌です。
バリアー層が貧弱になっている肌です。
そう、いつもいっている角質層の角質一つひとつが痩せている肌なのです。
育ちの悪い肌なのです。

乾きやすく縮みやすい痩せた角質で出来た肌には容易に異物が侵入します。
化粧品は全て異物です。
良かれと思われる様々な化粧品成分も、生きた表皮細胞にとっては異物なのです。
表皮細胞に接する角質層に異物が侵入すれば、肌は防衛反応を起こします。
この反応が大きいか小さいかの違いがあるだけです。

感じることさえない小さな反応から、ピリピリした刺激を感じる場合もあれば、赤くなったり湿疹が出来る様な炎症を伴う大きな反応もあります。
侵入するのは化粧品成分だけではありません。
細菌やウィルスだって侵入しやすくなります。
肌上の汚れや大気中の様々な物質が影響を及ぼすこともあります。
アレルゲンとなる物質もこれらの中に含まれています。

これだけではありません。
痩せて水分の少ないバリアー層は熱さや冷たさ・寒さにも敏感になってきます。
このような非物質の刺激に対してさえ、肌は次第に過剰な反応をするようになります。

これが敏感肌です。アレルギーを起こしやすい肌です。アトピーっぽい肌というわけです。

  • 私の肌ってちょっとしたことで赤くなりやすいの…。
  • いつも使ってた化粧水が突然使えなくなることが…。
  • 化粧品を使用すると痒みを感じることが…よくある。
  • 何かをきっかけに肌トラブルに巻き込まれることが…。
  • 季節の変わり目はいつも肌トラブルが…。
  • アルカリ性の石けんなんて刺激が強くて使えない…。
  • etc...

このような肌の過敏さは、その大半が作られたもの、角質層が育っていないことによるものです。
角質層が育たないのは、何かの理由で角質の剥がれが予定以上に早く剥がれる状態が続くようになることから始まります。
早く剥がれると育っていない表皮が角化するので、育ちの悪い角質・角質層が出来るというわけですね。

 
 
S》》 どのようなパターンがあるか、そのいくつかを見ていきましょう。
あとは自分で考えるのですよ。
サッポーの知らない角質剥がし、角質剥がれのパターンは沢山ありそうです。
 
 

乾燥肌には保湿…という決めつけが作り出す過敏性

 
 
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乾燥肌にとって、保湿すること保護することはどちらが大切だと思われますか?
文句なしに、保護することの方が数段大切なのです
ところが保護のケアはなおざりにされていることが多々あります。
乳液やクリームの使用が敬遠されているからでしょうか。どうしてでしょう。

乾燥肌は肌の水分が少なくなっているのだから、保湿する。
とても解りやすいですね。
もちろん、保湿することはよいことなんですよ。
ところが、保湿することと保護することが同じ意味で使用されているのをよく見かけます。
保湿することによって肌の乾きが保護される度合いは高まりますが、「保護している」とはとても言えない程度の保護力しかありません。

でも、保護されていると思えてしまうのかも知れません。
保湿ケアだけでもケア後しばらくは、肌の状態・感触ともに良いですからね。
それに保湿能の優れたケア製品は沢山ありますから..。
だからでしょうか。
ジワジワと水分が奪われていくのには気づかないわけです。
ところが水分を一定以上奪われた角質は、確実に剥がれやすくなっていきます。
このようなケアが続いていたら、いつの間にか乾燥しやすい肌、育ちの悪い肌、つまり敏感肌ができあがっています。

乾燥した環境では保護の決め手として、ある程度油性度のある乳液やクリームが必要です。
油性化粧品が必要なのです。
ところが油性化粧品が使用される割合は減少傾向にあります。
べたつきなどの油性を感じる感触が嫌われているからでしょうか。
油性化粧品は肌に良くないという誤解が、いつしか誤情報として頭に埋め込まれているからでしょうか。

べたつきが嫌なら、べたつかない油性化粧品を捜せばいいわけです。
その日その場がいくら気持ちよく肌を整えることが出来ても、長いレンジで肌を劣化させているケアでは正しいケアとは言えません。

 
 

オイリー肌対策が作り出す過敏性

 
 
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本来オイリーな肌が過敏になっていくことは少ないものです。
肌を守る皮脂に恵まれた肌なのですからね。
ところがこの恵まれたオイリー肌に、意外にも敏感な肌が多くなっています。
どうしてでしょう。

気づかれましたか? そう、前回の美肌塾「私の肌は脂性肌‥という思い込み」が敏感肌を作り出している例が圧倒的に多いのです。
オイリー肌対策としてより、オイリーな肌を作るケアをしている方が多いからです。
復習のためにもう一度列挙しておきますね。

  • さっぱり洗い流せる化粧落としの多用
  • 油性を感じさせる洗顔料・化粧落としの忌避
  • 油っぽい肌部分の不適切な洗い過ぎ傾向
  • さっぱり感のあるケア製品を求める傾向
  • 乳液・クリーム類(油性化粧品)の忌避
  • etc...

