セラミドが不足している

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

今回の美肌塾は、小さい頃からアトピーで悩んでこられた“ゆい”さんとの相談の一コマをご紹介したものです。

 
 

セラミドが不足しているから、セラミドを補う……

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
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■ “ゆい”さん のご質問

> 質問に答えて頂きありがとうございました。自分の肌の事を考え
> て正しいケアを心がけていこうと思います。
> また質問なのですが、アトピーや乾燥肌の人の肌はセラミドが不
> 足しているらしいのでセラミドを補おうと思っています。
> セラミドのサプリメントとセラミドの美容液どちらの方がいいのか
> 悩んでいます。美容液の方が肌に浸透しそうなのでこっちの方
> がいいのかな?よろしくお願いします。


■ 相談室からの返信

セラミドは、角質細胞層に積み上げられた角質一つ一つの周囲を取り巻き、角質細胞と角質細胞を柔軟にしかし密接にくっつけている脂質の中の一つです。
セラミドとは細胞間脂質と総称されている数種の脂質とオイルの一つです。

私たちが手入れしているのは、表皮細胞が角化した死細胞の層、つまり角質として積み重なった角質層です。
この死細胞一つ一つを繋いでいるのが、細胞間脂質という、いわばタイルの目地のような存在です。
セラミドという脂質だけ有名になりましたが、実際の細胞間脂質は、セラミド単一ではなく、数種の脂質で出来る層と水分層が交互に重なるラメラ構造と呼ばれるとても緻密な構造をしたものです。
肌全てに繋がっている構造です。

この様な構造が、バリアーを強化、化粧品成分や異物の侵入を防ぎ、肌が免疫反応を起こさずに済むようにしてくれています。
しかし、セラミドを塗ったり、摂取してもこの構造が強化されるわけではありません

セラミドは脂質=油ですから、肌につけると、保護する役割は果たしてくれます。
いわゆる乳液やクリームと同じ働きです。
しかしそれならば、保護アイテムとしてより完成度の高い、乳液やクリームを付けてあげることがより良い選択といえます。

また、上に説明しました、ラメラ構造を持つ細胞間脂質を充実したものにするには、育った角質が送り出されることがもっとも大切なのです。
なぜなら、これらの細胞間脂質は細胞自身が準備しているものだからです。
表皮細胞が角化して角質になる時に、細胞外に放出され、作られている構造なのです。

よい細胞間脂質が作られるためには、良く育った表皮細胞であることが何より大切です。
アトピー肌や乾燥肌の人にセラミド等の細胞間脂質が不足している理由です。
肌が育つ前に角化する状況が続いているから、十分なセラミド等が作られないのです。

食事をバランス良く、種類多く摂ることこそが中からの助けとなります
外からのケアとしては、肌が育つ環境作り=肌が育つケアに焦点を絞りましょう。
肌を作り出しているのは、肌なのですね。

 
 
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いかがでしたか?
この様な切り口で、スキンケアを考えてしまう習性は、私達によく見られるのではないでしょうか?

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セラミドだけではなく、例えばコラーゲンなども保湿力をうたうだけならいいのですが、真皮層のコラーゲン繊維が肌のはりを作り、シワを防いでいるから、肌に塗ると良い、飲むのだってもちろん良い……といった類です。
ヒアルロン酸にも似たような物語が作られていましたね。
最近ではコエンザイムQ10でしょうか?
しっかりスキンケア製品にも登場しています。

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肌を作っているのは肌自身であることを忘れないようにしましょう。

 
 

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