肌が育つケアと化粧乗り

 
 
S》》
サッポー先生

こんにちは、サッポーです。

前回の続き、化粧乗りがテーマです

S》》

肌が育つと化粧がきれいに乗るようになり、化粧が映えるのはよく判ったけど、肌が育つまでは、どうするの?

化粧乗りの悪い肌で我慢しなさいと言うの?
化粧がすぐ崩れる肌で良しとしなさいというの?

この部分を解決しないと、サッポーは質問攻めに合いそうです。

S》》

でも、最初に正直に申し上げます。
素敵な解決方法などないと言うことを。
せめて今日だけ何とか……、という方法ならありますが、それらはみんな肌が育つケアを邪魔するものばかりで、サッポーがお勧めするわけにはまいりません。

S》》

今はダメでも、未来の肌が変わり化粧のりも良くなるなら、ここは中途半端な良さでも、良しとすべきでしょう。
というわけで、今日は将来の肌を夢見てある程度のことは諦める?……ケアの勧めです。

 
 

化粧乗りの良い肌は、化粧が映える

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

化粧乗りが良くて化粧が映える肌なら、誰だって気持ちいいですね。
朝の化粧タイムが楽しみになります。
その上、化粧にかける時間だって少なくて済むというのですから。
ホントにそうなのですよ。

よく育った肌は細胞(角質)一つひとつが柔らかいのです。
保水力のある蛋白質(アミノ酸)がしっかり作られているのです。
簡単には乾きません。
もちろん朝の手入れで保湿し、乾きにくいように保護のケアまでするのですから、その柔らかさは次の洗顔までずーっと持続するのです。
角質は爪と同じ乾くと硬くなりやすいケラチン質ですが、その育ち具合で柔軟さがグンと違うのです。

柔らかいとどうして化粧乗りが良くなるのか、これは様々なパウダー粒子が柔らかいと吸い付くようにピッタリと付くからです。
昔からある言葉に「餅肌」ってあるでしょう。
あの状態です。指で押さえて離すと吸い付くような感触がある……あれですね。

この餅肌状態なら、下地など作らなくてもきれいにパウダー類が乗ります。
化粧水も乳液も何もつけなくても、化粧できるのです。
でもそこまで求めるとストレスが高まる人がたくさんいるでしょうから、そこそこに柔らかい肌を目指すことにしましょう。
それで十分きれいな肌です。

柔らかい肌にはさらに良いところがあります。
化粧が崩れないのです。
付きが良いから崩れにくいのは当たり前だけど、夏になり皮脂が多くなっても、暑くて汗をたくさんかいても、そう簡単には化粧が崩れないのです。

 
 
S》》

よく育った肌、育ち度の高まった柔らかい肌、素晴らしいですね。

S》》

でもこれは、育った結果の話です。
将来にこの育った柔らかい肌が見えるなら、今の化粧乗りの良し悪しや、化粧の崩れやすさ等、ある程度は我慢できる気持ちになりましたか?

S》》

ハイ、それでは今日の本題である、“肌が育つまでの化粧乗りの良い肌”を追い求めていきましょう。
過ぎた望みはストレスになるだけですよ。
少しずつ良くなっていくことが大切なのです。

 
 

肌が育つケアの範囲を越えず、化粧乗りの良さを目指す

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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化粧乗りの良さ、ベースメイクに焦点を絞り、目指すところを見ていくことにします。

ベースメイクとは詰まるところ、様々なパウダー粒子を肌に乗せることですから、化粧乗りの良さを目指す秘訣は、下地作りにその全てがあると言ってよいでしょう。

だって肌そのものにすぐ柔らかさを育てるわけにはいかないのですからね。

対象となるのは化粧乗りの悪い肌、化粧崩れしやすい肌が前提ですから、乾燥肌であっても、脂性肌であっても共通しているのは、角質層の角質一つひとつが未熟な育ちに留まっている肌です。
つまり、角質一つひとつの表面が硬いものになっている肌……これが前提です。

もう一つ前提条件があります。
ベースメイク製品には、UV防止下地製品とファンデーション類を含めて考えますが、いずれのUV防止能も紫外線散乱剤だけを利用したものに限ります。
肌が育つケアの範囲を超えずと言う前提だからですね。
もちろん、耐水性能を持たせたものは逸脱しますから、含めませんよ。
つまり、未熟化が進行した肌には乗りにくく崩れやすい製品が前提です。
でも肌が育つ邪魔をしない製品達……というわけです。

この様に前提条件を固めて考えていくと、毎日の下地作りの失敗と、上手くいった点が、何故だったかが掴みやすくなります。

それでは、この様な前提で下地作りを見ていきましょう。

もちろん下地を作っていく製品は肌が育つケアを邪魔するようなものでないことが条件です。
一言で言いますと、角質を大切に扱う製品群であることが条件です。
未熟ゆえに古びて見え、化粧乗りを悪くする原因となっている角質であっても、けっして取り除く傾向のある製品であってはいけないと言うことです。

