ニキビ…ここが大きな勘違い! 中編:炎症ニキビを減少させる2つの対策

「ここが大きな勘違い!」という角度から、様々な肌の悩みやトラブルを見てまいります。
美肌作りを邪魔するあなたの思い込みスクリーンが開くかもしれません。
目からうろこが落ちるって話です。

ニキビについて、3回に分けて見て参ります。
今回は2回目です。

※今回の講義は“Winds2005年2月号”(サッポーご愛用者向け月刊紙)掲載記事を一部変更、再編集したものです

 
 
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サッポー先生

前回のお話は、

  • ニキビ肌改善の基本は肌を育てるケア、肌が育つケア製品にある
  • ニキビ専用品は急場しのぎ。けっしてニキビ肌改善用ではない

……ということでした。

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ところが……

「今ニキビが一杯なの!」

「理想と現実にギャップがありすぎ!どうやって肌が育つケアにステップアップしろというの?」

S》》

長期的な視点として、「肌が育つと皮脂は詰まらずニキビが出来ない」ということは解ったけど、「急場しのぎでも何でも、今を何とかしたいのよ。」というわけです。

「ニキビ肌改善のゴールは理解したけど、今の状態から抜け出せない限り、肌が育つケアを続けるなんて、現実無視もいいとこよ。」

S》》

その通りですね。

一度ニキビ(※註)と親しく付き合い始めた肌は、なかなかどうして、前進の一歩が踏み出せません。
出来続けるニキビの現実と、肌が育つケアとの間にある溝は深くその闇が見通せないからでしょう。

※註
この様な悩みに直面するのは、同じニキビでも、炎症を伴うニキビが多発する場合です。
赤みが出来たり、中には膿ニキビに発展することが多い肌です。
この様な炎症ニキビが少ない場合は「肌が育つケア」だけで、着実にニキビ肌改善は進みます。

 
 

炎症ニキビを減少させる2つの対策

 
 
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そんなわけで、単純な皮脂詰まりのニキビから炎症を伴うニキビに発展しやすくなっている肌というのは、応急手当のケアばかりで肌が育つケアをしないものだから、長期間ニキビとつきあい続けることになるのです。

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そこで、肌が育つケアをしながら、応急処置もするという都合の良いニキビ対策を二つ紹介します。
月を経る毎にニキビが減少、さらに新しいニキビが激減するのですから……。

  • ニキビの芯出し……アクネ菌増殖を未然防止、肌体質を変えていく
  • 免疫システムの強化……炎症の治りを早くし、肌体質を変えていく
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ニキビが炎症ニキビに発展するのは、毛穴に貯まる皮脂が多くなってくると、皮脂の大好きなアクネ菌が増殖し、免疫反応によって肌自らが炎症反応を起こすという、防御反応の結果でした。
ここに着目した対策です。

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ニキビの芯出し」は、皮脂が貯まり過ぎる前に、ある程度貯まった皮脂を事前に取り除こうというものです。
アクネ菌増殖を防ぐことが出来るので、次第に炎症に発展していくことがなくなっていきます。
一方、肌が育つケアで皮脂詰まりそのものが起こらない肌に変えていきます。

この方法は手間がかかりますが、確実です。
しかも、お金がかかりません。
しかし、やり方が下手だとリスクもあります

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もう一つの「免疫システムの強化」は、より直接的に私達の体が持つ免疫システムを、免疫腑活作用のあるサプリメントの摂取などによって強化し、炎症を小さくしたり、炎症に至るニキビを減少させる方法です。
もちろん肌が育つケアは並行して行っていきます。

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肌がある程度育てば、皮脂詰まりそのものがなくなりますから、その時点でこの様なケアとはサヨナラできるというわけです。

それではまず、「ニキビの芯出し」から案内していきましょう。

 
 

ニキビの芯出し

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

「えーっ!それってニキビを潰すことじゃない?」

「それだけはしちゃあダメ!て聞いてるよ……??痕が残るからって。」

ハイ、その通りです。

当美肌塾もあまり案内しませんでした。
でもこれが本当はもっとも安全で確かなニキビ肌改善になるのです。
もちろん肌が育つケアを続けていることが前提ですよ。

「わーっ、それがホントならこれは大きな勘違い!」

「どんどん良くなるなら……。うん、やる!やる!おもしろそう。」

ほらね、そう言う方が多いので、あまりお勧めしていないのです。
今まで「この方なら安心」って人だけに、個別相談にてお勧めしていました。
「やり方が下手だとリスクがある」と言う言葉、忘れないで下さいね。

▼ 準備すること

  • 清潔な面皰圧子※
  • 清潔なピンセット
  • ニキビ用軟膏(肌に合えばOK)
  • 綿棒
  • 風呂上りの清潔柔らか肌で実施
    (お風呂を済ませ肌が乾いたら準備OKです)

