じめじめ、じとじと、ベタベタ、まとわりつく衣服……

梅雨が続いています。(※配信当時)
平年並みなら、梅雨明けは来月の半ばとなります。

サッポーの住まいする大阪では、今月に入り、平均湿度が80%を超える日が続いておりました。
乾燥する心配がないのですから、肌としては大喜びのはずですが……皆様はいかがでしょう。肌の調子は上向いてきましたか?

この様に言うと、すぐに「とんでもない!」と反論を貰いそうです。

じめじめ、じとじと、肌はベタベタ、布団までしっとりしているようで気持ちが悪い……。フローリングの床も、素足に何となく湿った感じが伝わります。

『あーっ、鬱陶しい!』これが正直な日々の実感です。
人という種の生命の起源が海(水中)から始まったなんて、大嘘に決まっています。水遊びや入浴と違い、そこで寝起きするなんて、まっぴらごめんこうむりたいところです。

気象庁の予報では、これからは雨が少なくなるが気温がうんと上昇するなどと発表しています。あと1ヶ月続くと予想される梅雨の期間、少なくとも高湿からは解放されるのでしょうか?

でも気温が高くなれば、汗でベタベタは変わらないな……などと想像してしまいます。

さ~て、育った肌を目指す肌の管理者としては、梅雨が明けるまでの日々を、どのようなことに注意していたらよいのでしょうか?

このような視点で、今日の講義を進めてまいります。

梅雨の季節…適切な洗浄・保湿・乾燥保護・紫外線保護

「適切な洗浄・保湿・乾燥保護・紫外線保護が必要らしい、いつも適切な方法で日々のケアをしているつもりなのに?!適切ではないというの?」

一通り、見直してみることにしましょう。

サッポーの視点

洗浄

  1. 洗浄力のないサッポーのクレンジングクリームでクルクル、あとは石けん洗顔で終了。朝は石けん洗顔だけでOK。これが過敏さのない肌の標準パターンです。
  2. 過敏な肌は、サッポーのクレンジングクリームのクルクルと石けん洗顔のスタイルを朝・夜共通のパターンにするのがよいでしょう。洗い過ぎの失敗・弊害をカバーし、肌の育ちを邪魔するブレーキの発生を少なくします。
  3. 炎症性の赤みや、炎症そのものがある肌は、サッポーのクレンジングクリームによる優しいクルクルとすすぎ洗顔だけを朝・夜共通の洗浄スタイルとします。アルカリ刺激を持つ石けんを使用しない方が肌の回復が早いケースです。

洗浄能の全くないサッポーのクレンジングクリームによる汚れ浮かしと、洗浄力のある石けん洗顔~すすぎ洗顔の組合せです。この三つの洗顔パターンを知っておくと、いつも適切な洗浄ができます。

以上については、梅雨時だからこうする…といったものはありませんね。一年を通じて同様に考えます。

次の“超過敏な肌”については、本講での説明はパスすることにします。話が拡がりすぎるからです。

  1. 何を使用しても過敏な反応に繋がる超過敏肌は、朝も夜もすすぎ洗顔のみ

保湿

A:汗でべたついていることが多い肌、及び汗を掻く肌環境が多い肌
アルコール配合の少ないさっぱり系化粧水(スキンコントロールローション)での控えめ保湿が肌の育ちを邪魔しません。保湿能を高めすぎると汗を貯めることにつながり、ベタベタを助長、角質層崩れを起こしやすくなり、肌の未熟化を進める原因になります。保湿パックも不可ですよ。プラス効果より、マイナス効果の方が多くなります。
B:冷房で乾燥した環境で過ごすことが多く、汗でべたつく状態の少ない肌
いつも通りの化粧水でOKです。しっとりタイプの化粧水も保湿パックもOKです。保湿ケアがプラスに働く肌・環境と判断してよいケースです。
C:汗でべたつく時間も長いし、冷房環境で乾燥が気になる時間も長い
悩み迷うところですが、この場合にカウンセラーがお勧めするのは、上のAのケースに倣うことです。マイナス面を少なくすることの方が大切だからです。そして乾燥に対しては、次の“乾燥保護”のケアで工夫をします。