この点について話し始めると収拾がつかなくなるので、ここでは肌が育つ条件について満足できるサッポーの製品を例にとって下地作りを見ていきます。

▼ 洗顔

洗顔も大きな視点で言うと、下地作りのスタートとなるものです。
長い目で見ると大きな影響を与えていく下地作りとなるものですが、今回の視点では、この過程は省略します。
もちろん角質を剥がさない洗顔です。
肌が育つ洗顔になっていることが条件です。

▼ 整肌

下地作りの基礎工事となるケアです。
痩せて水分の少ない不揃いな角質達に水分を馴染ませ、保持させ、柔らかさを持った表層に変え、表面を滑らかに整えます。
つまり保湿性能を持つ製品で整えるわけです。
サッポーのアイテムでは、化粧水と美容液がその役割を果たします。
この段階では油性成分を使用したアイテムは使いません。

整えるだけなら、これらの製品をまんべんなくつけて、たっぷりと保湿してやればきれいに整います。
だからといって、しっかり保湿して「ほーら、モチモチしてきたよ。吸い付くような良い感じ!」を、追求するだけではいけないのです。
なぜなら、肌の保湿能が高まると、それは同時に汗を肌に留める力としても機能します。
特に未熟化した肌は汗を肌に貯めやすいから尚更です。
つまり、整肌におけるケア加減が化粧乗りの良さと崩れやすさの両面において影響して来るというわけです。

その日の肌を取り巻く環境を予想し、汗の心配がなければどうする?
日々の肌状態から見てどの程度の加減がよいか?
肌の部位によってケア加減はどうするか?
……などを想定して、肌を整えることが大切です。

自分の肌にとってベストな加減を知るには、試行錯誤が必要です。
その日の肌が示した結果と連動した試行錯誤が必要になります。
そのためには日々のケア加減を覚えておくことがキーとなります。

ここで大切なのが、整肌したあと保護のケアに移る前に「間」を取ることです。
少し時間をおくのです。
この「間」の取り方も試行錯誤することになります。
極端に長くとる必要はありません。
しかし、角質層の育ち度によって整肌製品の肌に馴染むスピードにかなり差があることは知っておきましょう。
こうして、指の腹や手のひらで馴染んだ肌の感触を覚えておくのです。
けっして塗り伸ばしている時の感触で覚えてはいけません。
これが整肌の加減を試行錯誤する基本です。

▼ 保護

次に、油性化粧品で乾燥からの保護のケアをします。サッポーの製品で言えば、乳液とクリームです。乳液の方が良い場合もありますし、油性度の高いクリームの方が良い場合もあります。あるいはこの両者を上手く組み合わせ、重ねることでより良くなる場合・部分もあります。

いずれも肌を乾燥させないのが主目的ですが、水分の多い乳液はクリームに比べると乾燥を許す度合いが大きいと考えます。
クリームは逆に少ないわけです。
ここでは化粧乗りと化粧崩れに焦点を当てているので、その面の影響の違いをみると、油性度の高いクリームの方が、汗を肌に貯めにくいと言う特徴があります。
汗を流して肌に貯めない性質が高まるのです。
化粧崩れしにくい仕上がりとなります。
しかしベースメイクのパウダー類を乗せる時の乗りにくさが出てきます。

さて、この保護のケアをどのように加減するか、化粧を仕上げる時と結果としての化粧持ちの良さにつながる加減です。

保護ケアの仕上げにおいても、「間」は大切です。
ベースメイクを始める前の「間」を取り、仕上がりの感触を覚えておきましょう。
そうして化粧乗りと化粧持ちの関係を試行錯誤する手だてとします。

以上が、化粧乗りの良さと化粧崩れを防ぐ、下地作りのポイントです。
つまり、肌が育つケアの基本から逸脱しない範囲で、少しでも化粧乗りの良い状態を作るケアです。

いかがでしたか?

「一つひとつは簡単そうだけど、いざ試行錯誤を始めたら、
 ノウハウを掴めた頃には夏が終わりそうな気がする……」

それでも良いではないですか。掴めた価値は大きいですよ。
それに何より、夏の間も肌は育ち続けると言うことです。
そしてこれは断言できませんが、真剣に継続して行えば、案外早く掴めるものと思いますよ。

知らず知らず身につけていた、“非常識な常識”をいくつか発見できたりするかもしれません。
これも大きな財産ですね。

 
 
 
 
S》》

夏は肌が育つ絶好の季節です。

残念ながら、化粧乗りの良さを実感するのに適した季節ではありません。
それでいて、化粧乗りが将来悪くなるようなケアをしていても、その影響が現れにくいというやっかいな季節でもあります。
つまり肌が育つケアを逸脱したケアが許されてしまう危険な季節でもあるのです。

S》》

この様な季節だからこそ、“肌が育つケアの範囲を超えず、化粧乗りの良さを目指す”ことが、より大切だと言えます。

S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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