肌が求める化粧品…美容液編

イメージ画像:美容液

美容液には神秘的な効果が求められている?

スキンケア製品として、化粧水、乳液、クリームといえば、誰もがどのような性質のケアなのかを知っている定番のアイテムです。でも美容液は何のケア?どのような役割?となると、それはもう様々で、名前も様々です。サッポーが勝手に美容液というジャンルを作って解説してよいのかしら?といったところです。

化粧品各社が様々に訴求している美容液の素晴らしさを見ると、その役割・働きは多岐に渡ります。こんな機能を表現して良いの?と思うようなものまであり、ここでの紹介は控えますが、肌を美しくする魔法の化粧液のように思えてきます。

イメージ画像:美容液をつける女性

一方、私達消費者としての評価はどうでしょうか?情報を集めてみると、整理が難しいのですが、面白いことに、評価の高いグループと、ほとんど評価しないグループに分かれます。

  • 「しっとりとして、肌に透明感が!」
  • 「おかげでシミが消えた、嬉しい!」
  • 「特に変化を感じない……。どうして?」
  • 「ベタベタして、肌が重く感じるから好きじゃない」…等々

他にも様々な声がまだまだあるのですが、挙げればあげるほど整理できなくなるのが美容液の評価です。果たして、美容液は本当に魔法の化粧液なのでしょうか?肌にとって本当に必要なものでしょうか?

様々な評価のある美容液ですが、共通しているのは量が少ないのに比較的高価なことです。

美容液が果たすべき役割とは

特種な目的を持たせた美容液を除き、ほぼ共通している美容液の存在価値で、最も大切なキーは「肌の保湿能を強化する」ことが出来るところです。

「それなら、しっとりタイプの化粧水と同じでは?」

その通りです。でも少し違うのです。しっとり化粧水ではとうてい及ばない保湿能の強化が可能なのです。これが実は大きな違いとして肌に影響します。

肌の保湿能とは

肌(角質層)と、肌自身に備わる保湿成分と不感蒸泄の汗、この三者のコラボレーションが、肌の保湿能です。いつもしっとり、しなやかで、透明感がある美しいバリアーとしての肌を可能にしています。

問題は、肌に備わる保湿能だけでいつも良い状態が維持できないところにあります。私達の肌環境は、一年を通じ過酷な乾燥環境に出合うようになっています。自然環境による乾燥もありますが、注意すべきは私達に快適さを提供する冷・暖房による乾燥空間です。

このような乾燥環境にある肌の保湿能を手助けする基本が化粧水です。乾燥肌向け・脂性肌向けの化粧水とか、しっとりタイプ・さっぱりタイプなど、保湿能を加減した様々な化粧水を使用して、適度に保湿を強化した状態に整えます。

しかし、肌は部位ごとにかなり状況が違います。角質層の厚い部位、薄い部位、皮脂腺の発達した部位、そうでない部位、汗の多い部位、少ない部位等々。それだけではありません。肌の部位ごとに受ける乾燥の影響度が異なります。

いつしか、良い状態の肌部位と、好ましくない肌部位に二極化が進みます。このような傾向を止めるのが美容液による保湿強化です。既に好ましくない傾向が強く表れてしまった部位を改善に導くのが、美容液による保湿強化なのです。

つまり、肌にとって適切な保湿状態をいかに作り、いかに持続させるかがキーになっているのです。さらにその破れ目(弱点)を補うのが、美容液の果たすべき役割なのです。

美容液をどのように使ってる?~美容液は万能の化粧液ではない

画像:サッポーの美容液「モイスチュアエッセンス」

美容液のまず果たすべき役割が保湿強化であり、もう一つの大切な側面が、弱点の補強だということでした。つまり、美容液使用の基本は、スポット使用がよいということです。

「保湿が強化されるなら、肌全体に使用したら尚良いのでは?」

ケースバイケースにより、美容液の全体使用が必要な環境に肌がおかれる特殊な場合もありますが、通常、そのような美容液の利用は、ムダなだけでなく、時に弊害ももたらします。

保湿された健やかな肌状況が維持できていない部位、このままだと好ましくない状態に傾いていきそうな部位にスポット的に使用するのが適切な利用です。

例えばサッポーの美容液の場合、保湿能はしっとりタイプの化粧水に比較して10倍くらいの能力を持っていますが、肌に使用して単純に10倍の保湿能を発揮するわけではありません。せいぜいが2倍以内の保湿能強化です。

しかし、美容液の使用によって肌の保湿能が長く発揮されます。一時的に乾燥したように見えていても、汗の分泌により、保湿能が復活し、再びしっとりとした肌がよみがえります。様々な環境に遭遇する肌ですが、1日トータルで見ると、適切な保湿下にある割合がグンと増えるのです。このことが肌が育つ環境として、良い影響となるのです。

一方、必要としていない部位まで、一律に美容液を使用すると、肌が水分で濡れた時、例えば、汗をたくさんかく部位は強化された保湿能が必要以上に汗を肌に貯め込むように働きます。べたつきが増す原因です。

さらに、汗を肌に溜める時間が長くなると、角質層をふやけさせ崩れやすくします。これでは不快さだけでなく、肌が育つブレーキになってしまいます。せっかくの美容液が弊害となってしまうのです。

美容液は、その日の肌の環境と状況を想定し、(1)必要な部位に、(2)必要なだけ使用することが、あなたにとっての魔法の化粧液となる使用法です。

使用部位と使用量の加減は、日々の使用で、あなたがノウハウを掴んでいくことが大切です。


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