パウダーで肌呼吸ができなくなる?ニキビが悪化する?

パウダーのイメージ画像

今回のテーマは昔からよくある質問で、今もよくある相談です。美肌塾読者にも同じ疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

“t-and-m”さんより戴きました。貴重なご相談、ありがとうございます。

“t-and-m”さんの質問

こんにちは。

先日、化粧品販売の方に「粉おしろいで仕上げをすれば、化粧崩れしにくく、見た目も綺麗ですよ。」といわれ、1万円近くもするおしろいを購入しました。

顔にはしみが増え、にきび跡も消えず、にきびも次々と出てきます。朝、ファンデーションを塗っても、お昼にはとれていて、汚い顔がまるみえなので、粉白粉で化粧品の型崩れを少しでも防ごうと思った訳です。

「ファンデーションをつけていると肌が呼吸できなくなる」と聞いたことがあります。その上、粉おしろいまですると、にきびができる原因を作ってしまうのでは?と、少し不安です。

粉おしろいを毎日つけることはよくないのでしょうか。教えてください。

“t-and-m”さんありがとうございます。

ニキビが出来る肌は、化粧ののりも悪く、ニキビを治すことよりも、少しでも見映えを良くしたいと、ついついそちらの方に目が行きがちです。

そこで、粉おしろい(パウダー)の利用に……でも、ニキビ肌にパウダーは良くないという噂も!?と、言ったところでしょうか。

でも、随分高価なパウダーですね(^^;)赤ちゃんがつけるベビーパウダーや天花粉と同じ構造なのですが、よほど使い心地が良く、完成度も高いのかもしれませんね。

パウダーで肌呼吸が?ニキビも出来やすく?

結論から言いますと、ファンデーションやおしろいのパウダー類が肌に害を与えたり、ニキビの原因になるようなことはありません。

また、肌呼吸が出来なくなると言うこともありません。そもそも、肌は排泄器官であり、吸収することはありません。それに、排泄作用が何かをつけることで阻害されるというようなこともありません。

パウダーに何も罪はないのですが、よく相談を頂く内容です。それは、これらを使用すると、実際にニキビが出来る現象があるからでしょう。誰もがそうなるわけではないのですが、一定割合でいらっしゃるのです。

これは、どうしてでしょう。大きな二つの原因が挙げられます。また、二つが重なっていることもあります。

1.ニキビ肌は、パウダーが乗りにくいため、これらをつけるときに肌を傷つけている

パウダーを乗せる女性

ニキビ肌を作っている角質層は、水分を失いやすく硬いため、パウダーの付きが悪く、乗りにくいものです。このため、パフやスポンジ、ブラシ等のツールをかなり強くこすりつけている場合があります。

優しい使用法は押さえてつけることです。滑らせるときは、圧をうんと弱めて滑らせます。これらのツールは、角質より硬い素材です。また、肌は圧には比較的強いですが、摩擦にはうんと弱くなっています。

ブラシの場合、良質な獣毛を選ぶのが基本ですが、肌に触れる角度次第で、容易に角質を剥がれやすくしています。少し寝かせて使用しましょう。

下手なツールの使用は、角質の層を容易に傷つけます。ニキビも出来やすくなる……ということです。

そして、これらツールはいつも予備を用意しておいて、こまめに洗い、衛生的な物を使用するように心がけましょう。

2.間違った洗浄により、ただでさえ早まっているターンオーバーがさらに早まり、皮脂詰まりを促進する

これが、ニキビ増加のもっとも多い原因かもしれません。

どんなパウダーも割と簡単に落とせるアイテムです。ところが、ニキビがあるとより一層、しっかり落とさなければという心理が働くのでしょう。そのため、つい間違った洗浄に走ってしまいがちです。

洗浄力のあるクレンジング剤、何度もすすぎ洗い……このようなケアが繰り返されていると、いつになっても、ニキビ肌は改善されません。

いつも早いテンポで角質が剥がされている状態にあるからです。皮脂の詰まることのない、柔らかな肌が育たないのです。

粉おしろいを毎日つけることはよくない?

上の2つの注意さえ守っていたら、粉おしろいは毎日安心して使えるアイテムです。もちろん、ファンデーションもです。

ニキビ肌は、角質剥がれが続き、汗や皮脂が過敏・過剰に分泌される部分が多いと思われます。粉おしろいには、この分泌された汗や皮脂を吸着してくれる特徴があります。すると、化粧品販売の方がおっしゃられたように、化粧崩れが少なくなります。

基本的におしろいはOK!

それに、汚れや細菌などの肌への付着を少なくしてくれる、など良い面の方が多いですよ。

でも、今の“t-and-m”さんにとって、最も大切なことは、皮脂の詰まらない肌を作ることです。いくら皮脂が分泌されても詰まることのない角質で出来た、柔らかい肌です。

肌が柔らかくなった時、皮脂分泌もすっかり安定した状態になっています。良い方向に、良い方にと、肌の好循環が始まります。このような肌を目指しましょう。

ニキビ肌の改善については、サッポー美肌塾のバックナンバーを参考にして下さいね。

参考:テーマ「ニキビ」の講義

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • パウダー類でニキビは悪化しない、肌はそもそも呼吸などしない
  • ニキビの改善は、皮脂の詰まらない柔らかい肌にすることしかない
黒板に注目!

編集後記

メイクの仕上がりが、ツヤっとした感じ好きな方がいれば、マットな感じが好きな方がいます。

私もそうなのですが、マットがお好きな方もおしろいを上手に活用されるといいですね。

「サッポー美肌塾」第214号 / 2005年3月25日 発行


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