いやいやこんなのは生やさしい。もっとすごい人達がこのタイプにはいます。

  • 毛穴の汚れや角栓を取るといってピーリングケアをする
  • 角質を剥がれやすくするケア製品を好む傾向

このようなケアの傾向が、ますます皮脂の活発さ、過敏な皮脂の分泌を招いていたのでしたね。
ところが、さらにこのようなケアの深みにはまっていくと、必ず過敏さが出てきます。

なぜって、角質の剥がれを促進していたのですから、一定以上角質層の育ちが悪い状態になると、何しろバリアー層が弱体化するのですから、様々なことに肌が過敏に反応するようになるのは、ごく自然な成り行きなのです。
オイリー肌が過敏さを伴うようになったとき、皮脂が必死で肌を守っていたために角質の未熟化は想像以上に進んだ肌になっています。
ちょっぴり哀しくて皮肉な経緯です。

本当のオイリー肌対策は全く反対のケアであったわけです。

 
 

過剰な清潔意識が作り出す過敏性

 
 
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潔癖症ではなくても、肌の立場から見ると迷惑としか言いようのない清潔好きな人は随分多いものです。
肌を清潔にすることを通じて、角質剥がしを行っている場合が多いのです。

でも当の本人は清潔にしているだけ、清潔意識が過剰だなどとは少しも思っていません。
知らず知らず、罪の意識なく敏感肌が進行していきます。
アレルギーの出やすい肌が作られていきます。

決して肌を清潔にすることがいけないと言っているのではありません。
肌は清潔な方がよいに決まっています。しかし清潔意識が強いと、ほんのちょっぴり必要以上に角質を剥がす傾向が出てくるのです。見てみましょう。

※肌の洗浄回数が増える傾向のある人(洗浄剤を使用して)

  • 肌がベタベタすると思ったら思い切って洗顔するタイプ
  • 汗を多量にかくと洗顔せずにおれない人
  • 一日3回ないしは3回以上洗顔することがよくある人

手が汚れたのに洗わない人は見ていても不潔感があります。
その手で食べるものだって触るわけですから、でもその時にいつも洗浄剤を使用していたら、手は荒れやすいはずです。
角質層が数十層ある手のひらや指の腹だって荒れてきますね。
水仕事の多い女性ならよく知っていることです。
ところが顔の肌は10層前後の角質層です。
とても良い状態の肌でせいぜい15層程度の角質層です。
洗顔は日に2度を基準にしましょう。
手を洗うのも水洗いで十分清潔を維持できることがほとんどです。

※洗浄時、すすぎ時の摩擦と意識

  • 肌のぬめりを確かめるように指をすべらせている
  • 肌に引っかかりがあると知らず知らず指先に力が入る
  • 肌と指の接触面がるんるん、きゅっきゅっ、になるまで満足しない

このような感覚や意識を決して悪いと決めつけるつもりはありません。
しかし危険な要素がたくさん潜んでいます。

男性の中には、まるで手に着いたマジックインキでも擦り洗いするように力を込めて洗う人がいます。
女性ならある程度知識が行き渡っているので、余り圧力をかけずに洗う人が多いでしょう。
しかしその加減となると優しいつもりの力にも、人により大きな差があるのが問題なのです。

洗浄剤で指が滑らかにすべっている場合、まだこの摩擦加減の影響はそんなに気にしなくていいものです。
問題が多いのはすすぐときです。
このときの摩擦はとても大きくなっているため、効果的に角質を剥がしている場合が多いのです。
言葉で表現できない感覚の差が作る罪です。

  • ⇒洗浄剤を使用しての洗顔は言葉通りの“撫でるだけ”でよい
  • ⇒しっかりすすぐの意味は、湯水と肌との接触を増やすことです

擦ることではないのですね。
擦る力で汚れを落とすのではなく、洗浄剤の溶かす力で洗い流しているのです。
湯水との接触の多さですすいでいるのです。
これで十分に清潔さは維持できるのです。

 
 

私の肌は敏感肌・・・という思い込み:まとめ

 
 
サッポーの
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いかがでしたか。
敏感肌が作られていくパターンをイメージ出来るようになられたでしょうか。
いずれも意識せずに角質の剥がれを促進していくことから始まっています。

このようなパターンはまだまだいくらでもありそうです。

  • 熱い風呂大好き‥が作る過敏性
  • 化粧乗りの悪さ‥が作る過敏性
  • ○○○○○○○‥が作る過敏性
  • etc...

角質が予定以上に剥がれる現象は、使用する化粧品の選択だけにあるわけではけっしてありません。
あなたの生活習慣に、あなたのケア習慣の中に気づかない形で隠れている場合も多いのです。

敏感だと思っているあなたの肌、敏感さを増幅させているのは何か。
あなたにとっての○○を発見しましょう。
敏感肌の90%以上は、作られた敏感肌です。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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