角栓、この邪魔者をなんとしよう…… ―肌の悩みと「肌が育つケア」

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

様々な肌の悩み ⇒「肌が育つケア」……戦略・戦術となる視点
今回のテーマは、「角栓」です。

「できてしまった角栓、こんな見映えの良くないものは取るに限る。」

このように考えるのが、ごく普通なのでしょうね。
取り除いたところで、痛くもないし、肌の見映えも良くなるのですから。
でも、サッポーはできる限り取らない方が早く美肌が実現すると言います。

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その理由を的確に想像された読者がたくさんいらっしゃると存じます。
しかし、今日美肌塾の読者になられた方なら、「何を言ってる!」と思われるかもしれません。

いえ、それだけではありません。
“角栓でないもの”を“角栓”と呼んでいる方が多いのです。
これでは話が通じません。
今回のテーマはここからスタートすることにしましょう。

肌の状態を正しく把握し、ケアの正しい戦略を固めることです。
戦略で間違うと、いくら努力しても報われません。

 
 

角栓とは毛穴の詰まりのこと?

 
 
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うーん……
大いに関係してますが、少し違うのですね。
誤解を生みそうです。

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とにかく、毛穴に詰まった皮脂のことを角栓と呼んでいる方が多いのです。
どうしてなのでしょう。

角栓という文字が案外皮脂詰まりにピッタリの表現になっているのかもしれません。
それとも、誤った情報を流し続けている発信源でもあるのかしら?

……などと、角栓について説明する煩わしさに、思わず愚痴をこぼしたくなるほど、“角栓ではないもの”を“角栓”と呼ぶ習慣が根付いています。
いっそのこと、サッポーも「皮脂詰まりを角栓と呼ぼうかしら……」などと良くない想像をしたりします。

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でもそうはいきません。「肌が育つケア」をお伝えするには、角栓のことを正しく知って頂くことはとても大事なことです。
今後のサッポーの仕事を楽にするためにも、今回のテーマを利用して再度案内することに致します。

 
 
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▼ 角栓とは

角栓とは毛穴部分の剥がれかけた角質達のことです。

カサカサした肌や、粉を吹いた肌、皮むけしてる肌、これらも同じ剥がれかけた角質達です。
でも毛穴部分の剥がれかけた角質達だけは、特別に「角栓」と呼ばれています。
ところが、この段階の角質達を角栓と呼んでいる方は少ないようです。
角栓で間違いないのですが……。

この角質達(角栓)に皮脂や化粧品の油脂がつき、酸化し、それでも剥がれて行かずに、やがて新しく剥がれそうになる角質が加わりさらに大きくなっていきます。
これが硬い突起物のように感じたり、お風呂にはいると白くふやけてフニャフニャした汚れのようにも見えます。
この段階ではじめて「角栓」という呼び方が認知されるようです。

角質は髪や爪と同じ材質―ケラチン質で、お風呂に入った時などはフニャフニャしていますが、乾くととても硬く、ガサガサ・ざらざらした触感をもたらします。
このような角栓に皮脂や化粧汚れ、汚れが付着すると、毛穴の栓の役割をし、皮脂を滞留、詰まらせるものに成長していきます。
これが文字通りの角栓です。
角質が作り出した毛穴の栓のことですね。

いかがですか。角栓の正しいイメージ・輪郭が見えてきたでしょうか?
毛穴に詰まった皮脂が脂質化し、押すとニュルッと出てくる……これは角栓ではありませんからね。
単なる皮脂詰まりです。
“炎症を起こしていないニキビ”とも言えるものです。

ところがこのニュルッと押し出す脂質化した皮脂のことを角栓だと思い込んでいる方が多いのです。
毛穴で脂質化して硬くなったのを「角栓」と思い込んでいる方が多いのです。
もっとも、本当の角栓と合体しているものもあります。

 
 
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このような現象に悩む人は、角栓と皮脂詰まりは明確に分けて考えましょうね。
混同していると、サッポーのアドバイスが誤って伝わることになります。

 
 

