コラーゲン!!コエンザイムQ10!セラミド!! Part-2

話題の成分配合の化粧品で美肌に?!

前回はコラーゲンがネタの「サッポー美肌塾」でしたが、今回は「ユビキノン」という補酵素を取り上げます。以前はビタミンQなどとも呼ばれていましたが、化粧品に使用されるようになって、『コエンザイムQ10』の名で有名になりました。

補酵素といってもあまりなじみのない言葉です。人体のそれぞれの細胞の代謝活動は、3000種とも、4000種ともいわれる様々な酵素の働きに支えられています。これら酵素の働きになくてはならないお助けマンが補酵素です。補酵素の代表は様々なビタミンですが、コエンザイムQ10もその仲間だということです。

相談ネタ2…コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、ビタミン同様、補酵素として働いている

コエンザイムQ10(ユビキノン)は、エネルギーを作るのに必須の物質です。元気の触媒みたいなものです。筋肉を始め、あらゆる臓器の活動に関係し、これがなければ、私達は生きていけないわけです。ただ、体内で作られる物質なので、心配はしなくていいのですが、加齢とともに生産量が減少します。

2001年に食品としての利用が、2004年には化粧品への利用が承認されました。それでコエンザイムQ10の名で、化粧品への配合においても一躍ブームになったものです。但し化粧品における効用は、コエンザイムQ10の持つ抗酸化作用です。ビタミンEやビタミンC同様に抗酸化作用が利用されたのです。

「アンチエイジングの切り札だと思ってたのに!?」

抗酸化作用があるのは、立派なアンチエイジングの作用の一つ。成分としての有効性は信頼していいのです。でも過大評価はいけません。例えば、肌の酸化による老化や劣化を防ぐ最大の要素は、UVケアがいつも適切にできていることです。また一日二度の適切な肌洗浄が行われていることです。これらの方が酸化防止には10倍も20倍も大切です。

「コエンザイムQ10は、肌より身体の元気なんだ!?」

エネルギーを作るのになくてはならない補酵素なんだから、摂取するのはいいことです。それに体内で発生する活性酸素の害を少なく(抗酸化作用)してくれるのですから。

ビタミンB群を摂ることの方が大事?

でも、エネルギー作りに関係する補酵素はコエンザイムQ10だけではありません。むしろ、ビタミンB群の補酵素達の補強を忘れないようにしましょう。コエンザイムQ10は減少するといっても、まずまず体内での生産で賄えているのですから……。ところが、ビタミンB群の補酵素達は、人体は作ることができないのです。こちらの方が不足しがちなのです。

スキンケアも微量栄養素も、もっと全体を見渡して考えることが大切なようです。

知らない情報に迷ったら、肌が育つことを柱に判断しよう!

肌は育つと、必ず健康になっていくし、キレイが増していきます。肌を作っている一つひとつの細胞は常に新陳代謝して(生まれ変わって)います。表皮基底層に誕生した細胞が良い環境で代謝を繰り返し準備を進めていくとしっかりと育った細胞となり、角質となった時は以前の角質より、一歩美しいのです。このようなターンオーバーが続くように環境を整えるケアを目指すことです。

細胞は与えられた環境の下で、以前より育とうと代謝活動を繰り返しています。その邪魔をしないようにするのが肌管理です。さらに良い環境を作り維持するのが、日々のスキンケアです。肌は負荷を与えて鍛えることによって強くなるものではありません。すくすくと育つ環境の確保こそが強さと美しさが育つ力となるのです。

コエンザイムQ10は、肌表層の酸化防止に役立つケアです。でもそれは、肌の大切な環境の一つに過ぎないことを知るべきです。過小評価も過大評価もしてはいけません。

イメージ画像:カラダの健康が肌の美しさを生み出す

「肌が育つ環境を心がけ、あとは肌自身に任せればいい」

「でも、肌が育つには、栄養が必要なのでは?」

その通りです。でも、表皮細胞が誕生したあとの肌の栄養とは、良い環境が栄養の全てです。健やかな代謝環境が全てなのです。化粧品と、私達が演じる生活環境と肌の接点が環境の全てです。

但し、表皮細胞を生み出す基底細胞は、栄養が必要です。その供給源は基底細胞直下に拡がる毛細血管を通じて運ばれ、毎日の細胞分裂を可能にしています。

「コエンザイムQ10はここで活躍するのに違いない!?」

その通りです。細胞分裂は大きなエネルギーを絶えず必要としています。でもコエンザイムQ10だけにこだわっても仕方がありません。様々な栄養素が活用されるには、多くの酵素と、その酵素の働きを助ける補酵素の存在が必要です。コエンザイムQ10はその一つです。

食べたものが、様々な消化酵素によって分解され運ばれ、身体中の細胞で利用されるのが、何千もの種類の酵素が介在して、細胞の代謝活動が行われています。その中でエネルギー代謝に関わる酵素を助ける補酵素がビタミンB群であり、コエンザイムQ10なわけです。

このように考えると、肌の栄養とは、あれがイイ、これがイイではなく、多種類の食材からの食事を心がけ、消化酵素を始め、何千種という代謝酵素や酵素を助ける補酵素が滞りなく作られる状態を目指す中にあるのでしょう。

……というようなところで、コエンザイムQ10ネタの講義はひとまず終了します。

相談ネタの3つ目、セラミドについては、またの機会とします。


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