肌改善に要する期間は?

1年近くザラザラしていた感触が、ある日急につるっと……

 
 
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サッポー先生

サッポーです。

今回は“marco”さんのご相談を紹介します。

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10代の頃はひどいニキビ肌だったそうで、20代になってから、ニキビあとや肌の赤みを消すために、ピーリングや角質を剥がすケアを中心に行ってきたそうです。

その結果、2年前より肌が硬くなり、角栓などでザラザラと乾燥の激しい肌になってしまったそうなのです。
しかし一方で過敏・過剰な皮脂とのつきあいもあったようです。

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そして昨年、サッポーに出会われ、「肌が育つケア」に熱心に取り組まれました。
ご相談のお便りを何度か相談室に戴いておりましたが、約一年を経た“marco”さんの最新のお便りです。

 
 

■ “marco”さんのご質問・ご相談

> こんにちは。いつも丁寧なアドバイスありがとうございます!
> サッポー愛用者になってから1年と1ヶ月になります。
> 気になっていたざらつきがなくなりかけてきました。ひどかったおで
> こと鼻のあたりもだいぶやわらかくつるつるしてきました。
> 
> 1年近くざらざらとした感触だったので、ある日急につるっとしてき
> たので感動です!いままで痛めつけるケアをしてほんとうに後悔し
> ています。でもそのかわりサッポーのスキンケアでこれからの肌育
> に自信がもてそうです。


■ “スキンケア相談室”からの返信

あー、それは良かったですね。
肌が育つケアもすっかりご理解頂けたようでとても嬉しいです。

炎症反応を起こしやすい状態があったので、肌の育ちにブレーキがかかりやすい状態でした。
でも肌の育ち度が高まるにつれて、ブレーキになるような障害は次第に少なくなってきました。
これからが楽しみです。

 
 
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肌が育つケアをお始めになって、10ヶ月が経過した頃、ようやく、過敏な肌の反応が安定し、赤みも減少してきたという相談記録が残っています。
1年1ヶ月の今日に至るまで、大半は肌の過敏な反応との戦いであったと想像されます。

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ピーリングや角質を剥がすケアなどで、肌の未熟化を進行させていた肌の最大の難関は、肌の過敏な反応からの脱却です。
過敏な反応の中でも、炎症を伴う反応のある場合がもっとも難航します。

炎症反応はせっかく育ち度を上げてきた肌が一気に後退してしまうのですから、本当に不安になります。
でも “marco”さんはくじけなかったご様子です。

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炎症をよく起こす部位は前進と後退を繰り返し、肌の育つ効率が良くないのですが、そうではない部分においては着実に育ち度を上げています。
トラブル部位の周辺の肌が育ち度を高めると、トラブル部位にも良い影響を与えていきます。
次第に安定した肌の面積が優勢になっていきます。

トラブルの頻度が少なくなり、程度も軽くなり、その内発生しなくなる……このような経過を辿ります。
問題点のみを注視しがちですが、良い傾向を他の部位で発見していくことが力になります。

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しかし、このような長期の推移を「良い傾向にある」と実感するなど、その折々においては、当面する困惑で一杯で、少しずつ良くなっているなどと感じる余裕はないのですね。

ですが、“marco”さんは肌を信じ、「肌が育つケア」を継続することができました。
これが勝因のように思います。

 
 

肌改善に要する期間は?

 
 
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視点

■ “marco”さんのご質問・ご相談

> 質問なのですが、状態は良くなってきましたがまだ毛穴の開きが
> 気になります。でこぼこした見た目はあとどのくらいの期間で改善
> されますか??


■ “スキンケア相談室”からの返信

炎症ニキビ痕の凸凹ではなく、毛穴が目立つ部位の凸凹ですね。
改善に要する期間は?とのお尋ねですが、いずれの場合もその凸凹の程度によります。
そして肌が育つケアの完成度との兼ね合いですね。

炎症ニキビを繰り返した部分が大きな凸凹状態を作っているケースの場合、これは真皮層の組織構造物(弾力繊維層)の損壊の大きさが関係しています。
ほとんどの場合、真皮層に瘢痕化した組織が見られます。
この場合は改善に長期の期間を要します。

▼ 瘢痕化した組織

怪我をしたあとや、大きく深い炎症ニキビを繰り返すと、表皮だけでなく、真皮層の細胞や構造物が大きく破壊されます。
その修復の際、本来の組織が再生されず、代理の組織が間に合わせで急遽作られます。
コラーゲンが産生されて作られるのですが、本来の弾力繊維の形状を取らない肉の塊として完成してしまうのです。

そのため、その大きさが定まらず、肌の凹凸として外から見えます。
しかし、角質層を含めた表皮層の良い状態が維持されると、適当な大きさに変化し、凹凸が無くなり判らなくなります。
しかし、瘢痕組織そのものはなくなりません。

毛穴の目立つ部分がミカンの皮のように凸凹しているケースも、上の炎症ニキビあとと同様、真皮層の弾力繊維が壊されているため現れているものです。
表皮層の改善が進むように、スムースに短期間ですっかり良くなる……というわけにはいきません。

しかし、上の炎症ニキビの繰り返された痕と比較すると、真皮層の損壊はごく少ないため、少なくとも瘢痕組織はできていません。
改善は「弾力繊維層の復活+表皮層の復活」の合算結果が復元の完成となります。

“marco”さんの場合、肌が育つケアで、表皮層(角層を含む)の完全復活はもう時間の問題です。
すっかり良くなっている部分もたくさんおありと想像します。
しかし、真皮層の完全復活は時間がかかります。

弾力繊維(主としてコラーゲン繊維のこと)の作り替えは4~5年かけて行われています。
作り替えが進む一方で破壊・損壊も発生しているため、これら弾力繊維の破壊・損壊ができるだけ少なく済むように、良く躾された肌管理が習慣になっているようにしたいところです。

“marco”さんの場合、今のように完成度の高い「肌が育つケア」を維持されると、実際には4~5年を待たず、もっと早期に見た目は全く判らないようになります。
一年でそのような状態を期待して良いかもしれません。
肌が育つケアと、真皮層の損傷状態次第ですね。

真皮層を破壊・損壊する最たるものは紫外線です。
冬の紫外線は夏に比べると、1/3程度に減少しますが、夏の紫外線を10分浴びるのと、冬の紫外線を30分浴びるのとでは、破壊される量は同じだということを知っておく必要があります。

冬季の間は肌表面を傷めるUVBが極端に減少しているので、肌感覚としては肌の傷みを覚えることがありません。
しかし、真皮層まで届き破壊活動を行うUVAは冬でも夏の1/3程度あります

つまり、真皮層の回復は、一年を通じた紫外線対策の良い習慣を身に付けることが一番大事な「肌が育つケア」だというわけです。
表皮だけでなく、真皮層もゆっくりと新陳代謝が繰り返されています。
この仕組みをしっかりと活用しましょう。

 
 

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