何をしても効果がないニキビ……どうしたらよい?

最近特に多いご相談がニキビに関するものです。
様々な状態のニキビ肌、様々な段階のニキビ、老いも若きも、そして男も女も…。

肌が育たないケアが増え、ニキビ肌が増えているのでしょうか。

2年前からニキビが…何をしても効果が…どうしたらよい?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

■ “TAKEI”さん のご質問・相談

>  2年前からニキビがちらほら、出てきたのですけど ニキビ用洗
>  顔フォームとか塗り薬をやっても効果があまりみられません……
>  どうすればいいでしょうか?


■ サッポーからのアドバイス返信

“ニキビのできない肌にする”ということと、“今日できそうなニキビや、既にできてしまったニキビへの対処”は別物です

>  どうすればいいでしょうか?

先にサッポーのアドバイス結論をお伝えします。
「肌を育てること」です。
肌が育てばいつの間にかニキビはできなくなっています。
皮脂が詰まらなくなるからです。

ご質問が大きな範囲なので、ここではニキビ対策に取り組まれる上での概念的なことをご案内します。
まずこの辺りをしっかり押さえて頂きたいのです。
これからの肌改善、ロスタイムを少なくするために...。

 
 

ニキビ対策には治療という側面とニキビ肌改善という側面がある

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

ニキビ対策に取り組む上で大切なことは、大きな二つの視点を持つことです。

ニキビを単純に二つに分けると、皮脂詰まりを起こしている段階のものと、皮脂詰まりが炎症を伴っている段階のものに分けられます。
ところが、どちらも同じニキビと呼ばれています。

単純な皮脂詰まりから、炎症を伴うと赤味が出、中には化膿するまでに生長するものがあります。
化膿ニキビは下手をすると、肌に瘢痕を残すことだってあります。
そのためか、ニキビがあるということは、見た目のストレスの高まりと、心理的な不安を高じさせる一面をもっています。

“TAKEI”さんのニキビがどのようなものか、ご質問からは想像しかできないのですが、ニキビ対策の取り組みにおいて、下に案内します二つの視点を持ち、二つの取り組みを明確に区別し、並行して行っていく必要があります。

このあたりの認識が混乱していると、いつまでもニキビ肌とつきあい続けることになります。
ニキビと古い友人になっている方がたくさんいらっしゃいます。

1.治療という視点/炎症防止、炎症拡大の抑止

皮脂が詰まるだけで、やがて詰まった皮脂も炎症に至らず取れていく場合、積極的に治療という視点での対策はとられません。
しかしニキビの多くが炎症にいたり、中には化膿するまでに炎症が拡大する場合、炎症防止策、炎症拡大の抑止策が必要になります。

皮脂が毛穴に一定以上貯まるとアクネ菌が増殖し、炎症が始まるのですが、こうなるとスキンケア製品では適切な対処ができません。
しかし痕が残ると困りますから、何とかしなければ…というのがこの視点に置ける対策となります。

お医者様に診て貰い、内服あるいは外用の薬を使用する。
あるいはまた、市販の塗り薬という手もあります。
いずれも殺菌効果、抗炎症作用のあるものです。

大きな肌の損傷を回避するために、とにかく今を何とか切り抜けることが大切。
この場の対策を講じ、大事に至らず治めたい…といった性格の取り組みです。

2.ニキビ肌改善の視点/皮脂の詰まらない肌を育てる

皮脂詰まりを起こさない肌を作るとは、つまりニキビができない肌に改善していこうという取り組みです。
正常な肌はいくら皮脂が活発に分泌されても皮脂詰まりを起こしません。

このような肌を作るにはどうするか。
肌を構成している一つひとつの細胞、一つひとつの角質細胞が十分に育った細胞に入れ替わると、皮脂詰まりを起こさない肌の完成です。
つまり、肌を当たり前に育てることがニキビ肌改善の対策となります。

サッポーがみなさんにお勧めしているスキンケアですね。
肌が育つケアは、どのような肌トラブルにとっても改善の基礎となるものですが、ニキビ肌や、毛穴の目立ちなどは改善の過程がわかりやすい部類のトラブルと言えます。

しかし肌が育つことを対策とするのですから、改善は着実でも、長い目で肌を見るゆとりの視点が求められます。

というように、それぞれ大切な視点であり、ニキビ対策としての取り組みであるわけですが、▼1のようなその場対策を長期的なニキビ肌改善の取り組みと混同している例が多いようです。
その他にもその場対策的なニキビ対策が氾濫しています。
このことが、ニキビ対策に取り組む視点を混乱させているようです。

 
 

ニキビ対策を混乱させる対策の取り違え例

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

対策の混乱は、治療としての対処法以外に、類似の効果を狙った急場対策用のケアやケア製品の存在にあるように思われます。

  1. 殺菌効果が期待できる洗顔料やケア製品
  2. 硬くなった角質を積極的に柔らかくするケア製品
  3. 角栓や詰まった皮脂の除去に積極的なケアや洗顔
  4. 毛穴の隅々まできれいにするのに積極的なケアや洗顔
  5. 古い角質を取り除くのに積極的なケアや製品、洗顔

けっしてこのような対策やケア製品が悪いということではありません。
これらはニキビの防止や、ニキビの生長を阻止してくれる要素をもっています。
しかしそれは一時的な対策に過ぎません。
その場の最善策として用いられるべきケアで、けっして長期的に継続して取り組むケアであってはいけない方向なのです。

これらはニキビができない肌作りを目指す「肌が育つケア」とは対極にあるものです。
続ければ続けるほど、その場の効果とは逆にニキビのできやすい肌に変化していきます。

ニキビに悩む人にとってのストレスや焦りを考えると、その場対策に流れやすい点は良く理解できますが、取り違えて欲しくない大切なポイントです。

ニキビ対策を混乱させる例を取り上げた、美肌塾のバックナンバーがありましたので紹介しておきます。
こちらも参考にしてください。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

コメントは受け付けていません。