敏感肌…ここが大きな勘違い!(前編)

「ここが大きな勘違い!」という角度から、様々な肌の悩みやトラブルを見てまいります。
美肌作りを邪魔するあなたの思い込みスクリーンが開くかもしれません。
目からうろこが落ちるって話です。

「常識じゃない、そんなこと」……なら、それはけっこうなことです。
でも迷路を彷徨っている人は多いのです。

※今回の講義は“Winds2005年11月号”(サッポーご愛用者向け月刊紙)からの転載記事です

あなたの肌は敏感肌?

 
 
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サッポー先生

自分の肌を敏感だと感じている人は多いですね。
「敏感なところもある…」まで含めると、サッポーの20万件を超えるアンケート調査では6割以上を占めるのですから、これは大きなマーケットです。

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でも、ここに多くの勘違いが生まれています。
その勘違いが美肌作りの邪魔をしていたら……これは悲劇ですね。

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読者の肌はいかがですか?
ご自分の肌を敏感だと思われます?
サッポーは本当の敏感肌は5%もいないのではないかと思っています。

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 肌は身体を守る最強のバリアー

肌は一見頼りない、すぐに傷つく薄い弱い存在です。
しかし見方を変えると、柔らかくしなやかに私達を包み、何十年も守り通す丈夫さを持つ存在でもあります。

もし鋼(はがね)で出来た肌があったとしたら、このような強さを期待出来るでしょうか。
出来ないですね。
肌はまさに最強のバリアーなのです。

▼ 肌はもともと敏感なセンサー

ところが肌は敏感です。

だって、寒暑・冷熱、痛痒を始め、ヒリヒリ・チリチリ等の微妙な感覚を伝えてくれます。
さらに赤くなったり蒼くなってみせたり、しっとりしてるかと思えば、かさかさやざらつく肌として現れます。
それだけではありません。
ニキビが出来たり、そしてシミまで作って私達に様々な警告やシグナルを与える存在でもあります。

まさに万能で鋭敏なセンサーです。
とても鋼の肌には出来ない働きです。

不思議ですね。
肌は身体を守る最強のバリアーであると同時に、もともと敏感なセンサーとして働いているのですから……。

▼ 敏感肌は育ちの悪い未熟肌

肌は敏感なセンサーであることを求められていますが、必要以上に敏感な肌、過敏に反応する肌では困ります。
いちいち反応してたら安心して過ごせなくなります。
それにいつも美しさが要求される肌に、過敏・過剰な反応が肌に現れるようでは困ります。
ところがこのような過敏さを持つ肌は多いですね。
どうして、肌はこのような過敏さを持つようになるのでしょう。

そう、答えはバリアー能力の低下です。
バリアーを作っている一つ一つの角質が未成熟で弱いからです。
角質の育ちが悪く痩せているからです。

痩せた角質達が作る角質の層は「疎(まばら=密でない)」で異物も侵入しやすく、外部からの刺激や環境が与えるダメージを大げさに伝えるようになります。
肌はその都度大騒ぎして、過剰な反応をします。
これが敏感肌の正体です。

「乾燥しやすく痒みが……」程度ならまだ良い方で、ヒリヒリしたり、赤みが出来やすいとか、赤いポツポツがよく出来て、「これはニキビ?」などと勘違いすることもあります。

さらに過敏さが高じると、良く湿疹が出来たり、合わない化粧品が多くなり「どの成分が合わないの?」と化粧品ジプシーが始まります。
「やっと巡り会えた」……と気に入ってた化粧品が、今日から突然使えなくなるということもあります。

敏感肌が作る迷路に彷徨い込んだ状態です。

▼ 正常なターンオーバーが強さと繊細さを併せ持つ肌を作る

このように見てくると、人間業とは思えない繊細さと、強さを持つのが私達の肌なのですね。
この奇跡の様な強さと繊細さを、同時に併せ持つ肌を維持している秘密がターンオーバーです。

ターンオーバーとは、表皮細胞の誕生から、誕生した細胞が成長した後に、バリアー(角質の層)となって肌を守り、やがて垢として役目を終えるまでの過程を言います。
このターンオーバーが適切に営まれることが肌の奇跡を可能にしています。
言い換えると、肌の奇跡を作るキーも過敏な肌のキーも、肌がしっかり育っているか、育っていないかにあると言えます。

 
 

敏感肌対策……大きな勘違い

 
 
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敏感肌の正しい対策はよく育った角質を作り続けることです。
良く育った角質で強いバリアー層を作ることです。
そうですね。

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それではここで、私達の肌が過敏になった時どうしていたかを振り返ってみてください。
肌が育つことをケアの中心に据えていたでしょうか?

「えっ?そんなことは考えたこともない!」

  • 過敏な反応が出ないように心がける
  • 肌に優しいといわれる化粧品を使用する
  • 反応が出ないケア(化粧品)を継続する

「だって、その場を何とかしなくては!」

「今日・明日が大事なんだもの……」

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そうですね。
でも、明日になってもやはり明日が大事では、敏感肌からサヨナラすることは怪しくなってきます。

「どうすればいいのよ!」

「肌を育てないといけないことは判ったけど、今どうしたらいいの?」

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ハイ、続きは次回のお楽しみといたしましょう。
今日の授業はこれまで。

 
 

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