大きな炎症ニキビ…いつまで付き合うの?

 
 
S》》
サッポー先生

こんにちは、サッポーです。

炎症性のニキビ……赤くなり、痛みを伴う時さえある……。
化膿させて痕が残ったら大変だと思うと、不安が募る……。
どうして私だけ、こんなニキビといつまでも付き合わなくちゃいけないの?

炎症を伴うニキビに悩まされる方は多いですね。
立て続けに炎症ニキビの質問を頂きました。
男女を問わず、いつまでも炎症ニキビと付き合う肌は多いようです。

そんなお一人、“Kuma”さんのご質問を紹介し、今回のテーマと致します。

 
 

ご相談:炎症ニキビ……常にどこかに出来ている……もう10年近く……

 
 

■ “Kuma”さん のご相談

>  スキンケア相談室の**様、アドバイスありがとうございました。
>  
>  (悩んでいるニキビは)炎症を伴うニキビです。常にどこかに出来
>  ている状態です。もう10年近く続いています。
>  皮膚科に行ったり、美容整形でケミカルピーリングをしたり、あま
>  りにも効き目がないので、現在は漢方薬に切り替えました。漢方
>  薬は7ヶ月目ですが、まだ効果は現れていません。
>  いつになったら完治するのか心配です。
>  
>  ニキビが出来ているのに化粧(ファンデーション)をするのは、
>  よくないのですか?
>  逆にファンデーションをしないと、肌に直接ホコリや大気中のバイ
>  キンがつくから、した方がいいとかも聞きます。どちらがよいので
>  しょう?


 
 

ニキビ対策……様々な良い・悪い

 
 
S》》

肌トラブルは悩みの種ですね。
毎日鏡を見る女だからでしょうか。
男だって鏡くらい毎日見る時代、顔に現れるからこそ悩みの種になるのでしょう。

多くの肌が悩み多き肌トラブルを抱えています。
しかし一つひとつのトラブルはとてもありふれていて、経験者も多く、様々な体験談が口コミで伝わってきます。
スキンケア相談のアドバイスも、たくさん紹介されています。

この様に多くの情報には恵まれているのですが、現実のトラブルはなかなか良くなってはくれません。

 
 

■ “Kuma”さんの相談要旨

  • ニキビ対策上、ファンデーションをするのは良くないのか?
  • ファンデーションは埃や浮遊細菌を防ぐので、ニキビ対策上も良いのか?

■ “カウンセラーのアドバイス

ファンデーションそのものがニキビを悪化させる原因になるのは稀だと思われます。
むしろ、日常の紫外線ダメージや乾燥などから肌を守る基本的な働きなど、ニキビにも良い面が多いと考えられます。

しかし、ある種のファンデーションや、ファンデーションの付け方・使い方(手入れ方法)によって、肌にダメージを与えていたり、肌そのものを傷めたりしている場合があります。
この様な場合は、ニキビ対策上良いとは言えません。

大気中の埃やバイ菌……云々については、
「その様なことが考えられるケースもあるでしょう。」
……程度の知識に留めておいて良いもののように思います。

 
 
S》》

この様にサッポー美肌塾のカウンセラーは応えていました。
これではまるで木で鼻を括ったようなアドバイスですね。
真剣に悩み、多くの情報から自分にとって最善の策を選び取るための相談であったのに……。

“Kuma”さんごめんなさいね。

S》》

でもスキンケアに対する外野の応援団は微に入り、細に入り、アドバイスをしてくれるものです。
プレイしている選手は声援の一つだと、ありがたさだけを背に受けるべきなのですね。

まさにニキビやシミなど、肌トラブルに対しての対策情報の多さは、ありがた迷惑なお節介や、過剰と言える「外野の応援団」くらいに思った方が、自分を見失わなくてすむようにサッポーは思います。

カウンセラーの意図もそこにあったようです。
次のように続けています。

 
 