※面皰圧子

穴の開いた耳掻きスプーンのような器具でスプーン部分の直径は5~6ミリ。
医療器具であり、化粧雑貨でもある。
安いもので1000円、上等なので3000円前後。

▼ 芯出しの要領

面皰圧子のスプーン部分を皮脂のたまっている毛穴にぎゅっと押し当て、硬くなった皮脂の棒がにょきっと頭を出したら、それをピンセットでつまみ、引き抜きます。
これを繰り返していきます。

簡単ですね。
しかしここが天国と地獄の分水嶺。
次のルールを守れる人は天国、守れない人は地獄ですよ。

  • 毎日でも良いが最低週一回実施
  • 少しでも赤味の有る部分は対象外
  • 押して出ないものは即諦める

この三つがルールです。

一通り、あたり終わったその後は、

  1. ニキビの芯出しが出来た部分に綿棒に付けたニキビ用軟膏をチョンチョンとつけておく(けっして塗り伸ばさない)
  2. あとはいつもの肌に合ったスキンケアで終了です

以上、難しくはないですね。
けっして意地になってやらないことがポイントであり、秘訣です。
これで炎症(赤味)に発展していくニキビがなくなり、角質の剥がれも更新しないので、肌が育つ努力を妨害しません。
月を追う毎にニキビ肌は終焉していきます。

手間のかかる原始的な方法ですが、いつもサッポーがお勧めしている肌が育つケアと並行して行うのが、もっとも確実で早くて安全なニキビ肌改善法です。

 
 

免疫システムの強化…炎症の治りを早くし、肌体質を変えていく

 
 
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ニキビの芯出しは、自制心を持ち、諦めることも知りながら継続していると、次第に炎症ニキビの発生が減少していくという、安全で着実な方法です。
ところがこの方法にも悩ましい弱点があります。

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肌によっては、すぐに炎症を伴う状態(まず赤みがでたり赤いポツポツになる)が現出し、芯出しをするタイミングを合わすことが出来ずに、放置せざるを得ないニキビの有様になる場合があります。
芯出しをする適切な時期を捉えることが出来ないのですね。

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こんな状態で「何とかしなければ!」と無理に芯出しをしようものなら、炎症を拡大するだけで、結局芯出しにもならず、マイナス面の方が大きくなってしまいます。

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その様な肌にお勧めなのが、免疫システムの強化です。

肌がとても過敏になっていると、皮脂が貯まり硬くなる前に炎症反応(免疫反応)が大きく現れてしまうのですね。
これでは芯出しが出来ません。
しかしこの炎症反応を身体の中から抑えることが出来たら、これは素晴らしいことです。

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 過敏に炎症反応が起き、 皮脂詰まりと炎症が同時に進行していくような肌に

ニキビが炎症に発展すると、塗り薬等で炎症の拡大を防ぎ、治りを早めようと努力します。
いわゆる抗炎症薬の働きです。
炎症は免疫反応の結果ですから、早くいえば、免疫反応を阻害する薬と言うことですね。

炎症が拡大しては一大事ですから、治療薬として利用するのは仕方がないところですが、その場を治めることが出来ても、また炎症を繰り返します。
皮脂が詰まりやすい肌が変わらない限り、同じことを繰り返すことになります。
これではニキビ肌からの脱出は難しいですね。
ばかりか、この様な繰り返しが、肌に良いはずはありませんから、さらにニキビの出来やすい弱い肌になっていくケースがよく見られます。
悪循環の輪から逃れられなくなっていくのです。

そこでサッポーが提案しましたのが、この免疫反応が適切に働き、また過剰に働かないように、人の免疫システムをサポートするサプリメントの摂取です。

身体の中からサポートして肌にはタッチしない方法です。
これで成果があれば、肌が傷まずに済むわけだから、肌が育つケアも停滞少なく進めることが出来るというものです。

でも今日はその作用機序については割愛します。
気になる方は以前のバックナンバーをご参照下さい。

参照→炎症をともなう肌トラブルからの脱出―免疫システムの強化と「肌が育つケア」

 
 
 
 
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ニキビは“皮脂詰まり”という面と、“炎症”という側面を持っています。
しかし、ニキビという言葉は一つなので、ケアの方法もいずれかに偏ったものになりがちです。
皮脂詰まりは純粋にスキンケアで改善していくものですが、炎症は私達がテーマにしているスキンケアとは相当に離れたケアです。
別物と言ってよいでしょう。

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読者の皆様に多い「勘違い」は皮脂詰まりも炎症も同じニキビ対策で改善するのだという思い込みではないでしょうか。
サッポーもスキンケアに重心を置きすぎていたなという反省をすることが出来ました。

S》》

適切なニキビ肌改善策とは、皮脂詰まりに対応するケアと、炎症への対処が両立するケアなのですね。
これで始めて肌の育ちはスピードアップが可能となります。
ニキビ肌と早く別れられるのですね。

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ハイ、今日の授業はこれまで。

 
 

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