乾燥保護

べたつくことが多いと、油性化粧品である乳液やクリームの使用を敬遠しがちですが、保湿ケアだけでは乾燥から肌を守ることはできません。夏に気づかないままに乾燥ダメージを進行させる一番の原因になっています。

  1. 乳液で保護して、特にべたつきが気にならない場合は、乳液が使いやすくて役目も果たしていると判断してOKです。
  2. 乳液でべたついて困る場合は、乳液より油性度の高いクリームで乾燥保護のケアをします。サッポーのクリームなら適度に汗を弾き、乾燥からもしっかり肌を守ってくれるでしょう。

乾燥も気になり、べたつくことも多い肌は、保湿はA方式、乾燥保護はB方式にすると、保湿・保護のバランスが取れます。

紫外線保護&ベースメイク

UVケア製品とベースメイク製品は互いに役割を兼務している製品が多いので、併せて説明します。

注意1:耐水機能強化製品は使用しない

耐水機能強化製品の見分けは、全成分表示上位に○○コン、○○シロキサンの表示名(シリコン油のこと)があるもの。中位・下位表示は問題なし。

べたつきが少なく、化粧崩れしにくい耐水機能強化製品は一日だけの使用なら有益な面もあるが、連日使用すると、ますますべたつきやすい肌に変わっていく。肌が水分不足になり、細胞の育ちを未熟化、バリア能を低下させるからです。

注意2:雨の日でも、UV防止ケアは忘れずにする

梅雨の晴れ間に遭遇することは珍しくありません。この時期の紫外線は梅雨空が多いため総量こそ減少していますが、一時の紫外線量は一年を通じ最強の時です。無防備で続けて5分~10分の直射を受けると肌の育ちを大きく後退させます。

雨の日に外出を予定している場合は、必ずUV防止のケアを忘れてはいけません。後悔先に立たずです。サッポーのプロテクトベースやファンデーションなら日常使用OKです。肌の育ちを応援するUVケア製品です。

梅雨時の異常な状態が、誤ったケアを大丈夫だと認めさせている

前節では、基本的なケアについて、梅雨の季節に守るべき標準的なケアを提示しました。このように列挙してみると、梅雨に限らず、普段注意すべきことと大筋は変わりません。

ところが不思議なことに、梅雨時は上に挙げた基本や注意を、ないがしろにする肌管理になっていることが多いのです。適切なケアの判断が無意識の習慣になっていないと、ついその時の気分に流されてしまうようです。

この季節の特徴をあげると、なぜか憂鬱な感覚と、いらいら感が募りやすい季節のようです。雨が降り続くと、室内で過ごすことが多くなるからでしょうか?それだけではなさそうです。

  • じめじめ・じとじと……触れる物、触れる空気までじめっと感じる。
  • 雨に濡れると、ひんやりしているのに肌には汗がじと~。
  • 汗で濡れた肌の衣類との接触が実に不快。
  • 床がじとじと感じ、布団まで湿っている気がする。
  • 洗濯物が貯まっていく。
  • etc…

肌感覚に不快感を覚えることが多いのです。おまけに洗濯物まで溢れてきたら、ストレスが貯まり、憂鬱になっても不思議ではありません。そんなときのスキンケアはきっと二の次になっているのでしょう。ダメージは少なく油断が許されるが、不快感は多い。このような環境がそうさせているのかもしれません。

雨の今日はUVケアなしで大丈夫!と思っても不思議ではありません。大丈夫であることが多いのですから……。

こんなにじとじとしてるのに、乳液やクリームなんてつけたくないと思うのはむしろ当然なのかもしれません。実際に必要のない場面が多いのですから……。

しかし、そのケアが求められる時が少なからずあるわけです。その時無防備であれば、汗でふやけがちな肌は、紫外線をより多く通し、乾燥させた時の角質層の傷み方は倍増しています。

このような小さな失敗の繰り返しが、肌が育つブレーキとして働いたり、時には後退させています。ますますベタベタ、じとじとに悩まされる背景が育っていきます。

梅雨時こそ肌をきれいにするチャンス!として意識して適切な対処を心がけます。次に迎える炎暑・酷暑も対処は同じ要領です。不快感の種類が少し変わるだけ。

夏に育つ肌は汗を弾く肌!
夏に育つ肌は汗が転がる肌!

猛暑の夏でもなんでも来い!
私の肌と心はいつも爽やか♪…といきたいものです。


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