再確認・美肌術三原則 「化粧品を知る」 Part-2

桜の花とかけて「サッポーの肌が育つケア」と解く 5

 
 
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サッポー先生

サッポーの『美肌術三原則』、今回は「化粧品を知る」の2回目です。

  1. 肌を知る (誕生・成長・完成(=死)・別れ)
  2. ダメージを知る (肌にストレスを与える環境を知る)
  3. 化粧品を知る
    (肌が育つ環境を作る・肌が育つ邪魔をしない化粧品)
S》》

少し角度を変えた視点で、エッセンスをお届けしています。
こだわりを捨て、白紙で普段のスキンケアを見直してみましょう。
常識だと思っていたスキンケアに、意外な非常識を発見するでしょう。

その時あなたの肌は、もう一段高い育ち度の肌を目指し、育ち始めます。

 
 

化粧品を知る~前回のまとめ

 
 

化粧品を知る視点として、一般に行われている方法をまとめると、

  1. 素晴らしい成分を知る
  2. 肌に良くない成分を知る
  3. 化粧品個々の働きや役割を知る
  4. 化粧品個々の適切な使用法を知る

……でした。
サッポーでも案内しておりますし、他の化粧品メーカーでもこれらのことを様々に一生懸命案内しています。
しかし、これらのことについていくら知識を深め、正しい選択をしたつもりでも、どうも成果に結びつかない?良い成果が継続してくれない?一つ一つの情報や知識はそれなりに納得できるのに??
……これが正直な感想ではないでしょうか。

化粧品を知る上で、大切な視点がすっぽり抜け落ちているのでしょうか。

疑問は拡がり、深くなっていきます。
しかしそれなりに肌が安定していたら、「こんなものかな、私の肌は……」と、いつしか納得した気になります。

しかし、悩みが大きく深い場合、あるいは小さな悩みがたくさんある場合、やはり納得できない気持ちがむらむらと湧いてきます。
宛のない投資が繰り返されていきます。

いずれの場合も、これではいけません。
私達の肌は、本来もっと美しくあってよいのです。
無駄な悔しい投資を続けないために、サッポーがお勧めする視点は、

  • 肌が育っている成果が現れ続けているか

です。

化粧品を使用した結果を見る“適切な視点”を持つことによって、本当の意味で化粧品を知ることができます。
自分の肌にとって適切な化粧品に近づいていくことができます。
不適切な化粧品を使い続ける非効率がなくなっていきます。

結果ですから、化粧品を知る上でこれほど確かなものはありません。
それではこの視点で化粧品を見ていきましょう。

 
 

化粧品を知る : 肌が育っている成果が現れ続けているか

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

▼ 長い視点で肌の変化を見る

肌が育っているか、逆に未熟化した細胞が多くなっているか……これは前回にも案内しましたが、次の項目の変化を見ることで判ります。
良い変化は「育っている」ことを表し、悪い変化は「未熟化している」ことを報せています。

  • 肌の硬さ・柔らかさ
  • 乾燥度……カサカサ~ザラザラ
  • 皮脂の過度な分泌
  • 肌理の整合……あらさ
  • 毛穴の目立ち度合い
  • 角栓のでやすさ
  • 毛穴の黒ずみやすさ
  • 皮脂詰まりの発生度
  • 肌の過敏さ
  • 肌に刺激感……ピリピリ・痒み等

ところがこの様な変化は日々の変化としては判りません。
2週間、3週間、あるいは1ヶ月といったサイクルで変化を見なければ、本当の肌の変化であるかどうかは判りません。

つまり、化粧品の真価を計るには、ある程度の期間を経て評価する必要があるということです。
この視点を肝に銘じておきましょう。

▽ 例えば肌の柔らかさ
(硬/柔、カサカサ/ザラザラ、毛穴の黒ずみ、皮脂詰まりの発生度)

例えば、本当に肌が育ち、肌(角質層)が柔らかくなって来ると、カサカサ・ザラザラはなくなり、毛穴は黒ずまなくなり、皮脂が詰まることもなくなります。
化粧の“のり”もとても良くなってきます。
ニキビ肌もニキビ肌ではなくなるわけです。

ところが「柔らかさ」作りという視点で、化粧品を評価する時には、注意すべき落とし穴が用意されています。

ケアしたその場・その日に肌が柔らかくなるのは、肌が育ち肌そのものが変化したわけではなく、保湿されて角質細胞のケラチン質が柔らかくなったというその場の見かけの変化です
仮の姿というわけです。
カサカサ~ザラザラが軽減するのも同じことです。

もちろん、肌を保湿して硬くなりやすいケラチン質の角質細胞を柔らかくすることは、大切な化粧品の役割です。
肌の水分量が多くなり、バリアー能が高まり表皮が育つ良い環境を作ることに繋がります。
これは肌が育つケアの基本です。
化粧品が備えなければならない大切な役割です。

この柔らかさが、十分な時間をかけて肌が育った結果として表れた場合にのみ、前に挙げたようなトラブルは根本的な解決に至るわけです。

しかし、化粧品を使用したその場・その日の柔らかさだけでは、肌が育つことを促進している柔らかさなのか、肌が育つことを阻害している柔らかさの現れであるのかは、区別が付きません。

例を挙げると、どうしようもなく肌(角質)が硬化して、様々なトラブルに結びつきやすくなっている肌に対して、ある種の酵素や尿素を配合した化粧品が良く使用されます。
角質のケラチン質そのものを分解して柔らかさを作っていくので、保湿効果だけで作られる柔らかさ以上の柔らかさが実現します。