ニキビ肌改善の取組姿勢・視点

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

ニキビ対策は様々な原因がいわれ、様々な、「あれが良い」「これが良い」そして、「あれがいけない」「これが悪い」が言われます。
全てに対応するのは大変だし、とても無理です。
それだけではありません。相反する内容、矛盾する内容のものも少なくありません。

様々な肌トラブルに取り組む場合、より元になっている背景・原因から取り組んでいくことが大切です。
基本となる事項(ケア)を押さえずに、枝葉のことで「あーでもない」「こうでもない」と試行錯誤しても最終的な解決に到りません。
良い傾向が現れることもあれば、現れないことも。
また時には悪くなることだって、度々あります。
このような現象が、一方で良いケアだと言われ、もう一方では逆に悪いケアだという相反するケアが正しい考え方として共存している理由です。
枝葉部分をいくらたくさん対策しても、根本的な解決には結びつかない理由です。

▼ 大きな視点でニキビ対策を考える

ニキビを大きな視点で捉えると、

  • 皮脂が詰まること
  • 炎症を伴う場合があること

これらの解決が必要とされるものです。
そして、この解決に向けた取組みには、二つの方向性があります。

  1. とにかく今を何とかしなければ……という方向
  2. 将来ニキビの出来ない肌に変えていく……という方向

将来のこと(明日の肌)を考えれば、当然2の「ニキビの出来ない肌質に変えていく」ことの方が大事に決まっています。
ところが様々に言われる対策には、1の「今を何とかしなければ」……の枝葉対策が圧倒的に多いのです。
いつまでもニキビとつきあいがある肌は、この枝葉対策が主流のケアとなり、肌が育たないケアに終始していたと推定されます。

ニキビは炎症を伴うことがあるし、見た目にも目立つので、今を何とかするのは大切な対策に違いありません。
ところが困ったことに、これら「今を何とか……」の対策には、「ニキビの出来ない肌質に変えていく」ケアに逆行する対策が殆どなのです。

ニキビ対策個々の役割を知り、「ニキビの出来ない肌に変えていくケア」を基本において、必要に応じて「今を何とか‥」対策も随時取りいれていく……この様な視点で今後のニキビ対策を考えていきましょう。

 
 
S》》

それでは「ニキビの出来ない肌に変えていくケア」について見ていきましょう。

 
 

ニキビの出来ない肌に変えていくケア

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

外してはならないニキビ対策の要点とは

▼ 肌がよりよく育ち続けること

……この一点に尽きます。

一つ一つの細胞がプログラム通り育ち、よく育った表皮細胞が角化して角質が作られる循環が出来ると、必然的にニキビは出来なくなります。
皮脂が詰まることが出来なくなるからです。
皮脂が詰まらなければアクネ菌が増えないので炎症も起きません。
全て解決します。

そして、肌が育つ条件は、肌が育つだけの時間が与えられることです。
育たないのは育つ時間が奪われているだけだからです。
十分に育たない内に角化して、角質として完成せざるを得なくなっているだけだからです。
肌が育つ環境を作り、維持してあげることが「ニキビの出来ない肌に変えていくケア」となります。
様々なニキビ対策を取りいれるにしても、いつも肌が育つケアが基礎になっていなければなりません。

これがニキビ肌改善対策の要点です。
(具体的な個々の対策についてはバックナンバーを参照のこと)

しかし肌は一気に育ちません。
ターンオーバーを経る毎に少しずつより育った角質の肌に変化していく……この様な過程を辿ります。
皮脂詰まりが発生しない育ち度レベルに到るまでの間は、相変わらずニキビの発生を繰り返すわけです。

このように本格的なニキビ肌改善対策に取組んだとしても、肌が育つ過程において、ニキビは相変わらず出来るわけですから、ここに様々なニキビ対策が入り込みます。

不安だからですね。
何とかしたいからですね。
やむを得ない状態も考えられますね。

しかもニキビには炎症を伴う場合があります。
炎症ニキビは精神的負担が高いものです。

こんな状況下で、「肌が育ち、ニキビの出来ない肌に変化していくケア」に逆行するケア対策が入り込んだとしても、不思議はありません。
むしろ、無理もないと言えることかもしれません。
今の状態が何とか出来る……という価値が勝ってしまうのでしょう。

