30代の肌には、30代用の化粧品が良い?!

サッポーご愛用者“yukit”さんより戴いたご質問を紹介します。

誰もがふと感じる疑問のはずです。

“yukit”さんの質問

> いつも勉強させて頂いております。化粧水についても、よく解りました。

> そこで、質問。 こんな質問して、まだわかってないのかと、気分を悪くしてしまったら、ごめんなさい。

> よく耳にする化粧品会社の商品には、年代別のラインアップがあったり、トラブル別に使う商品を揃えていたり、男性用があったりと、そういうものが多いように思いますが、サッポーさんのは老若男女OK?なんですよね。

> それは、「肌が育てば、トラブルは解消されるという理念があるから。」ですよね?

いかがですか?

皆様も、「サッポー美肌塾」を読んでいて、ある時、ふと、このような思いに囚われたことはありませんか?

年代別のラインアップ、トラブル別に対応する化粧品

大切な疑問というか、スケールの大きな質問ですね。

「肌が育つ」という大きなストーリーだけで、大きなストーリーを構成する細部で何が起きているのか?こんなことを推定できる知識があればいいのですが、そうはいきません。そんな知識は一部の専門家だけです。

私達の身体を構成している一つひとつの細胞、その細胞核に刻まれたDNA配列は、一生変わりません。これら細胞が代謝活動を行い、様々な臓器・器官を作っています。皮膚もそういった器官の一つです。

日々誕生している表皮細胞がDNA配列の導くとおりに代謝を行い完成した姿は、健康で強く、それぞれの美しさを備えています。若き肌も、老いた肌もこのDNA配列に変化があったわけではありません。一つひとつの細胞が同じ姿に育つプログラムは変わってこなかったし、これからも変わらないということです。

ところが、DNA配列(設計図)は変わらないはずなのに、老いた肌、若い肌があり、ニキビが出来る肌、毛穴が目立つ肌、敏感な肌等々、様々な悩ましい肌状態があります。これらは全て何らかの環境障害(内外の)があり、設計図通りに育つことができないでいる姿であるわけです。設計図通り育つ環境を提供しようというのがサッポーの肌が育つケアです。

まさしく、“yukit”さんが表現されているように「 肌が育つとトラブルは消えていく」このようなコンセプトの下で、全ての化粧品が用意されるべきだとサッポーは考えております。

サッポーは、表皮細胞が誕生し、代謝活動の結果、変化していく様をターンオーバーとは言わず、「肌が育つ」という表現をしているものです。ターンオーバーにも良い・悪いがあり、良いターンオーバーになっていなければいけません。それが「肌が育つケア」です。

うんちくが長くなりましたm(_ _)m。

サッポーの視点

さて、年齢別、トラブル(肌状態)別のスキンケア製品について、どのように考えているのか…のお尋ねですが、サッポーではこれらの製品を、

  • 「ケアの一律・簡便化を狙った、一時使用に便利な製品」

このように位置づけています。

これらの製品をけっして否定しているわけではありませんが、本格的にスキンケアに取り組み、健康な美肌を目指そうという場合には、不向きというか、むしろ不便だからです。

しかし、ある一時期に限る利用には有効で便利なケースもあります。

1. 肌は加齢によって、老いていくことは事実だが、その程度は人それぞれに大きく異なっており、同一人においても、部位別にその程度はやはり異なるものである。つまり、実際の肌年齢は実年齢よりも個性差の方がはるかに大きい。
……「肌が育つケア」が適切にできているかどうかである
2. 様々なトラブル状態を脱するには、一つひとつの構成細胞が本来の姿になることが基本となる。しかしトラブルの中には、肌がより良く育つ環境を作る化粧品そのものを受け付けない、バリアー能の低下した(細胞の未熟化が極度に進行した)肌がある。このようなケースでは、肌が育つことより、炎症反応を起こし肌が未熟化するのを防ぐ方を優先すべきである。
……「肌が育つケア」の可能な状態を作ることが先決である
3. 肌状態別(トラブル別)スキンケア製品の陥りがちな方向として、肌の育ちを犠牲にして、今すぐの良さ、その場の美しさやその場の健康を追求する傾向が出てくることである。継続するとさらなるトラブル拡大に繋がりやすい仕組みである。
……トラブルの原因となる角質を取り除いて、今を解決するか
……トラブルの原因にならない角質に育つようにするか

サッポーの「肌が育つケア」は健康な美肌作りにおける大きな柱、大きなストーリーと言うべきものです。一方、一つのストーリーだけにこだわると、どこかで限界がきます。いつか間違ったケアに繋がり、悲劇(トラブル肌)に繋がっていくケースが多くなります。

スキンケアには様々な視点があり、ある視点から見ると、大きなストーリーが隠れてしまい、見晴らしの良い小さな世界が見渡せます。それはそれで一時の夢を育む世界といえるのかもしれません。しかし、大きなストーリーを忘れてしまうと、さらなる健康と美肌は別世界の夢物語になってしまいます。

小さなストーリーも全て大きなストーリーに繋がっていくことが、ケアの適切さ、健全性を判断する基準といえます。

大きなストーリーとは、もちろん「肌が育つケア」です。肌は育ち度を上げていくことによってのみ、その機能と美しさを増し、変わり得るものです。○○用、○○別ではありません。

○○別、○○用といえば、男性用、女性用もその一つですね。

男性の肌も基本的な構造・性質は女性の肌と変わりません。個性差の範囲と捉えるべきものです。だからスキンケア製品は同じでよいのです。

香りの趣向も同質化が進行しているように思いますが、ただ、衣服に男女の違いがあるように、基本的な性質は同じでも、使用する化粧品に男女の別があって良いようにも思います。

サッポーの肌が育つケアは、女性だけでなく、男性にとっても中心となるケアに違いありません。

参考バックナンバー:
「夏用化粧品、冬用化粧品 美肌術…ミクロの視点」
「年代別スキンケア」

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