角栓は、育ちの悪い未熟な肌だけに起きる現象

 
 
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フニャフニャ、ブツブツ、ガサガサ、ザラザラ肌触りが不快で、見映えも良くありません。
しかしこれら角栓と呼ばれるようになった毛穴の角質を無理に取り除くのは、とても良くないことなのです。

取り除いた時の一時的な見映えの良さを知ると、取り除きたくなるのが人情でしょうが、取り除くことは致命的な悪影響を肌に残します。
また取り除いている限り、けっして角栓のできる肌の改善にはならないと言うことです。
むしろ、ますます角栓のできる肌を作っていくことになります。

角栓の生成から、剥離まで詳しくその実態を見てみましょう。

※角栓生成の原因

  • 未熟な角質だから乾くと剥がれかける
  • 未熟な角質は剥がれる能力が不足し、剥がれそうで剥がれず毛穴付近に留まる
  • 未熟な角質だから乾き縮み、皮脂や油脂が付着し酸化するとこびりついたようになって洗っても溶けない……黒ずみを作る

このような角栓はたくさんの角質達の集団(塊)ですが、他の働いている角質とも部分的に、しっかり繋がっています。
このような角質達を取り除こうとする強い力が働き、取り除かれる時は、取れてはいけない角質達を道連れにゴソッと剥がれていくことになります。
目に見える巨大な角質の塊を取り除いていることになります。

つまり、予定以上に角質が剥がれていくために、未熟な表皮細胞が角質として完成せざるを得なくなるのです。
ところがこのような角栓の発生する原因は、角質の育ちが悪く未熟で痩せていることに起因しているわけですから、ますます悪循環に拍車がかかり未熟化が進行していき、角栓を取り除くほどに、角栓が出来やすい肌になっていくというわけです。

上のように、角栓の定義と案内を致しました。

日々のケアをしている時に自然に取れる角栓は、比較的安心できる角栓の取れ方です。
角栓のできる肌には、むしろ好ましいことというべきでしょう。
そんなに力が加わらないのに、角栓が取れているわけですから、道連れにされる角質も少なくて済んでいるはずです。
避けるべきは、意識して角質や角栓を取り除くことです。

ところがどうでしょう。
角栓だ!というと、多くの方が取り除くことに懸命になっているのではないでしょうか?
取り除けば取り除くほどに、さらに角栓のできやすい肌に変質していくというのに。

正しい対策は、角栓を大切にし、けっして無理に取り除くことはしないこととなります。
肌が育ち始めます。
育った細胞が角質となり、次第に角栓が発生しない肌に変わっていきます。
やがて角栓とは縁が切れ、目立っていた毛穴もすっかり目立たなくなる……つまりサッポーの「肌が育つケア」そのものが角栓対策なのですね。

 
 
S》》

あなたが角栓だと思っていたのは、硬くなった皮脂詰まりではありませんでしたね。
この角栓は取り除いてはいけないのですよ。

S》》

ところが、今肌に起きている現象が角栓ではなく、ただの皮脂詰まりであったなら、これは取り除いた方が、早く皮脂詰まりしない肌に育っていきます。
角栓対策とは、逆の解決法になるのです。

S》》

でも皮脂詰まりを取り除く行為は、とても危険が伴うケアです。
正しく行えば素晴らしいのですが、何故か失敗する方が続出します。
皮脂と一緒に 角質を取り除くようなケアが多いためです。
これでは肌が育ちません。

S》》

このようなリスクを避けるため、先ほどは皮脂詰まりなら取り除くべきと案内しましたが、訂正です。
皮脂詰まりが炎症ニキビに発展するものでない限り、けっして詰まった皮脂を無理に取り除こうとはしないでください。
少し時間はかかりますが、皮脂詰まりそのものが起こらない肌に変わっていきます。

この方法をサッポーの公式見解としています。

 
 
 
 
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さて、今回の美肌塾はいかがでしたか?
「角栓対策とは、肌が育つケアそのもの」このような結論になりましたね。

次回は、皮脂詰まり、つまりニキビをテーマに致します。

S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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