この様な柔らかさは、その場の危機を脱するために短期的にこれらの化粧品を使用する場合なら、大いに意義があります。
ですが、「あんなにガサガサして硬くなっていた肌が柔らかくなった」ということで、使用を継続していると、ターンオーバーが短いサイクルで行われるようになるため、肌の育つ時間が奪われ、これから作られる肌(角質層)は次第に未熟化し、硬い肌になっていくのです。
化粧品の中にはこの様な成果?を見せるものがあります。

そして、この様な弊害は日々肌を観察していても、まず気づきません。
なぜなら、日々柔らかさの実現を感じさせながら、次第に硬い肌を育てていることになるからです。(未熟化を進行させている)

2~3週間、あるいは1ヶ月といったサイクルで肌を比較しないと、悪い傾向が出ていても見えてこないわけです。
「長い視点」で肌を見る、肌の変化を見守るということが、使用している化粧品を評価する上で、極めて重要であることがお判り頂けたと思います。

▽ 例えば毛穴の目立ち
(過剰な皮脂分泌、角栓のでやすさ、肌理のあらさ、毛穴の目立ち)

毛穴が目立たなくなるのは大きく分けて三つのパターンがあります。

  1. 化粧品の肌に対する収斂作用の結果
  2. 肌が保湿されて細胞一つ一つが膨らんだ結果
  3. 肌細胞一つ一つの育ち度が高まり、毛穴が閉じた結果

本当に価値ある肌の変化は、もちろん3の肌が育った結果によるものです。
しかし、残念ながら、この肌が育ったことによる結果は日々の肌の変化としては全く判りません

それに対して、1及び2の成果はその日・その場で判ります。
しかし、その場だけの成果として現れているだけで、肌そのものが変わったわけではないのです。
しばらくすれば、元に戻ります。
これをいくら繰り返しても、“毛穴が目立たない肌”に変わっていくことはありません。

≪なぜ収斂作用が毛穴を目立たなくさせる?≫

肌にある種の刺激がある成分をつけると、毛細血管がキュッと収斂するものがあります。
表皮の直下、真皮層上層に密度高く分布している毛細血管が収縮すれば、一時的ですが、少しだけ顔の面積も小さくなるのですね。
必然的に毛穴は拡がらなくて済む状態になるわけです。
しかし、しばらくするとまた元通りになります。

やはり、肌の変化は、時間が経たないと本当のところは見えてこないのですね。
なぜって、肌はその場・その日では育たないのですから、当然です。
2週間、3週間、あるいは1ヶ月といったサイクルの「長い視点」で肌を見ることが、正しい化粧品の評価に繋がります。

毛穴の変化を見て行くには1ヶ月サイクルくらいで見ていくのが、ストレスが少なくて良いでしょう。
毎日「今日はどうか、明日はどうか」なんて見ていたら、変化してるように見えないから、ストレスが貯まっていきます。

肌が育つことによる改善効果は、まず皮脂の安定化、角栓ができなくなる、肌理が整ってくる、そして毛穴が目立たなくなる……といった順序で現われます。
本当の肌の変化は時間がかかるのです。

▽ 例えば肌の過敏さ
(洗顔後のつっぱり感、ピリピリ・痒み等の発生頻度、肌の敏感さ)

肌が過敏だと、肌が刺激を感じない化粧品こそが良いものだと思いたくなります。
この気持ちは良く判ります。
しかし残念ながら、刺激を感じない化粧品が過敏な肌を改善するものというわけではありません。

ただ、使用する化粧品が肌に刺激を感じさせないことがとても重要な意味を持つ場合があります。
過敏さもある限度を越えると、肌が受け止める刺激の大きさによって肌が過剰反応を起こすことがよくあるからです。
肌自ら炎症反応(免疫反応)を起こしてしまうのです。

ところが、この様な過敏な肌状態においては、敏感肌用と案内された化粧品であろうと、肌が反応しない保証は何もありません。
過敏さの原因はバリアー層(角質の層)が未熟化しており、化粧品成分の肌への侵入を許してしまうからです。
どんなに良いといわれる成分も、生きた表皮細胞組織にとっては異物の侵入に過ぎないからです。
しかし、全ての成分に過剰な反応をするわけではありません。
人によって、肌によってそれぞれですが、炎症を起こすに至らない成分もあります。

とにかく敏感な肌にはこの様な傾向があるため、いつか肌に合う化粧品をさがすジプシー生活が始まります。
そしてやっと優しい製品を探し当てたつもりが……これがどうして、根本的な解決にならないのです。

敏感肌のやっかいなところです。
肌の状態が変化すると、昨日までは反応しなかった肌が、今日は反応してしまう、ということを繰り返すからです。
これでは一生、化粧品ジプシーを続けることになります。

従って、敏感な肌の改善には、敏感肌用化粧品ではなく、“肌が育つケアを可能にする化粧品”が必要となります。
(少なくとも肌の調子が良い時は使える(肌が反応しない)化粧品であることが前提条件)
そして、化粧品が使えない時は、化粧品ジプシーをするのではなく、使用を中止することです。
この方法をここで説明するのは割愛しますが、最終ゴールは、育ったバリアー層(角質層)を完成するところに置くことが基本です。

 
 
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以上、肌の状態から、肌が育つことを前提に、化粧品を見る視点を案内してまいりました。
三つの状態を例に挙げましたが、様々な肌状態個々の改善についても、同様に考えて下さい。

化粧品を正しく評価するには、ある程度の期間をみた長い視点が基本となります。

 
 
 
 
S》》

次回は化粧品個々の役割から、肌が育つケアとの関係を見てまいりましょう。

S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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