“肌断食”について

 
 
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サッポー先生
さて今回のお題は、ちょっぴり変わった視点の話題がテーマです。
サッポー製品のモニターをしていただいた“asacco”さんからのご質問を紹介します。
 
 
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■ “asacco”さん のご質問・相談

>  最近やたらと「肌断食」という言葉を耳にします。
>  普段お肌のお手入れをしすぎて、過保護になってしまうと肌が自
>  分で育たなくなるので、定期的に肌断食をしましょう。というような
>  こともHPでよく見かけます。
>  自分で肌が育つことを考えると、必要なことのような気もします
>  が……・。
>  今サッポーのモニターとしてスキンケアしてますが、30分のノーケ
>  アトレーニングもほぼやっています。とくにひりひりするなどのトラ
>  ブルはありません。

>  今生理中です(ほとんど終わりがけ)が、毎回生理前~生理中は
>  必ずニキビがあごにできます。今回はできなかったのですが、お
>  わりがけの今できてしまいました。(いつもより小さめでひどくはな
>  いようです)

>  毎日のノーケアトレーニングが自分で肌を育てるトレーニングだと
>  すれば、定期的な肌断食は必要ないような気もします。

>  自分の肌の状態に応じて、ということがとても大切であるとは思う
>  のですが、肌断食についてのサッポーの視点からアドバイスをお
>  願いします。


■ サッポーからのアドバイス返信

肌断食…HPをあちこち覗いてみました。Googleで検索したら50,000件もヒットしました。けっこうな話題になっています。これは美肌塾でも一度は取り上げないといけないですね。

何でも化粧品は一切使用せず洗顔も湯水で洗うだけというものや、化粧品の使用は最低限にして、必要に応じて洗顔料の使用もするがとにかく控えることを基本に数日間続けると言うものなどが見受けられました。

“asacco”さん、この場を借りてタイムリーな話題のご提供、感謝申し上げます。

> 普段お肌のお手入れをしすぎて、過保護になってしまうと肌が
> 自分で育たなくなるので、定期的に肌断食をしましょう。という
> ようなこともHPでよく見かけます。

サッポーは肌断食の価値は現状の肌を知ることにあると思っています。
でも肌を知るだけなら、サツポーがお勧めしている、洗顔後の30分ノーケアトレーニングの実施だけで十分に判ることですね。

過保護にすると肌が自力で育たなくなる…と言うのは、すごい断定です。
もしかしたら、せっせと間違ったケアを続けていた人に対し、「一喝」の効果を狙った、間違ったケア変更の決断をさせる方便かも知れませんね。

手入れのし過ぎで過保護になるといった現象はありません。
肌が育つ環境が整えば、肌は必ず健康に育ちますからね。
本当の狙いは間違ったケアをやめさせることにあるのだと、サッポーは思いましたよ。

> 今サッポーのモニターとしてスキンケアしてますが、30分のノ
> ーケアトレーニングもほぼやっています。とくにひりひりするなど
> のトラブルはありません。

> 毎日のノーケアトレーニングが自分で肌を育てるトレーニング
> だとすれば、定期的な肌断食は必要ないような気もします。

その通りですよ。“asacco”さん。
今の実施状況でよいと思います。
負担を感じる日はけっして、無理にしないで下さいね。

30分ノーケアトレーニングは、洗顔後に何もつけない時間をとることによって肌の持つ機能をフル稼働させ、自然な肌の機能リズムを回復・あるいは維持・あるいは整える目的で行っているものです。
同時に素肌の状態が、今どのような状態にあるかを見る良い機会を提供するものなのですね。

そしてこのトレーニングは肌をいじめて鍛えると言ったものでは決してありません
肌は筋肉のような鍛え方は出来ないものです。負荷がかかり過ぎると、ただ傷み劣化するだけです。
トレーニングするのは機能なのですね。従って30分以上行うのは肌にとってマイナス面が出てきます。
またトレーニングとしても、30分以上はほとんど意味がありません。

> 毎回生理前~生理中は必ずニキビがあごにできます。今回は
> できなかったのですが、おわりがけの今できてしまいました。
> (いつもより小さめでひどくはないようです)

少しずつ角質層の育ちが良くなっているのでしょうか。
焦らず、確実に、月ごとに、少しずつ前進を感じるケアこそ本物の肌の変化です。
いいですよ。
これからに期待することにしましょう。

さて、それでは肌断食について、サッポーの意見を述べてみます。

 
 

肌断食について

 
 
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“肌断食”……すごい言葉ですね。
でも何となく一度くらいはやってみたくなるような妖しい魅力が漂います。
違いましたか。“asacco”さん?

