炎症を伴う敏感肌対策 ―肌の悩みと「肌が育つケア」

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

様々な肌の悩み ⇒「肌が育つケア」…戦略・戦術となる視点
前回は、「敏感な肌…様々な敏感!?」を戦略的な視点で見ておりました。

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多少の敏感肌なら、サッポーの「肌が育つケア」を続けると、自然に解消されていくのですが、中でも特に厄介なのは、炎症を伴う敏感肌でした。

このような敏感肌も、最終ゴールは「肌が育つ」ことによって解決するのですが、そこに到るまでに出会う様々な障害のため、ゴールに向かう「肌が育つケア」からそれてしまう方が多いのです。

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戦略は「なるほど!」と頷けても、戦術がなければ敏感肌からの脱出は困難だというものでした。

今回の第9講目は、具体的な戦術を見ていくことにします。

 
 

炎症を伴うことの多い敏感肌から、脱出する二大ポイント

 
 
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炎症を伴う敏感肌には様々なものがあります。

ニキビに伴う赤みや化膿、アトピー性皮膚炎やアレルギー肌に起きる赤み・湿疹も炎症反応です。
何が原因かよく判らないが、良く肌に湿疹ができる……これも炎症反応。
脂漏性皮膚炎のように、鼻の脇や、眉間、額や頬の一部分などによくできる大小の赤みも炎症反応です。

それだけではありません。
ヒリヒリ・ピリピリを感じる、痒みを感じる、赤みが出るがしばらくすると消えていく。
このような普段は無視している些細な反応も、多くは炎症反応が関係しています。

炎症を伴う敏感肌に悩む人は、炎症を避けることが主目的のスキンケア製品の使用を継続するようになったり、あるいは炎症が発生しない肌に優しいと思われるものを探し求め彷徨う、“化粧品ジプシー”を始めたりします。

一方、「炎症なのだから化粧品によるスキンケアではなく、医療的なケアが必要だ」……ということで、皮膚科専門医の利用、あるいは市販医薬品での自己治療という判断をする方がいます。

これはある意味適切な判断と言えるのですが、残念ながら、そのようなケアを繰り返してばかりいる状態になっています。
これでは、敏感肌から脱出することはできません。
最後は「肌が育つケア」に繋がらないと、いつまでも敏感肌を卒業できないのです。

▼ 炎症を伴う場合、スキンケア対策と炎症対策は、分けて考える

≪炎症を伴う敏感肌対策……二大ポイント≫

1.炎症対策を施す
炎症対策は必要だし、発生時点では一番大切だと言えます。
しかしこれを化粧品で行おうとしてはいけません。
お医者様による治療がよいのか、自己治療で十分なのかの判断は必要ですが、いずれにしても、医療的なアプローチであることが基本です。
化粧品による炎症・敏感肌対策であってはなりません。長引くだけです。
2.肌が育つケアを継続し、炎症とは無縁の肌に育てる
最終ゴールは、その場の敏感肌対策ではなく、炎症対策でもありません。
もちろん炎症を避けることでもありません。
炎症発生時には「肌が育つケア」を一旦中断しても、最終ゴールは肌を育て、炎症とは無縁の肌に育てることにあります。
敏感な反応をしない、健康で美しい肌に育てるケアをねばり強く継続することがゴールを可能にします。

炎症を伴う敏感肌からの脱出には、この二つのポイントを押さえることが、着実な方法となっていきます。

 
 

炎症を伴う敏感肌脱出……具体的方法論(戦術)

 
 
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▼ 炎症を伴う場合、スキンケア対策と炎症対策は、分けて考える

  1. 炎症対策を施す
  2. 肌が育つケアを継続し、炎症とは無縁の肌に育てる

この1と2の対策を意識して併用できると、着実に敏感さは、減じていきます。

これって、本当はとても簡単なことなのです。
そうでしょう?

1.炎症反応が気になる状態では、直ちに炎症対策を優先する
必要に応じ、洗顔のレベルを落とし、スキンケアに使用するアイテムの範囲を、炎症を促進しない範囲に絞る必要があります。
「治療(自己治療も含め)のみで、すすぎ洗顔だけで薬以外は何もつけない」という選択肢も想定しておきます。
2.炎症対策の効果があり、使用する化粧品が、肌の炎症を促進しない状態が確認できたら、肌が育つケアを優先したケアに切り替える

この繰り返しなのです。
肌の育ち度が少しずつ高まっていくにつれ、バリアー力が強化されていくので、繰り返し起きる炎症反応も次第に小さなものになっていきます。
やがて本来の丈夫で強く美しい肌に変わっていくのです。

それなのになかなかできない……?? なぜ?

炎症の行方がどうなるか見えないからでしょう。
見えないと不安になり、何かに責任を負わそうとする―いや、言い間違えました―原因を探そうとする。
そしてたいていのケースが、「化粧品が合わないからだ」と結論づける。
本当の理由はわからないが、そのようにこじつけてでも特定することで、何となく安心できるからでしょう。

香料が、パラベンが、界面活性剤が、○○が……、等々と良く取りざたされるものを発見して、「あーっ、これが原因だったのだ。」と納得する。
このようにして、化粧品ジプシーが始まるのですが、このようなことで解決するのは極めて稀なことだと、サッポーは多くの肌とつきあい、経験上知っています。

本当の原因は肌自身にあります。

肌のバリアー層が異物を侵入させやすくなっていたら、肌は免疫反応(炎症)を起こすことにしているからです。
その反応が大きいと大騒ぎすることになり、小さいと気づくことさえなく済ませています。

よく育った細胞が角化し、バリアー層を築いていたら、このような免疫反応は激減します。
肌がひどい反応するのは、上に挙げたような成分であることはむしろ少なく、添加物や副成分ではなく、動植物素材を材料にした有効成分に反応することの方がはるかに多いのです。
アレルギー肌やアトピー性皮膚炎に悩んだ方なら、気づいておられる方も多いと思われます。

もう何がなんだか判らなくなった人は、「とにかく合わないのよね(-_-;)」と諦める。
……とはいっても、他に方法が見つからないから、敏感肌用とか、ニキビ専用などという使ったことがない新たな製品にまた期待を繋ぐことになる……。
今度こそは……と、期待を繋ぐわけです。

でも、原因は肌にあるのです。
これが肌の側から見た真実です。

肌は素晴らしい力を持っているのです。炎症反応を起こしながらも、また新しい皮膚組織を作り直し、新しく皮膚を新調していきます。
新しくバリアー層を築き直そうと努力し続けているのです。

肌(身体)にとって、危険かもしれない異物に対して臨戦態勢を取り防御態勢を取っている現れなのですが、別の言い方をすれば、炎症反応を起こすことにより、バリアー層が壊れかかっているよと教えている……とも言えるものです。
とにかく、正常に反応している結果が炎症なのです。

 
 
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今日のまとめです。

  1. 炎症反応が気になる状態では、直ちに炎症対策を優先する
  2. 炎症対策の効果があり、使用する化粧品が、肌の炎症を促進しない状態が確認できたら、肌が育つケアを優先したケアに切り替える
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この繰り返しで、肌は1歩後退、2歩前進と、着実に育ち度を高めていくのです。
肌の本当の力を信じてあげましょう。
今敏感肌に悩む人の肌も、育つ力はすごいのです。
すごいことを毎日続けているのです。

 
 
 
 
S》》 ハイ、今日の授業はこれまで。
 
 

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