サッポーの「肌が育つケア」に取り組まれる方にも、「肌が育つケア」を継続し、見事にニキビ肌とサヨナラできる方と、どこかで枝葉対策がいつのまにか主たるケアになってしまう方とがいます。
これでは、いつまで経ってもニキビと縁を切ることは出来ません。

この様にニキビ対策の基礎となるケアを外れ、枝葉対策に走らせる最大の要素が、ニキビには炎症を伴うものがある点です。

 
 

もう一つの、外せないニキビ対策の要点‥炎症対策

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

前段で見てきましたように、肌が育つケアだけでは、不安な時期を克服するには困難な場合があります。
既に困難な状態に陥っている肌もあります。

「肌が育つケア」を続ける一方で、「肌が育つケア」を妨害する炎症に対する対策がもう一つの重要なニキビ対策となります。

ところがこの炎症に対する様々な有効と言える対策は全て、肌が育つケアに逆行する性質を持っています。
と言っても炎症そのものが肌を育てる大きな障害になるものですから、やむを得ません。
炎症を沈静化させることが、短期的にも、長期的にも、大切だと判断せざるを得ないわけです。

炎症を伴うニキビが常態化している肌の改善過程には、不安がつきものです。

もっとも手軽で有効なのは、市販の塗り薬を利用することでしょう。
その場は二歩・三歩後退したとしても、炎症をこじらせ十歩後退させるよりは良い方策だからです。

しかし、ここで大切なのは、

  • 1. 肌が育つケアを続ける‥けっしてやめない

ということです。

炎症対策が日々のケアの中心になってしまってはいけないのです。
一時後退しても、また前進するケア=肌が育つケアに戻らないと、ゴールに近づいていきません。
一時「肌が育つケア」を中断しても、再開しなければいけないのです。

この様に、炎症を伴うニキビの場合、トラブル肌改善の過程が長いだけに、思わず入ってみたくなる迷路の入り口が、たくさん見えてしまう、耳に入り込んでくる‥と言うべきかもしれません。
しかし、この様な情報に惑わされず、「肌が育つケア」を続けると、前進・後退を繰り返しながらも、着実に炎症ニキビは減少し、いつか皮脂詰まりしない肌が実現します。

ニキビに伴う炎症対策の基本姿勢は以上の通りですが、「もっと積極的で、肌が育つケアの障害にならない方法はないのか」をアドバイスしないと、いけませんね。

この方法が、以前の講義でも触れた

  • 2. 免疫能(システム)の強化

です。

ニキビに伴う炎症は、毛穴に貯まる皮脂の増加により、皮脂大好きのアクネ菌が増殖し、それを感知した肌が毛細血管を拡張、血漿成分を漏出させ、白血球が活躍、免疫能を発揮した結果が炎症として生じているものです。

この人体に備わった免疫システムは生命維持上とても大切なシステムですが、行き過ぎた反応になってしまうケースがよく見られます。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎などの炎症がその代表的なものです。
蕁麻疹を始めとする様々な皮膚湿疹もそうですね。

ところがニキビによる炎症も繰り返していると、アレルギー反応と同じように、行き過ぎた免疫反応が習慣化していることが良くあります。
アクネ菌がそんなに増殖していなくても、過敏に反応を起こし、炎症が先行して、ニキビも促進されるといったパターンです。

この様な反応を正常化する方法の一つとして、免疫腑活作用のあるサプリメントを食することにより、炎症そのものを小さくしていこうというものがあります。
外からのケアや治療と違い、中からの対策となり、肌が育つケアの障害となることがありません。
炎症が起きた時の後退が少ないので、ニキビ肌改善のスピードアップが図れるわけです。

 
 
S》》

以上、炎症を伴うニキビについて、大きな視点での取組について考えてみました。
大筋で間違えなければ、着実にニキビ肌は改善されていくものです。
しかし、改善のスピードアップだって計りたいものです。
その様な視点をつけ加えてみました。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

コメントは受け付けていません。