実は今から10年余り前のお話ですが、サッポーのスキンケアをアドバイスしていくときに、「過保護度テスト」と言って、今、“asacco”さんが実施しておられる30分ノーケアトレーニングの前のさらにもう一つ前のスタイルで、けっしてトレーニングではなかったのですが、肌を知る機会を設けていただくようにしておりました。
その上でお一人お一人アドバイスをしておりましたが、このテストが“肌断食”とよく似ています。

今はスタイルを変え、健康度テストの名称で行っています。
そして普段は「30分ノーケアトレーニング」というわけですね。
肌断食の改良された姿だと考えます。

当時だけで数万人のデータを頂きました。
目的は肌を知ることにあったのですが、名前を「過保護度テスト」などと意味深な名称にしたせいか、一部において大きな誤解を生む原因を作ってしまったように思います。
どういう誤解かと言いますと、ちょうど今話題の“肌断食”を扱ったサイトに散見される誤解と本当によく似たものでした。

 
 

“肌断食”で肌に様々な良い変化が…!?

 
 
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良い変化…これが良き誤解を生んだ原因でした。
過保護度テストを実施して、つまり肌断食を実施したら、肌がきれいになった、元気になるといったことがけっこうたくさん見られるのです。

しかし良くなったきっかけは、

  • 間違った洗顔料や洗顔法をやめたこと
  • 不適切な化粧品や間違ったケアをやめたこと

にあったのですが、何もしないことが良いことだ、過剰なケアが良くないのだ……等という、本当の理由とはちょっとずれたところに、価値を見いだされたモニターの方もいらっしゃったのですね。

サッポーが覗き見したサイトでも、“肌断食”そのものに価値を見いだすような誤解が生まれているのが散見されました。
ちょっと心配なところです。

過保護度テストや肌断食をきっかけに、なぜ良くなったのか……真の理由は、

  • 角質の剥がれが少なくなった
  • 肌の育つゆとりが生まれ、成果が現れるようになった

からです。

この辺りの、改善された理由の解説となると、たぶん上と同じようなことを説明する一方で、全く逆の説明も混じっている‥といったものを“asacco”さんもご覧になったのではないでしょうか。
様々な有益情報と誤情報が混じり、混乱しているのが散見されました。

しかし、一部の肌において“肌断食”の実行で良い結果が現れることは事実です。
その結果、「角質を大切に美しく育てるケア」にたどり着けると良いのですが、“肌断食”そのものに価値を見いだし、その実施だけが目的になると悲劇が始まります。
良き誤解に潜む危険な罠があったわけです。

「肌断食」という言葉が一人歩きを始めるのですね。

 
 

“肌断食”で肌に様々なトラブルが…!?

 
 
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“肌断食”の真の効用は角質の剥がれを促進する洗顔料や洗顔法をやめ、様々な角質剥がれを促進するケアをやめるところに、良い変化(肌の生長)が現れるきっかけが生まれることです。

しかし、既に角質剥がれが亢進した状態が続いていた肌にとっては、何もつけないことそのものが、逆の結果を導きます。
角質剥がれが促進されるのです。

なぜか……はお解りですね。
肌(角質層)の角質の未熟化が、ある程度以上進行している肌は、渇きやすく角質が傷みやすい状態で断食状態におくと、さらに角質剥がれが促進されてしまうわけです。
肌によっては一度の実施で強い刺激を受けることになり、肌自らが炎症状態を引き起こしたり、乾き硬くなった肌が一斉に皮脂詰まり(ニキビ)を多発させるなど、他にも様々なトラブルの原因となりえます。
このように角質の未熟化が極端に進行していない肌でも、今のような季節に2~3日も“肌断食”を行うと肌の状態はほとんど例外なく悪化します。

サッポーで昔行っていた「過保護度テスト」(肌断食)においてもたくさんの方がその危険に遭遇することになりました。
もちろんいくつかの注意とルールのもとに実施するようにしていたので、大半の方は途中でテストを中止し、事なきを得ていたわけですが、中にはテストはやることに意義があるというわけか、注意などは無視され、我慢に我慢をされてやり遂げる方がいらっしゃいました。

アドバイスと相談のやりとりの中で行っていましたから、あとでトラブルが起きた原因と、過保護度テストの意義、そして今後のケアを説明するのに大変だったことを覚えております。

「過保護にしない」「断食をする」「トレーニングする」といった言葉自身が持つ魅力というか、魔力のようなものがあるんですね。
それでサッポーでは「健康度テスト」に名を変え、実施方法も現在のように改良いたしました。

“肌断食”はサッポーがもっておりますデータ統計では、30%を越える割合で、けっして試みるべきではない肌があります。
また実施しない方が良いというべき肌を含めると70%近くになります。
しかし、正しい知識と情報のもと、いつでも中止するという前提で、肌を知ることを目的に、今後のケアに役立てる試みは、どなたがするにおいても価値あるものです。
“肌断食”の実施そのものを目的にしてはいけないだけです。

公開されているサイトや、商売に結びついているサイトでは良い面だけが案内され、マイナス面は伏せられる傾向がどうしても出てまいります。
批判するサイトだと悪い面ばかりが強調されます。
正しい視点って大切ですね。

全てのケアは、健康な肌、美しい肌を育てていくという目的に繋がるものか、否かをもって、その是非を判定すると、様々な情報の適否が判定できるようになります。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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