化粧ブラシとミネラルファンデーション

ファンデーション&フェイスブラシ

様々なパウダー顔料でメイクの仕上げに化粧ブラシが多く利用されます。ミネラルファンデーション(俗称)の登場以来、ベースメイクに化粧ブラシを使用するケースが多くなったのか、ブラシの弊害について質問や相談を頂くことが増えました。

今日の美肌塾は化粧ブラシとミネラルファンデーションのお話です。

ミネラルファンデーションって?

ブラシの前に、ミネラルファンデーションについてサッポー視点で輪郭を確認しておきます。

フェイスパウダー、ベビーパウダーなど、いわゆるルースパウダーの仲間なのですが、「ミネラルファンデーション」という独自の分類名として定着してきたように思います。でも明確な定義があるわけではありませんから、判りやすいように、サッポー独自に大まかな定義をします。

ミネラルファンデーション

  1. ルースパウダーに酸化鉄など様々な色味のパウダー顔料を増やし、ベースメイクとして、ファンデーションの役割を担えるようにした。
  2. 酸化チタンや酸化亜鉛という紫外線散乱機能を持つパウダー顔料の配合を増やし、UV防止機能を強化した。

簡単に言えば、ルースパウダーの顔料構成を変えて、ベースメイクの役割とUV防止機能を強化し、「ファンデーション」と呼べるようにマーケティングしたわけです。

ミネラルファンデーションの長所・短所

  • (長所)ウォータープルーフなのかを心配する必要がない
  • (長所)紫外線吸収剤が使用される心配がない
  • (短所)ルースパウダーなので、乾燥や汗で崩れやすい

おさえておくべき長所・短所はこんなところでしょう。基本的には肌に影響を与えないミネラルパウダーを肌に乗せるフェイスパウダーと同じと言うことです。

毛足の短いパフか化粧ブラシを使用してつけますが、化粧ブラシが主流です。

ところが、自分の肌状態を知らずに、間違ったブラシの選択や使い方をしていると、いつの間にか肌トラブルを招いていることがあります。ブラシが原因とは気づかないのです。

化粧ブラシ(化粧筆やメイクブラシの呼称も)

ここではフェイス全般やチークに使用するブラシを対象に、サッポーの視点で判断の基となる知識を探ることにします。この知識を前提に、それぞれの肌に合わせた仕上げのテクニックや工夫を重ね、腕を上げていきましょう。弊害もなくなります。

ブラシは肌に対する優しさが決め手

顔にブラシを当てる女性

一般には、獣毛がよいとされ、灰リスの尾の毛や山羊の毛が高級品とされています。毛の腰の強さが適度で、肌と接触する毛先が細く柔らかいからです。獣毛は人毛と同じく、表面が魚の鱗のようにキューティクルで覆われています。この毛構造が適量のパウダーを肌に運んでくれます。

でも、上のような条件の整った獣毛は高価なのが難点です。適切な手入れを怠らなければ永く使えるから、トラブルを回避できるなら安い!とか、敏感肌の私には高くない!というのも見識です。

人工毛(化学繊維)や安い獣毛を使用したブラシは粗悪品か?というと、そう単純には言えません。人工毛ブラシにも、獣毛の構造に似せて作られたものが開発されています。大切なのは、実際に試用して肌で感触を比較し、よく確認することです。

人工毛にしろ獣毛にしろ、少なくとも毛先をカットした造りは避けましょう。気づくこともなく角質を傷つけ、剥がれやすくしています。

獣毛ブラシ…手入れのポイント

人工毛は簡単に洗えて、丁寧に使えば丈夫で長持ちしますが、品質はしっかりチェックする必要があります。一方、条件のそろった獣毛なら安心ですが、こちらは手入れがまずいと早く傷み、劣化していきます。

1.使用後はパウダーをしっかり取り除く

汚れを寄せ付けない日常手入れの基本です。しかし乱暴な方法で落とすのではなく、櫛で毛を傷めないようにといたり、柄に軽く振動を与え落とします。まんべんなくポンポンと振動させることが大切です。

2.汚れたかなと思ったらシャンプーで洗ってあげよう

人により、5~6ヵ月に一度でよいケースもあれば、2~3ヵ月に一度は洗った方がいいケースもあるでしょう。汗や油脂とパウダーがキューティクルに絡まり、毛が傷みやすく性能が落ちてきます。石けんでもいいですが、より長持ちさせるにはサッポーがお薦めしているシャンプーがよいでしょう。優しく洗いよくすすぎ、水気を取って風通しのよい場所で陰干しします。形を整え穂先を下にしてつるしておきましょう。根元部分が乾くまで24~48時間はかかります。湿りが残る状態で使用してはいけません。毛やブラシの根元が傷みます。

3.その他の注意
  • 熱に弱いので、熱風で乾かすのはタブー。熱い湯で洗うのも不可。
  • 紫外線に当たるところでの保管は避ける。
  • 汚れや湿気を避けるために容器やポーチで保管する。

今日の美肌塾はいかがでしたか?

化粧ブラシにまつわる様々な情報がありますが、今回講義のポイントを押さえて、振り回されないようにしましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • ミネラルファンデーションの位置づけと長所・短所を知る
  • 肌に優しい化粧ブラシを選び、正しい手入れの知識を知る
黒板に注目!

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第569号を再編集したものです


コメントは受け付けていません。