30分ノーケアトレーニング

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

寒くなってきましたね。(※配信当時)
朝の洗顔をしたあと、肌の調子についてご機嫌伺いはされてます?

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え?
「ご機嫌伺いどころか、肌が悲鳴をあげてるのが聞こえます。」
そうですね。
角質の未熟化が進行していると、つっぱります。
時にはピリピリしたりします。

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「えーい、ここが頑張りどころ、トレーニングなんだから。」
……などと、ピリピリもなんのその、頑張っている人、いないでしょうね?

最近、新しい美肌塾読者が増えたからでしょうか。
ノーケアトレーニングなんてしてはいけない肌なのに、実施される方が多いのです。
それとも「トレーニング」が大好きな方が多いのでしょうか。

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ここは一つ、しっかり背景を説明して、する・しないを適切に判断していただくことにします。

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……犠牲者が出ない内に。

 
 

洗顔後の30分は肌チェック&ノーケアトレーニングの時間

 
 
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サッポーご愛用者の皆様にお勧めしている、スキンケア作法の一つをご紹介します。

名付けて、「30分ノーケアトレーニング」……なんだかわかりますか?

 
 

朝の洗顔でも、夜の洗顔でも良いのですが、一日一度、洗顔後に肌を拭き取ったあと、何もつけずに30分間過ごしていただきます。

 
 
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することはこれだけです。

 
 

この30分間を利用して、肌が乾いていく様子や肌の状態を観察し、自分の肌が、今どのような状態にあるかをチェックする時間にあてます。
このようにすることが同時に、肌機能を良い状態に維持するトレーニングになります。

 
 
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このように言って、皆様にお勧めしているのが、「30分ノーケアトレーニング」です。

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そして、注意書きとして、

  • 洗顔後に刺激(ピリピリやヒリヒリ等)を感じるときは中止
  • 肌に違和感(つっぱり感等)が強いときは中止
  • あまりに乾燥が強い場所では実施しない
  • 我慢して続けない。良くないと判断したら30分にこだわらず中止

とあります。

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いかがですか?
トレーニングしたくなりましたか?

「肌を観察する……肌機能のトレーニング……うん、これは何か良さそうだ。」

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これだけで、すっかりその気になって始める方って多いのですね。
きっと私達日本人はトレーニングが大好きなのに違いありません。

「そんなことない。何もしなくてよいトレーニングだからよ。」

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トレーニングという言葉には憧れるけど、トレーニングするのは大嫌いというわけですね。
でも何もしないことがトレーニングだから、ピッタリというわけですか。
ふんふん、なるほどそうでしたか。

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それでは、つっぱり感が強くなったり、ヒリヒリ・チリチリし始め、肌が悲鳴をあげてるのに止めない人が多いのはどうしてでしょう。

「一度やり始めたら、最後までしたくなるじゃない。」

「30分などすぐだし、それに“トレーニング”なんだから……」

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なるほど、そんなものですかね。
実施上の注意より、やり遂げることに価値があるというわけですね。

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……とまあ、このようなわけかどうか、本当のところはよく判りませんが、とにかく無理をしてトレーニングを続ける人が多いのです。
悲劇を生まないためにも、ここに今一度その背景と目的をご案内して、警鐘を鳴らすことにいたしました。

 
 

30分ノーケアトレーニングの功罪

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 30分ノーケアトレーニング……背景とその目的

洗顔後の肌は、酸化した皮脂や汚れが取り除かれ、いわゆる「清潔」な状態にあります。
本来、肌にとっては気持ちいいことです。
ところがこの状態は言い換えると、肌を守るものまで取り除かれた、とても「無防備」な状態にあるとも言えます。
乾燥しやすい状態です。
この状態に置かれると、肌は必死で恒常性を保とうと、皮脂を分泌したり、真皮層からの吸水活動など、本来持っている機能を活発に働かせ、あるべき状態に復旧しようとします

