敏感肌…ここが大きな勘違い!(後編)

「ここが大きな勘違い!」という角度から、様々な肌の悩みやトラブルを見てまいります。
美肌作りを邪魔するあなたの思い込みスクリーンが開くかもしれません。
目からうろこが落ちるって話です。

今回は前回の続きとなります。
「敏感肌からサヨナラするにはどうしたらよい?」
というところで終わっていましたね。

※今回の講義は“Winds2005年12月号”(サッポーご愛用者向け月刊紙)からの転載記事です

敏感肌といえば?

 
 
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サッポー先生

敏感肌といえば、まず挙げられるのは、

  • 炎症ニキビができる肌
  • アトピー・アレルギー肌
  • かぶれやすい肌
  • 赤みが出やすい肌
  • 湿疹のようなものが良くできる
  • 痒みがよく出る肌
  • 洗顔後につっぱり感の強い肌
  • よくヒリヒリ・ピリピリする肌
  • …………等々
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様々な敏感肌があり、上のような症状がいくつか重なっている敏感肌もあります。
でも一つ一つよく見ると、共通の原因があります。
前回お話しした、バリアー層の能力低下です。
バリアーを構成する一つ一つの角質が未熟化している現象があります。

 
 

化粧品ジプシーの誕生

 
 
S》》

敏感肌の悩みが大きくなった時、私達はどうしているでしょう。
そう、今の肌に使える化粧品を探し始めます。

  • 敏感肌用化粧品
  • ニキビ肌用化粧品
  • 自然化粧品に自然派化粧品
  • △△を使用しない化粧品

等々、こんな言葉に惹かれませんでした?
そして、このような化粧品を次々と試していく。
……このような遍歴があなたにもありませんでしたか?

S》》

そして、偶然使用可能な化粧品に巡り会えたら、その化粧品の愛用者となる。
ところが、その内に物足りなくなったり、不意に合わなくなって、またあてのない化粧品探しの旅が始まる……。

これでは敏感肌からの脱却はありません。

 
 

敏感肌から脱出するには、短期・長期二つの視点が必要

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

敏感肌の根本的な対策は良く育った角質を作り続けることでした。
これが毎日のケアのベースになっていなかったら、敏感肌はいつまで経っても敏感肌です。

言い換えると、サッポーがいつも申しております「肌が育つケア」「肌の育ちを助ける化粧品」……これが長期の視点として、不動の位置を占めていなければなりません。
肌は育ち続けると過剰な過敏さはなくなり、本来の繊細さと強さを併せ持つ肌に変化していきます。
角質層のことをバリアー層ともいいますが、まさにバリアーとして、肌や身体を守っているのです。

ところが、この肌を育てるという長期の視点だけでは上手くいかないことが多いのです。
なぜなら既に過敏になってしまった肌は、時として、昨日まで肌に優しかったはずの化粧品が、今日使用したときには肌に合わなくなっていたりするのですから。

「どうしたらよいのか、わからない!!」

あてのない化粧品ジプシーの旅が始まる理由……よく判ります。

このような局面に対した時に必要なのが短期の視点です。
ケア方針の短期的な転換です。

▼ 短期の視点……過剰な過敏さは肌の自虐反応

過敏さが高じ、様々な悪しき現象や症状が現れるのは、肌のバリアー能が低下している時です。
化粧品成分がバリアー層を通過し、生きた表皮細胞が生体防御反応を起こすのです。
生体にとり化粧品成分は全て異物だからです。
様々な免疫反応を起こしているわけです。
いずれの成分に対し強く反応するか、気づきもしない反応で済むかはケースバイケース、肌それぞれです。
本当に肌に合う・合わないを判定できる時ではない肌状態と言えます。

ところが、ここで化粧品ジプシーが始まりやすいのですね。
しかし、これでは敏感肌からの脱出は遠のくばかりです。
化粧品に問題があるのではなく、肌の反応に問題があるのです。
恋に破れた乙女の傷心の様に、自虐的に肌自身が炎症反応を起こしているのです。

残念ながら、このような時に出会う、肌に優しい化粧品が「肌が育つケア」を満足させる化粧品であることは稀です。
それがサッポーであればいいのですけどね。(^^;)
化粧品ジプシーではそうそう幸運には巡り会えないのです。

▼ 短期の視点……過敏さが高じた時のケア対策

肌は何も付けなくても生きていく力を備えています。
世の男性の多くがそうですね。
何もつけていません。
だから、

  • 究極の対策は何も使用しないことです
  • 究極の洗顔は湯水ですすぐだけです

とは言っても、これでは回復が遅れます。
洗浄も、保湿も、保護のケアもできればした方が良いに決まっています。
しかし、肌が反応するようではいけません。

  • 使用経験のあるケア製品で、使用可能な(肌が反応しない)もののみ使用する
  • 保湿・保護のケア不足は、例えばマフラーをするなどの日常生活の工夫で対処する

このように、直接ケアのレベルを一段下げ、肌の過剰な(自虐的な)反応を抑制し、肌本来の回復力に委ねることが最良の方策となります。
そして、このようにしながら、ケアのレベルを上げていくのです。
慎重に確かめながら、ですよ。

肌が持つ能力は素晴らしいのです。常に良く育とうと努力しています。
待てば必ず本来の「肌が育つケア」を再開できます。

≪ご注意≫

肌に対する直接ケアのレベルを下げると、肌の過敏さは減少しても、見た目や感触上の悪さが目立ってくる場合があります。
そして、それを肌の状態が悪化したように思い、慌てて肌が反応する製品でもかまわず再び使用を始める方が多くいます。

ここではその後の対応についてまで話が及んでいません。
美肌塾バックナンバーを散策され、十分な知識を得てから実践しましょう。

 
 
 
 
S》》

いかがでしたか。

「なーんだ。何もしないことが良いの?」などと言うなかれ、ですよ。
ここで迷路に迷い込む方がとても多いのです。
迷い込んだが最後、なかなか出口が見つからず、ひどい場合はますます迷路の奥深くに迷い込むのです。

S》》

そして、いつしか「私は敏感肌なのね」と諦めるようになってしまいます。
ですが、あなたの肌はおそらく、本当の敏感肌ではありません。
“作られた”敏感肌なのです。

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ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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