肌が求める化粧品…日焼け止め編

UVケア製品選択の視点とは……

日焼け止め、UVケア製品、紫外線対策コスメ……様々に呼ばれますが、今やUVケアの大切さは老若男女を問わず常識になっていると言ってよいでしょう。しかし、それらUVケア製品の選択や利用が適切に行われているかというと、残念ながらそうはなっていないようです。

  • 紫外線の害はよく知ってるし、UVケアは心がけているつもりだ
  • SPF値やPA値には注意し、外出にUVケアを忘れることはない

このようなUVケアに対するそれなりの自負心もあり、日々のケアを行っているのだから……という安心感もあるのでしょう。それでよいと言えばそれまでですが、サッポーとしてはもう一歩踏み込んだUVケア製品の選択と利用法を会得して頂ければと願うところです。

なぜなら、サッポーがいつも言う、10歳~20歳若い肌を実現する上で、大きな比重を占めているケアだからです。

もう一歩踏み込んだUVケアとは(今日の結論です)、

「UVケア判断基準のグレーゾーンを小さくする」

です。

サッポーの推奨するUVケア指針

  1. 日常のUVケアは紫外線散乱剤ベースの製品を使用
  2. 日常のUVケアに耐水機能強化製品は使用しない
  3. 天候にかかわらず、昼間はUVケアをしておく

でもこの指針を励行しても、たぶんサッポーの狙う成果は半分しか実現しないでしょう。なぜなら、日々の紫外線対策の判断基準には、人それぞれにより曖昧な判断基準になっているグレーゾーンがあるからです。グレーゾーンが大きいほど「10歳~20歳若い肌」の実現を阻んでいます。

肌に対する影響の大きいUVケアですが、美肌と健康肌のステージを、もう一段上げるか、下げるかを決めているのは、このグレーゾーンのケアの扱いにあります。

UVケアのグレーゾーンを小さくするポイントをいくつか例示します。
一緒に考えることによって読者のグレーゾーンを小さくするチェックにして下さい。

UVケアのグレーゾーンを点検してみよう

UVケアは、日常の必須ケアだとの自覚は?

  • 紫外線の強烈なダメージは誰もが少なからず体験しているので、必須のケアだとの自覚はある。しかし、その自覚の程度を問われると疑問符が付く。雨や曇りの日でも、空がある程度明るいとかなりの紫外線が降り注いでいると知るべき。室内の明るい照明よりずっと明るいのが普通だから。
  • 将来のしわやたるみをつくっている気づかない紫外線のダメージこそ怖れるべし。肌表にその日現れない内部ダメージ(真皮層破壊)、つまり見えないダメージに注意することが必須ケアの自覚といえる。

毎日のUVケアは「肌に優しいもの」であることが必須条件

紫外線防止能を示すSPF値・PA値に踊らされるな!

紫外線吸収剤と耐水機能強化製品の長所と短所を知る

サッポーでは耐水機能を持たない製品をオススメしています
  • 肌にフィットさせやすい紫外線吸収剤や汗による化粧崩れに強い耐水機能強化製品は、安定した紫外線防止能が期待できる。この長所は、いざという時の頼もしい肌の守り神である。しかし、常用すると肌の乾燥を進行させ、敏感肌を育てる。いざという日だけのスポット使用が基本である。
  • 毎日がいざという日になる人の場合、べたつきや化粧崩れを怖れず、紫外線散乱剤によるUVケアにすべきである。いつでも、どこでも化粧直しできる準備を備えておくことが心得となる。
  • 紫外線散乱剤である酸化チタンないしは酸化亜鉛が上位に記載されているものなら、SPF値・PA値の表示がなくても紫外線防止はOKである。

日焼け止めは肌に悪いと思っている人がいる

帽子や日傘をして日射しさえ遮っていたら大丈夫!?

  • 日焼け止め製品そのものが肌にはよくない、いわば必要悪の製品だと思い込んでいるケースがあるが、化粧水や乳液・クリームと同様に肌を保護するのが本来の性質だ。
  • 必要悪といえるのは、紫外線吸収剤や耐水機能強化された製品を化粧直しできない状況下で使用する場合などがそうである。
  • UVカットの帽子や日傘で紫外線を有効にカットできているのは肌と接している部分のみ。直射を遮ることが出来ても、反射して散舞する紫外線の影響は1/3~1/2減少しているだけである。

しわ・たるみの原因が乾燥だと思っている人がけっこう多い

首に年齢が現れるとよく言われる…なぜ?

少しくらい~ちょっとだけなら…もの言わぬ肌を思いやる

  • 乾燥がしわやたるみに影響しているのは事実だが、主因ではなく枝葉の要因に過ぎない。しわやたるみの主たる原因は紫外線による真皮層下の損傷と破壊の蓄積である。4~5年に一度のペースで作りかえが進む真皮層において、その作りかえのスピードより速い破損が続くと、いつか必ずしわやたるみとして表面化する。
  • 首やデコルテは顔ほど紫外線を浴びないが、防御が不備だと着実にしわやたるみが現れてくる。紫外線の破壊によるものである。
  • 日焼けや赤み(炎症)を作るだけが紫外線によるダメージではなく、静かに肌内部を壊し続けていることを知ることが大切である。

崩れた・崩れてないの判定はどこで?

  • 肌が未熟で汗や皮脂が多くなっている肌や、汗や皮脂が多くなる暑い季節だと、化粧が浮き崩れやすくなる。しかし、化粧が浮いただけで崩れていない状態もある。紫外線防御能を低下させる重要な局面であるが、もう一つはっきりしない問題でもある。
  • 手指で汗を拭う回数、ハンカチやタオル・脂とり紙で汗を吸い取る回数の多寡が感覚以上に紫外線防御能を低下させているものだと知ることだ。汗が治まったと思ったら化粧直しするのを習慣にすることを基本にしたい。

いかがでしたか?

あなたにとっての、UVケア判断のグレーゾーンの存在、曖昧になっていた部分があれば、思い切って判断基準を塗り替えてみましょう。そして、無意識の習慣となるまで、徹底と継続の努力です。

もの言わぬ肌を思いやり未来の肌を育てる要素として、ケア判断のグレーゾーンを小さくしていくことも重要なキーになっています。


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