シミ…ここが大きな勘違い!(後編)

「ここが大きな勘違い!」という角度から、様々な肌の悩みやトラブルを見てまいります。
美肌作りを邪魔するあなたの思い込みスクリーンが開くかもしれません。
目からうろこが落ちるって話です。

シミについて今回はその第二回目です。
サッポーの嘆きからご覧下さい。

※今回の講義は“Winds2005年5月号”(サッポーご愛用者向け月刊紙)からの転載記事です

サッポーの嘆き

 
 
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サッポー先生

鏡を見るたびに……、シミのところで目が止まる。

「あー何とか消えてくれない?!」
「昔からの友達なんだから、私の頼み一つくらい聞いてよ!」

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シミに良いと聞けば、「えっ!何、それ?」と心が騒ぐ気持ち……、サッポーはよぉ~く解ります。
大きな勘違いを含め、シミに良い?という話題の真実を見ていきましょう。

 
 

美白製品でシミを薄くする・消す

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

美白製品でシミが消えるかもしれないと思っている方は多いようです。
シミの悩み相談で、あー、この方もそうだ……と。
シミを無くすこととは全く関係のない製品だとお伝えするのは少し辛いところがあります。

美白製品の働きは「メラニンの生産能を抑制する」か、「出来たメラニンを漂白する」かのいずれかですもの。
使用を中止すれば、メラノサイト※はいつも通りのメラニン大量生産を続けているので、また元通りの濃さを持つシミになるというものです。

※メラノサイト
表皮の基底層部分に散在する細胞で、いつもメラニンを作り続けている。
紫外線などの強い刺激を受けると大量にメラニンを放出する。

使用を止めると、元に戻るのですから、メラノサイトは壊れなかったと言うことです。
この点からは美白製品は比較的肌にとって安全なものには違いありません。
でも、どんな小さな異物をも侵入させないはずのバリア層(角質層)を通過させて、生きた表皮細胞層の中で美白成分を働かせるのですから、気づかない程度の軽微な皮膚炎を起こしている場合も多いのです。

皮肉なことに美白製品でシミを作る人がダントツに多いのはこのためです。
炎症を起こしていることに気づかず、常用するからですね。
生きた細胞層に侵入してきた物は全て異物として反応するのですね。

えっ!美白ってシミを消すためではなかったの!?

それは大きな勘違いです。
誰もそんなこと言ってないでしょう。
少しでもシミを薄く見せよう、少しでも色白な方が好き……と言う女性の願いに応えた製品ですね。
上手に利用していきましょう。

 
 

メラニンを早く追い出すと……シミが消える!?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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「メラニンの排出を促進するからシミに効果が!」と聞けば、

「うん、なるほど!」です。

実際その通りなのです。
ピーリング効果と同じで、ターンオーバーを早くする方法です。

肌に存在するメラニンはターンオーバーが早くなると、角質と一緒に垢となって早く排出されます。
一方、生産されるメラニン量は変わりませんから、メラニン色素の密度は「疎」の状態となり、シミが薄く見えます
ちょっぴり嬉しいですが、メラニンは同じように生産されているわけだから、シミが消えることにはなりません

そして、こんなケアを続けていたら次第に未成熟な細胞で作られた肌に変わっていきます
サッポーのお勧めする「肌が育つケア」とは正反対ですね。

未熟な角質が作る肌の様々な現れはここでは説明しません。
いいですね。

でも一つだけ、シミに関する大切なことなので注意をしておきます。
肌が未熟化していくと、過敏さが次第に高まってきます。
シミが出来やすい肌状態を準備していることになります。
シミのない肌も、このようなケアには手を出さないようにしましょう。

 
 

やっぱり最後はレーザー治療!?

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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医学も工学的になってきましたね。

少し痛いのと恐怖感を我慢すれば、一瞬でメラニンを破壊、無色にしてしまうのですから……。
レーザー治療の炎症が治まり、シミが消えているのを実感!
これは感激ものです。

しかし忘れないでくださいね。
レーザー治療は今あるシミを壊す(メラニンの無色化)だけで、シミが出来ないようにしたわけではありません。
メラニンを作るメラノサイトまでは壊れていません。(もっとも壊れたら大変ですが……。)

レーザー治療で消したシミの中には、再発しないで本当にシミそのものが治る場合もあります。
メラノサイトもそろそろメラニンの大量生産をやめようと思っていたのかもしれません。

 
 
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このように見ると、レーザー治療が上手くいけば、助かりますね。
なんと言ってもホントに短期間でシミとサヨナラできる可能性があるのですから……。
それに弊害がないですもの。
でも、治療に腕の差はあるそうですよ。

 
 

サッポーのお勧めは美肌が育つシミ対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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メラノサイトがメラニン大量生産の必要無しと安心した時が、シミが本当に治った時です。
肌を安心させる決め手は肌が健やかに育つ状態を維持することです。
これが正統派シミ対策です。

健やかに育った肌は必ず美しくなります。
美肌を育てることがシミ対策そのものなのですから、鏡を見るたびにため息をつく必要はありません。
シミはいつか消えていくものと見て、肌が育つ楽しみを見ていきましょう。

肌が育つケア、スキンケアの原点ですね。

 
 
 
 
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いかがでしたか。
シミ対策のあなたの常識、軌道修正していただけましたか?

S》》

シミを化粧品で治すことはもちろん、現代医学においても解決法は確立されていません。
肌のみが知っている秘密です。

肌自身を安定した肌に変えていくことがシミ対策の王道です。
つまり、肌が育っていく中にシミの消える秘密が隠されています。

S》》

肌は本来のあるべき姿を知っています。
肌が育つ時間を与えてあげれば、肌は本来の姿に育つようになります。

化粧品に求められていることは、肌が育つ良い環境を作るツールであることです。

S》》

ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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