肌の再建計画を立てよう! Part-2 戦略を確認する

 
 
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サッポー先生

「肌の再建計画を立てよう」をテーマに、前回講義を行いました。

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肌の再建計画には、まず現在の自分の肌状態を正確に知ることが必要です。
その上で目指す肌状態に向けてどのようなケアをしていくか、どのような肌管理をしていくかの道筋(再建計画)を考えます。

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ところが、現在の自分の肌を見ると、様々なトラブルが混在しています。
一つひとつ対策を立てて解決していくのでしょうか?

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肌の思わしくない状況を“肌トラブル”と呼び、様々な表現がされています。

べたついて困る肌、毛穴が目立つ、肌理が粗い、乾燥肌、脂性肌、化粧乗りが悪い、角栓がでやすい、毛穴が黒ずむ、シミが増えている、皮脂詰まり(ニキビ)、化粧かぶれしやすい、赤みがよく現れる、くすんでいる、ガサガサする、こわばる、痒みや刺激をよく感じる、敏感肌……等々です。

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もちろん、上のように思わしくない状態だけでなく、好ましい状態の肌もあるはずです。
しっとりした肌、もちもちした肌、サラサラしていて柔らかい肌、ハリのある肌、透明感のある肌……等々です。

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さて、このような様々な状態が現れ混在している肌が公平に美しさと健康を目指すにはどうしたらよいのでしょう。
肌の様々な現れを確認しただけでは、再建計画など立てられそうもありません。

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でも、それが立つのです。
ここで、前回の「肌の育ち度を知る」次に、「肌の育ち度を上げていく」という視点が失敗のない計画作りに役立っていきます。
そうです。あの「○○%の育ち度の肌」……という見方ですね。

見ていきましょう。

 
 

肌の再建計画:元となる戦略が間違っていたら、美肌は育たない

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点

前回の授業を思い出して下さい。
「肌が育つケアを知る3原則」ともいうべき基本を提示しておりました。

  1. 肌が育つ秘密(メカニズム)を知ること。(肌を知る)
  2. 肌が育つ環境を整える化粧品の選択。(化粧品を知る)
  3. 肌を傷める環境(ダメージ)を知る。(ダメージを知る)

2、3はひとまず横に置いておいて、1に関連して、肌の現状をしっかり把握することが、計画を作り、戦略を立てていくスタートとなります。

肌の美しさを創っていくのにも過程があり、その過程を無視すると普段のケアが成果に結びつかないからです。
一度崩れた美肌を修復・復活させるには、設計図を無視したケアでは上手くいかないのです。
肌が育つ秘密を知り、順序正しく取り組んでいくことが必須です。

▼ 肌の再建計画の立て方概要

まず最初は現状の肌を知ることですが、例えば、毛穴が目立つ、べたつく……といった見た目の肌トラブルの状態を把握するだけでは不十分です。

一方で肌の育ち度がどのレベルにあるかを考慮に入れることが、失敗・成功を分けるキーとなります。
前回授業の「肌の育ち度○○%~」の基準です。

90%~100%の育ち度でターンオーバーを繰り返している肌

…現実には、なかなか実現が難しい最高に良い状態の肌

80%台の育ち度でターンオーバーが繰り返されている肌

…誰が評価してもそれなりの美しさと健康を備えた肌

70%の育ち度は確保できているだろう…の肌

…大きな不満こそないが、大きな満足もけっしてない肌

60%台の育ち度でターンオーバーが繰り返されている肌

…大きな不満をいくつか抱えており、肌の過敏さが気になる肌

60%未満の育ち度でターンオーバーが繰り返されている肌

…ダメージやトラブルが炎症に繋がりやすい、いつも過敏な肌

80%台、90%台の肌にはそもそも再建計画は必要ありません。
ただただサッポーの「肌が育つケア」を続けていけば、美しさが維持されます。
さらなる向上も努力次第です。
肌が育つケアの完成度を高めること…これが計画であり戦略となります。

