敏感肌、凸凹肌……どのくらいで、改善される?

肌が良くなるのにかかる期間は?

私の肌は、どれくらいで良くなるの?……肌がなかなか良くならなかったり、悩みが深刻になっていくと、改善にかかる期間を気にする傾向があるようです。

実際にこういったご相談が多く寄せられています。もちろん、その方の肌状態や環境によって個人差があり、十把一絡げにアドバイスすることはできません。でも、皆様それぞれに不安に思われているのでしょう。

今回は、“marco”さんのご相談を元に解説を進めて行きます。希望が持てたり、よし、私も頑張ろう!と思って頂けたら幸いです。

“marco”さん、10代の頃はひどいニキビ肌で、20代になってから、ニキビあとや赤みを消すために、ピーリングや角質を剥がすケアを中心に行ってきたそうです。

その結果、以前より肌が硬くなり、角栓などでザラザラと乾燥の激しい肌になってしまったそうなのです。また、敏感肌や過剰な皮脂とのつきあいもあったようです。

そして昨年、サッポーに出会い、“肌が育つケア”に熱心に取り組まれ、何度かスキンケア相談室も利用されました。そして、約1年を経た“marco”さんの最新のお便りです。

1年近くザラザラしていた感触が、ある日急につるっと……

“marco”さんのご質問・ご相談

こんにちは。いつも丁寧なアドバイスありがとうございます!

サッポー愛用者になってから1年と1ヶ月になります。
気になっていたざらつきがなくなりかけてきました。ひどかったおでこと鼻のあたりも随分やわらかく、つるつるしてきました。

1年近くざらざらとした感触だったのが、ある日急につるっとしてきたので感動です!今まで痛めつけるケアをして本当に後悔しています。でも、そのかわりサッポーのスキンケアでこれからの肌育に自信がもてそうです。

相談室イメージ

こういった報告が届くと、私たちも励まされます!“marco”さん、ありがとうございました。また“肌が育つケア”もすっかりご理解頂けたようで嬉しいです。

“marco”さんの肌は、炎症反応を起こしやすく、思うように改善が進まない状態にありました。

でも、しっかりと敏感肌脱出のケアマスト細胞対策を実施され、ついにはザラザラまで解消されました。これからがさらに楽しみです。

サッポーの“肌が育つケア”を始め、10ヶ月が経過した頃、ようやく敏感な肌の反応が安定し、赤みも減少してきたという相談記録が残っています。つまり、1年1ヶ月の今日に至るまで、大半は炎症反応との戦いだったのです。

“marco”さんは、ピーリングや角質を剥がすケアなどで、肌の未熟化を進行させ、敏感さを伴うようになってしまいました。そして、このような肌の最大の難関は、敏感肌からの脱出です。

ピーリングや角質を剥がすケアを止めたからと言って、良くなるという単純なものではないのですね。

そして、敏感肌の中でも炎症反応を起こしやすい場合は最も難航します。炎症反応は、一気に肌を後退させるからです。でも、“marco”さんは肌は良くなると信じて、諦めませんでした。

その背景としてこのようなことがありました。
炎症をよく起こす部位は前進と後退を繰り返しがちなのですが、そうではない部分においては、“肌が育つケア”で着実に良い状態になっています。

周辺の肌が良い状態になると、炎症部位も良い影響を受けます。次第に安定した肌の面積が広がっていくのです。

炎症の頻度が少なくなり、程度も軽くなり、その内発生しなくなる……このような経過を辿ります。私たちは、問題点のみを注視しがちですが、他の部位を観察することで、希望が持てることがあります。

“marco”さんは不安になりながらも、肌を信じ、継続することができました。これが勝因のように思います。

肌はどのくらいで改善される?

“marco”さんのご質問・ご相談

質問なのですが、状態は良くなってきましたが、まだ毛穴の開きが気になります。凸凹した見た目はあとどのくらいの期間で改善されますか??

敏感肌から脱出し、ザラザラがなくなれば、さらにきれいな肌を目指したくなります。欲が出てくるのですね。素晴らしいことですよ!

凸凹の改善に要する期間は?とのお尋ねですが、いずれの場合もその程度によります。凸凹は、真皮層の組織構造物(弾力繊維層)に損壊(瘢痕化)が起こっています。つまり、真皮層に出来た凸凹が表皮に現れているのです。

この改善には、残念ながら、長期間を要します。

瘢痕化した組織

怪我をしたり、炎症ニキビを繰り返すと、表皮だけでなく、真皮層の細胞や構造物が大きく破壊されます。

その修復の際、本来の組織が再生されず、代理の組織が間に合わせで急速に作られます。コラーゲンが産生されて作られるのですが、本来の弾力繊維の形状を取らない肉の塊として完成してしまうのです。

そのため、その大きさが定まらず、肌の凹凸として外から見えます。しかし、角質層を含めた表皮層の良い状態が維持されると、適当な大きさに変化し、凹凸が無くなり判らなくなります。しかし、瘢痕組織そのものはなくなりません。

子どもの頃に出来た膝の傷や妊娠線などがそれと同じです。

ミカンのような……

毛穴の目立つ部分がミカンの皮のように凸凹しているケースも、上の炎症ニキビあとと同様、真皮層の弾力繊維が壊されているため現れているものです。表皮層の改善が進むように、短期間ですっかり良くなる……というわけにはいきません。

しかし、上の炎症ニキビの繰り返された痕と比較すると、真皮層の損壊はごく少ないため、瘢痕組織が出来る段階にまでは至っていません。改善の成果は「弾力繊維層の復活+表皮層の復活」の合算となります。

ところが表皮層に比べ、真皮層の完全復活には時間がかかります。弾力繊維(主としてコラーゲン繊維のこと)の作り替えは4~5年かけて行われているからです。

作り替えが進む一方で、弾力繊維の破壊・損壊も発生しているため、これらができるだけ少なく済むように、徹底された肌管理が求められるのです。

“marco”さんの場合、今のような完成度の高いスキンケアを維持されると、実際には4~5年を待たず、もっと早い段階で表面上は判らないようになるでしょう。

真皮層を破壊・損壊する最たるものは紫外線です。
日差しの強い夏は十分注意しますが、冬は怠りがち。確かに冬の紫外線は夏に比べると、1/3程度に減少しますが、夏の紫外線を10分浴びるのと、冬の紫外線を30分浴びるのとでは、破壊される量は同じだということを知っておく必要があります。

また、冬の間は、肌表面を傷める日焼けのUVBが極端に減少しているので、肌が傷みを覚えることがありません。しかし、真皮層まで届くUVAは、冬でも夏の1/3程度あります。

つまり真皮層の回復には、一年を通じた紫外線対策が最も大切なのです。表皮だけでなく、真皮層もゆっくりと新陳代謝が繰り返されているのですね。この仕組みをしっかりと活用しましょう。

いかがでしたか?
今回は、敏感肌や凸凹肌が良くなって行く経緯と時期について、解説しました。私の肌の場合はどうなの?いつ良くなるの?と思われた方は、スキンケア相談室をご利用ください。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 敏感肌脱出には時間がかかるが、諦めず続けることが大事
  • 肌の凸凹は、真皮層の破損……紫外線対策がポイント!
黒板に注目!

編集後記

スキンケア相談を受けていると、皆様の不安が伝わってきます。肌改善にかかる時間というのは、最たるものですね。

毎日変わらないように見える肌も育つ努力は続けています。それを信じて、バックアップするのが、肌の持ち主である私たちの仕事ですね。

「サッポー美肌塾」第388号 / 2008年10月15日 発行


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