“肌が育つケア”UVケア製品の選び方

イメージ画像:日差しの中の女性

紫外線とUVケアを再確認

紫外線が肌に及ぼす影響

  • 紫外線には破壊力の大きいUVB(短波長紫外線)と、作用は比較的穏やかだが、日焼け・シミ・しわ・たるみなどの影響を及ぼすUVA(長波長紫外線)がある。
  • UVBの地上に降り注ぐ量はUVAの1/15程度だが、肌にとっての災禍はUVAの比ではなく火傷(サンバーン)を起こし、皮膚癌の原因となる。UVBを防ぐ指数値として、SPF値の高さ争いが行われた時期があったが、現在は10以上の値はほぼ同じとみなされるようになった。
  • UVBが皮膚表面をその場で破壊するのに対し、波長の長いUVAは真皮層まで侵入し、じわじわと破壊を進めていく性質を持つ。
  • UVAは表皮のメラノサイトを活性化、メラニンを黒色化しシミの最大因となる一方、表皮を支えている真皮層では、4~5年に一度のペースで作り替えられている弾力繊維層を破壊・劣化していくため、肌老化を示す様々なトラブルの最大要因となっている。
  • しわ・たるみ以外に、肌の凸凹や特に目立つ毛穴・みかん肌などは真皮層の劣化が伴っている現れと言える。

……と、紫外線の肌に与える影響について、その概要を再認識していただきました。しかし、もう一点、四季の紫外線とその影響についての視点もUVケアに少なからぬ影響を与えています。

11月から2月にかけての紫外線量は、紫外線量の多い春夏の約30%前後しかありません。紫外線の優しい?季節です。特にサンバーンのUVBは元々少ないのにさらに1/4程度まで減少するので、この季節に多少紫外線を浴びてもサンバーンを起こすことはまずありません。

ところがここに油断発生!真皮層まで侵入するUVAの存在です。秋冬は春秋の1/3程度まで減少しているのですが、平気で長時間浴びていたら、そのダメージは見えない真皮層で進行しているわけです。

  • 夏より冬の方が大きな紫外線ダメージを受けている…かもしれない
  • シミ・しわ・たるみは冬に仕込まれている…かもしれない
  • 春夏に10分UVAを浴びたとき: 1.00×10分=10
  • 秋冬に60分UVAを浴びたとき: 0.33×60分=20

上の計算式は夏と冬に浴びる紫外線量を並べてみました。夏は10分間、冬は60分で計算すると、冬の方がダメージが2倍になっています。

夏は10分紫外線を浴びるのも冷や冷やなのに、冬は平気で60分紫外線を浴びている……ということはありませんか?

あり得る話でしょう?

UVケアの目的

  1. 主目的は…紫外線の破壊から肌を護る
  2. 期待する前提は…肌の健康を損なわない
  3. 期待する条件は…見映え良く、感触良く肌を護る

UVケアの本分は紫外線から肌を護ること、上の1ですが、健康で美しい肌を目指すには、2や3とのバランスが取れた「紫外線から肌を護る」になっていなければいけません。

ところがここで、バランスの取れないUVケアになっている方の多いことを指摘しなければなりません。安らぎのUVケアではなく、肌が育たないUVケアになっている方が多いのです。

紫外線防止は、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤、そして耐水機能強化の三つの要素によって、UV防止機能と性質が大きく左右されます。UVケア製品の選択とその使い方は、美肌に大きな影響を与えています。

サッポーの“肌が育つケア”UVケア製品の選び方

UVケアの考え方、ノウハウ、何となく輪郭がつかめたらもう大丈夫です。

UVケア製品のイメージ

次は、UVケア製品の性質・特徴をつかめば、もうあなたは自由自在に選択し、ベースメイクを兼ねたUVケアを楽しむことが出来ます。

  • 日焼け止め下地
    (クリーム・乳液・ジェル…様々なタイプあり)
  • UVケア兼用のファンデーション
    (クリーム・リキッド。プレスト・ルース等様々なタイプあり)

これらのいずれか、あるいは両方を使ってUV防止を計ります。サッポーはいずれのタイプを使用されてもよいと考えています。大切なのは、次の三つの要素の使い分けです。

紫外線防止剤

1. 紫外線反射剤(散乱剤)…酸化チタン、酸化亜鉛など

日常生活における紫外線防止の基本スタイル。酸化チタン、あるいは酸化亜鉛が成分表示の上位に配置されていたらOK。SPF値は無視して大丈夫です。

毎日使用して大丈夫の肌に安心・安全、健康を害さない…が長所。

但し、化粧が崩れたら効果が減じるので化粧直しが必要…が短所。

2. 紫外線吸収剤…(とてもたくさんあるので記載できず)

安定した紫外線防止能を保つのが長所。但し紫外線を熱に変換する方式なので、肌が過敏になっている時は熱による炎症を起こしやすいため、炎症に気づかず使用しているとシミを作るのが短所。スポーツ・レジャー向き、但し連日使用や常用はリスキー。

上記1. 2. に付加される機能

3. 耐水機能の強化

汗や水に強くなり化粧が崩れにくくなるので、見映えが維持でき、紫外線防止能も維持できるのが長所。しかし、肌の水分量が減じる乾燥傾向が出てくるので、常用すると乾燥肌になり、過敏さが次第に顕著になってくる…これが短所

いかがでしたか?

UVケア自由自在、身に付いたでしょうか?詰まるところ、ケースパイケースが正解ということですね。

普段の生活では、1の紫外線反射剤(散乱剤)方式のみが良いわけです。

しかし、それでは化粧が崩れて仕方がないという方は、その状態を甘んじて受け入れるべきです。肌が育ってくると崩れなくなります。崩れたら化粧直しです。

あなたは、将来の美肌を捨て、今崩れないケアを選びますか?それとも、化粧が崩れない将来の美肌を目指しますか?

あなたはどちらを選びますか?答えは決まっていますね!

ちなみにサッポーのUVケア製品は全て1の方式です。安心してご使用くださいませ。

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第469号を再編集したものです


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