問題は、肌の育ち度が70%台以下にある場合です。
毛穴やべたつきなど、様々なトラブルは育ち度70%台以下において発生し、トラブル状態が改善されない状態が続くようになっています。

つまり、日々のスキンケアや肌管理を、肌の育ち度別に方法を変えて行うことが、効率よく肌の育ち度を上げ、月を追う毎に美肌作りが実現していきます。
美肌修復・再建には、このような計画・戦略作りが基本となります。

「毛穴にはこの方法」、「べたつきにはこの方法」…ではダメなのですね。

といっても、肌の育ち度は人様々です。
同じ人の肌においても部位毎に肌の育ち度は異なります。
このような場合、育ち度の最も低いところを基準に、日々のスキンケアを行います。
肌の育ち度が上がるにつれて、日々のスキンケア方法をステップアップしていきます。

サッポーでは、肌の育ち度80%台を維持できるようになった肌をゴールにします。
誰が評価してもそれなりの美しさと健康を備えた肌…がゴールです。
さらに育ち度90%~100%を目指される方は、それぞれの努力次第というわけです。

 
 

肌の育ち度毎に、肌が育つ戦略を大まかに考える

 
 
サッポーの
シンボル/サッポーの視点
視点
  • 肌を知る …ポイントは過敏さの程度を知ること
  • ケア方法を考える …肌の育ち度別に考える

それでは肌を知ることから、ケアの方法をどのように考えていけば良いかを見ていきます。

肌の育ち度が70%台以下にある場合、見た目や感じるままの肌トラブルとは次のようなものです。

  • 乾燥肌
  • 脂性肌
  • 毛穴が目立つ
  • 肌理が粗い
  • べたついて困る肌
  • 化粧乗りが悪い
  • 角栓がでやすい
  • 毛穴が黒ずむ
  • 皮脂詰まり(ニキビ)
  • こわばり
  • ガサガサする
  • シミが増えている
  • くすんでいる
  • 痒みや刺激をよく感じる
  • 赤みがよく現れる
  • 化粧かぶれしやすい
  • etc...

しかし、これらは肌の育ち度レベルの低い現れであることは解りますが、その程度が解りません。
育ち度70%台なのか、60%台なのか、それとも、育ち度60%に届かない肌なのか…それが問題です。

この見分けは簡単です。
過敏さの程度に注目して下さい
過敏さで肌の育ち度を判定していくと、まず間違いません

▼ 70%の育ち度は確保できているだろう…の肌

…大きな不満こそないが、大きな満足もけっしてない肌

▽ 過敏さ

普段はあまり肌に過敏さを覚えることはないが、乾燥や紫外線など身に覚えのあるダメージを受けた時は、敏感肌そのものになってしまう。

▽ 70%~再建計画の実行戦略

この状態にある肌が最も多いボリュームゾーンとなっています。
普段のケアに加え、不用意に大きなダメージを受けないように注意さえしていたら、現状維持が図れます。

しかし、現状維持ではもったいない肌です。
肌が育つケアを理解し、適切に実行されると、難しい問題もなくスムースに育ち度80%台の肌が実現する肌です。
スムースといっても期間は必要ですが……。
誰もが憧れる肌に向かってチャレンジです。
その過程でトラブルは自然に解消していきます。

▼ 60%台の育ち度でターンオーバーが繰り返されている肌

…大きな不満をいくつか抱えており、肌の過敏さが気になる肌

▽ 過敏さ

それぞれのトラブルにおいて深刻さが増しており、日々肌の過敏さを感じるようになっている。
乾燥や紫外線のダメージを受けると、いつも使う化粧品にかぶれる確立が高くなる。
私は敏感肌…という自覚がある。

▽ 60%~再建計画の実行戦略

毛穴やべたつきなど、様々なトラブル解消に取り組む前に、安定した肌状態を目指す必要があります。
肌が育つケアにおいて、紫外線や乾燥を始めとするダメージを受ける機会・失敗をなくすことが、まず基本です。
言い換えると、トラブルのない育ち度80%の肌を目指すのではなく、まず育ち度70%を目指せということです。