ところが、いつも化粧品で保湿され、保護されているのが当然となっている女性の肌は、この機能が不順になってきます
不能になるわけではありませんよ。
特に皮脂の分泌機能が巧く働かなくなるのです。
皮脂は絶えず分泌されているわけではありません。
働くべき時は働き、休むべき時は休むというコントロールが適切に行われていて初めて、健やかな肌が維持されるわけです。
つまり、リズムがあるのです。

このような肌の持つ本来の働きが、リズムを持って正常に維持されるように、トレーニングの機会を定期的に持つことをお勧めしている方法が、サッポー独自のスキンケア、洗顔後の「30分ノーケアトレーニング」なのです。

また、洗顔後の何もつけない肌を観察することは、現在の素肌状態をより正確に知る良い機会です。
今後のケアを効果的にすすめて行くには、素肌の能力・状態を的確に知ることが大切です。
すぐに化粧水や乳液あるいはクリームなどを付けている人は、自分の肌が現在どのような状態にあるのかが曖昧(あいまい)になっている場合が多いのです。
現状の肌の弱い部分やトラブルの程度を把握しておくことは、これから美しく健康な肌を育てていく上で、とても大切なことです。
これらを知っておかないと、適切なケア方針を立てることが出来ません。
そして、日々のケアが功を奏しているのかが解りません。

▼ 30分ノーケアトレーニング……その罪(弊害)

しかし、良い面だけではありません。
肌の状態が悪い場合、つまり乾燥しやすくなっている、何かが原因で過敏になっている……このような時は30分ノーケアトレーニングをすべきではありません。
肌が無防備で乾燥のダメージを受けやすい状態であることは事実だからです。

トレーニングして良い肌とは、ある程度育った角質で肌のバリアー層が作られており、30分程度素肌で過ごしても、つっぱり感はそれなりにあり、肌も乾燥こそするが、その乾燥により肌を傷めるようなダメージまでは受けない……という状態の肌です。

ところがつっぱり感が強く、時にはピリピリするような刺激を感じる肌が、トレーニングだと言って素肌で過ごすと、ダメージを受けた肌は硬くなり、角質は剥がれやすくなります。
化粧水をつけて保湿を始めても容易に元に戻りません。
それくらいなら、まだよい方で、時には肌が本当の悲鳴をあげて、ヒステリックに過剰な反応を起こすことがあります。
湿疹が出来てしまったりすることさえあります。

このように角質層がある程度満足な状態にない肌にとって、洗顔後30分のノーケアは過酷なトレーニング(というより単なるいじめ?)になりやすいのです。
だからこのトレーニングはしない方がいいですね。
肌は筋肉のように大きな負荷をかけて鍛えることが出来るようなものではありません。
傷み衰えるだけです。

ある程度肌が育ち、ある程度の自信が持てる状態で実施すべきトレーニングであり、肌チェックであるべきなのですね。

 
 
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30分のノーケアトレーニングは、けっして無理にするものではありません。
ある程度に肌が育った段階から始めるべきトレーニングです。
いつからでも始めることが出来ます。
焦って早く始める必要などありません。

バリアー能力の弱い、未熟な角質達で作られた角質層だと、乾燥ダメージを受けるだけです。

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洗顔後の30分ノーケアは、肌が働くリズム・習慣を忘れないように良い刺激を与えるのが目的の長期的な視点に立ったトレーニングです。

健康のために朝の散歩を日課にしているようなものです。
風邪をひいたときに、無理をして散歩する人がいないように、毎日を習慣にされるのがいいですが、毎日しなければ肌に、すぐマイナス影響が出ると言ったものではありません。

どんどんさぼっていただいて大丈夫です。
でも、永久にさぼらないようにしましょう。

 
 
 
 
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いかがでしたか。

サッポーの「30分ノーケアトレーニング」を正しく理解して、健康で美しい肌に育てていきましょう。

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ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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