洗顔後の肌色に注目!白く見える肌、黒く見える肌の違いは?

イメージ画像:洗顔する女性

サッポーでは、石けんで洗顔した後、素肌の状態を30分間チェックする習慣作りを推奨しています。肌がどのような状態か、どんな風に感じるかを観察するのです。

  • つっぱり感は?
  • 乾くと硬くなるところは?
  • 皮脂が気になるところは?
  • ……等々

これらは、肌が発する“肌の声”です。
そして、つっぱり感や感触以外にも、大切な声があります。それが今回のテーマ、肌の色・色味の変化です。

  • 洗顔後、肌が白っぽく見えるが、手入れをして下地が完成すると、いつもの肌色に戻っている
  • 洗顔後、肌が黒っぽく見えるが、しばらくすると、黒っぽさが消えている

この様な発見をしたことはありませんか?サッポーのご愛用者からも時々質問をいただきます。同じ肌なのに、色が変わるって、不思議ですね。質問される方は、肌観察をちゃんとされている方なのかもしれません。

でも、洗顔後、白っぽく見える肌と黒っぽく見える肌があるのはどうして?何か違いがあるのでしょうか?

一体、洗顔直後の肌の状態はどのようになっているのでしょう。サッポーが解説します。

透明感の高まりが見せる、肌の色

洗顔後しばらく、肌は水分が多い状態になっています。そして、水分をたっぷり含んだ角質層は透明度を増します。

紙と水のイメージ

例えば、黒いテーブルに一枚の白い紙がおいてあります。

この紙に水滴を一滴、二滴垂らしてみると、どのように見えるでしょう?

水に濡れた部分だけ黒っぽく見えますね。

白いテーブルに置き、同じように水滴を垂らすと、どう見えるでしょうか?

白く見えます……でも、もう少しよく見てみましょう。
紙の白さが違って見えてきます。反射するような白さではなくなっています。
よく見ると、テーブルの模様まで見えています。

そうする内に紙が乾くと、どうなるでしょうか?元の白い紙に戻り、テーブルの色や模様は見えなくなっています。

この白い紙にあたるのが私たちの角質層=肌です。上の様に見えるのは、水を含んだ紙が透明度が増しているからです。

肌の色は変わらなくても、肌の水分が多くなると透明になり、角質層以下の生きた表皮細胞層(角化細胞層)の状態によって、黒く見えたり、ちょっと違った白さに見えたりするのです。

これらの現象、ご理解いただけましたか?

よく育った角質はいつも水分を多く含んでいることができます。簡単には乾きません。なので、透明感が持続します。

しかし、育ちの悪い角質は、水分を保持する能力が低いため、すぐに乾いてしまいます。つまり、乾燥しやすいのです。

乾くと、肌は白っぽく見えます。でも、この白さに喜んではいけません。良い白さではなく、透明感のない白さだからです。

そして、化粧水などでスキンケアを始めると、乾いた角質層に水分が行き渡り、透明感が出て、本来の色味に戻ります。

では、洗顔後の肌が黒く見える人はどういった肌の状態なのでしょうか?

洗顔後の肌が黒っぽい、くすんでいる??

これが、黒いテーブルと白いテーブルの差です。黒いテーブルは、メラノサイトが作り出すメラニンのイメージなのです。

メラニンの多い肌は、肌の透明度が増すことによって黒っぽく見えます。範囲が広いとくすみのようにも見えるでしょう。

日々生産されるメラニンは、角質細胞と共に押し上げられ、角化する(角質が死細胞になる)直前には黒っぽい色素が抜け、透明になります。角質層に黒いメラニンは存在しません。

ところが、角質層が透明になると、その下(生きた表皮細胞層)に広がるメラニン分布が丸見えになり、黒さを強調してしまうのです。そして、肌が乾くと次第に黒さが消えていきます。

洗顔後の肌に一喜一憂?

洗顔後白っぽく見える肌は、すぐに肌が乾いて白くなっているので、このメラニンまでも見えない状態です。なので黒っぽく見えるようになった肌にそうがっかりすることはないのですよ。

逆に、洗顔後白っぽく見える肌が、黒っぽく見えるようになった時、落ち込む必要はありません。これは良い変化でもあるからです。

これから、肌が育つスキンケアや環境作りが上手くいけば、メラニン生産量は次第に減少していきます。肌が受ける刺激が少なくなるので、生産量が低位で安定するからです。すると、肌は均一な白さになっていきます。シミやくすみも消えていきます。

いかがですか。
肌の声を聞く視点が増えたでしょうか?

水分を多く保持できるよく育った肌は、肌の水分が、夏の暑さや冬の冷たさに対する良いクッションとなり、周りの環境に影響されなくなります。皮脂や汗の過敏な分泌もなくなり、乾燥にも強くなるというわけです。いいことずくめですね。

「肌に水分を与えよう!」「保湿が大切!」とよく聞きますが、もっと大切なのは、肌自身が水分をしっかり保持できるようになることなのですね。本物の白さ・透明感を演出できる育ちの良い肌です。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 肌の透明度の変化が、色味にも影響する
  • 肌自身の水分保持力をアップさせ、本物の透明感を目指す
黒板に注目!

編集後記

アドバイスを作成するときや電話でカウンセリングをするとき、どのような例を出せば、伝わり易いかを考えます。今回は紙とテーブル、水でしたが、いかかがでしたか?

そもそも肌と物とを比較すること自体が無理があるのかもしれませんが、想像しながら本講義を読んでもらえていたら幸いです。人に伝えるって難しい・・・。

「サッポー美肌塾」第333号 / 2007年9月19日 発行


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