肌が過敏反応を起こさないことをケアの目標とする…このように言い換えても良いでしょう。
ただし、「肌が育つケアを維持しながら」という条件付きです。

つまり、肌が過敏な反応を起こさないことを優先する判断基準を持ち、その基準が許す範囲で肌が育つケアを行っていくことです。

サッポーがお勧めしているケアでいえば、例えば、石けんによる洗顔は肌が安定するまで使用を中止し、洗浄能力のないクレンジングクリームとすすぎだけの洗浄法にする。
あとは肌が育つケアの標準通り…といった具合です。

▼ 60%未満の育ち度でターンオーバーが繰り返されている肌

…ダメージやトラブルが炎症に繋がりやすい、いつも過敏な肌

▽ 過敏さ

乾燥や冷気で赤みが出たり、紫外線を少し浴びただけでも肌状態が悪化、時に炎症につながることも多く、化粧品そのものに肌が反応してしまうことも多い。
肌は極めて不安定な状態にある。

▽ ~60%再建計画の実行戦略

炎症反応を起こさない状態を目指すのが最優先です
そのためなら、なんでも利用しよう…こんなイメージで対処を考えます。

なぜなら、炎症反応そのものが皮膚細胞の未熟化を著しく進行させるからです。
炎症が拡大すると、さらに未熟化が進行し、次第に治癒の困難さを増していきます。
炎症を軽減させることは肌改善上大きな意義があるわけです。

  1. 皮膚科医の処方に従う~市販の薬を利用~も選択肢に。医師処方なら、ステロイド剤もOK…です。しかし、ピーリングによる自己治療は厳禁です

    但し、ステロイド薬を始め皮膚治療薬をいつまでもだらだら使用するのは非常にリスキーです。
    炎症の治まりを代償に皮膚細胞の未熟化を進行させるので、下手をすると、なかなか立ち直ることができない弱い肌になっていきます。

    従って治療的なアプローチは、短期間で薬の使用を終了するのが基本です。
    よくならない場合、早く見切りをつけて、ケアの軌道修正を行うことです。

  2. 治療的なアプローチに失敗したら、肌の自然治癒力を利用した環境作りを優先したケアに切り替える。
    つまり化粧品を利用したケアです。

    この場合、肌環境を作る化粧品が満足に使えない肌状態がよくあります。
    その場合、けっして無理に使用しないことがルールです。
    肌が反応しないものだけを利用していく方法です。

    従って何も利用できない場合は、すすぎ洗顔と、衣類や小物を利用した防御がスタートのケアとなります。
    そして様子を見ながら、一点一点、使えるものを増やしていくのです。
    この方法が肌を改善する一番の近道となります。

    詳しくは以下の講義を参考にして下さい。

    参照:『化粧品選びの視点…使用経過を見て判断する Stage1.肌は未成熟で、過敏な状態』の中段、「化粧品に肌が過剰な反応を起こしやすくなっている時」

 
 
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いかがですか?
読者の皆様は、どこからスタートできそうですか?

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肌の育ち度70%台からスタートできる方は幸せです。
80%台の育ち度の肌がすぐ手の届くところにあるのですからね。
でもよほど居心地が良いのか、このステージを住処のようにして住み着いてしまっている人が一番多いのは残念なことです。

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中には、育ち度60%未満の方もいらっしゃるでしょう。
このステージに陥っていた方は長い期間にわたる注意と努力が必要です。
しかし、60%台の育ち度の肌が実現した時、既に70%台の育ち度が視野に入ります。
つまり「肌が育つ」ことを信じ、「肌が育つケア」のノウハウをしっかり会得された自信ができているからです。

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肌は育つと必ず健康で美しい肌へと変わってまいります。
肌が本来の姿に育つプログラム(設計図)は、壊れていないのです。
一つひとつの細胞は今もその能力を秘めています。

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この続きは、トラブル毎の肌再建計画を見ていくことにします。

 
 

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