化粧のりと化粧崩れ Part-1

気温が高く…化粧崩れの季節?!

5月が始まったばかり(※配信当時)なのに夏日が続き、ちょっぴり疲れ気味のサッポーです。

寝ぼけ眼(まなこ)で朝のスキンケア、いざ日焼け止め下地に愛用のプロテクトベースを塗り始めると……うん?どうも滑りが良すぎる?!ここでハッと目が覚めました。

朝の洗顔を済ませ、10分の簡単な朝食。歯を磨いて今日着る衣服を準備、さぁー、顔の準備もしなければとスキンケアを始めたのですが、もう肌が汗ばみ始めていたのです。

昼間の気温を考えると、もう少しで崩れやすい化粧になるところでした。

テーマは、化粧のりと化粧崩れです。

化粧のりの良い肌・悪い肌

化粧のりと一口に言っても幅広いので、様々なパウダー粒子が肌にのることに範囲を狭めてみていくことにします。パウダー粒子とは、様々な鉱物・鉱石の超微粒子粉です。

鉱物・鉱石の粉には色味を持つ顔料としての役割を持つものと、水分の吸収剤として働くもの、また、酸化チタンや酸化亜鉛のように顔料でもあり、紫外線散乱剤としても役立つものがあります。

鉱物・鉱石のパウダーを利用した製品

  1. 紫外線散乱剤使用の日焼け止め下地クリーム
  2. クリームタイプのファンデーション
  3. リキッドタイプのファンデーション
  4. プレスした固形のファンデーション
  5. ルースタイプのファンデーション
    (粉白粉やミネラルファンデーション等)

大雑把に分類しましたが、これらを一括りに、ここではベースメイク製品と呼ぶことにします。化粧ののりが良い・悪いというのは、これらベースメイク製品が見映えよく、肌にフィットするかどうかを評価したものです。

化粧のりの良い肌(悪い肌)とは

ベースメイク・イメージ

適度に湿りを帯び、柔らかさとしなやかさを持つ肌は、ルースタイプのファンデーションが、肌に何もつけなくても(下地を作らなくても)きれいにのります。つまり、良く育った肌は、保水力が高く、柔らかくしなやかで、化粧のりがよいわけです

以上が第一義の化粧のりの良い肌です。化粧のりのベースとなる部分です。

しかし、乾燥した環境や、乾いた風に当たると、肌表面が乾きパウダーは剥がれていきます。大地が乾き、風が吹くと土埃が飛んでいくようなものです。

それでは困るので、肌がいつも適度な湿りと柔らかさが維持されるように、化粧水や乳液・クリームなど、様々なスキンケア製品を利用して下地を作ります。スキンケアのことを下地作りとか、化粧下地などと呼ぶのはここから来ています。

化粧のりの良い肌、第二義は下地作りの出来映えにあります。

つまり、化粧のりが良い・悪いは、一に肌の育ち度加減と、二にスキンケアの巧拙によって左右されるものといえます。

肌の育ち度向上はこれから。今、化粧のりを良くする方法は?

肌の育ち度は、サッポーの「肌が育つケア」によって高めていくとしても、それは今日、明日に叶うことではありません。現実にはまだ肌の育ちが悪く、上手く化粧がのらない肌はどうしたらよいのか?

スキンケアの巧拙、つまり下地作りをどうしたらよいのでしょうか?

未来の肌を健康に、美しくするスキンケア、化粧のりの良い肌作り「肌が育つケア」はサッポー美肌塾を読み進め、実践するとしても、今日や明日の肌の見映えが悪くたってイイ!というわけにはまいりません。

下地作りで、適度な湿りとしなやかさを持つ柔らかさを、如何に実現できるかというのがテーマになります。

スキンケア製品と今の肌状態を知ることが化粧のりの良い下地を作る

肌の湿りや柔らかさを下地作りで左右しているのは、化粧水です。化粧水には、しっとりもちもちした感触のものと、サラサラした感触のものがあります。いわゆるしっとりタイプとさっぱりタイプです。

もちろんしっとりタイプの方が肌の湿りと柔らかさ作りには優れています。しかし優れているから化粧のりを良くするとは限りません。これは水分や汗を捉え保持するのにも優れているわけで、汗が多い肌、べたつきやすい肌にしっとりタイプは化粧崩れの原因になります。パウダーが泳ぎ出すからです。

つまり、乾いた状態が多い肌や、肌表面に硬さを感じる肌はしっとりタイプが化粧のりを良くしますが、べたつきやすい肌はやはり、保湿能を控えたさっぱりタイプがよいのです。

ところが、べたつきやすい肌にさっぱりタイプの化粧水をつけても、肌表面が乾くと、パウダーはのりにくくなります。といって、しっとりタイプだと汗を掻いた時にパウダーが泳いでしまうのでダメ。さぁー困った。

この状態を微妙にコントロールしてくれるのが、乾燥からの保護のケアに使用する乳液やクリームの使い分けです。どちらを使用しても、湿りと柔らかさが維持され、パウダーはのりやすくなります。

しかし、べたついて崩れやすい肌は、さっぱりタイプの化粧水をつけたあとは、乳液より油性度の高いクリームを下地作りに使用した方が後々崩れにくい化粧のり状態を作ります。水相成分が多い乳液は、汗となじみがよいので崩れやすいからです。クリームだと、出た汗を流してくれるため、汗による崩れを少なくできるのです。化粧水で肌を整えたあと、乳液で保護のケアをするか、それとも、クリームで保護のケアをするかは、判断の重要な分かれ目なのです。

私の肌に適した下地作りの品揃えは?

下地製品イメージ

このように見てくると、仕組みと理屈は判ったが、化粧水はしっとりかさっぱりか、乾燥保護は乳液かクリームか、どちらがいいのでしょうか?

サッポーがお勧めするのは、いずれのアイテムも用意しておくことです。だって肌の状態は一定していない、暑い日は汗も掻くし、冷房空間に入ると汗は引くが崩れた肌は乾燥しやすくなっている。肌の環境は様々だし、肌の様子も変わるのですから。

でも、化粧水はしっとりとさっぱりを用意し、乳液とクリームも両方ともに用意しておくなんて、お金がいくらあっても足りないよ。そんな贅沢なこと……と、思うでしょう?ところが違うのです。使用するスピードは、例えば半減するわけですから、長い目で見たら同じなのです。

無駄なもの、使ってはいけないものに投資することに比べたら、とても価値ある投資です。

今日の講義はここまでとします。

次回は、化粧崩れについて、もう少し掘り下げ、知っておきたいテクニックと、使用するベースメイク製品と肌の関係などを見ていくことに致します。

ここから先に肌が育つ上で障害となる、様々な間違ったケア=ボトルネックがたくさんあるのですね。お楽しみに。

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第482号を再編集したものです


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