サウナ浴・岩盤浴・半身浴・温泉浴・ホットヨガ…と肌の関係

イメージ画像:ヨガのポーズを取る女性

体を温めることが健康によいと知られ、古来より温泉の湧くところは湯治場として栄えてきた歴史があります。戦後は家庭に浴室が普及し、毎日の入浴で温まることが日本人の寿命を急速に延ばしてきた一助になっていると評価されています。

現代では、元湯温泉と同様、あるいはそれ以上の効用を狙った、各種のサウナ浴、岩盤浴の施設が散在、利用されるようになりました。また半身浴は家庭でもできる優れた入浴・健康法として確立しています。またユニークな温まり方として、最近ではホットヨガと呼ばれるヨガスタジオも、側面の効用として同じ効果を持つものでしょう。

サッポーはこれらの健康法を兼ねた娯楽やスポーツ?を利用するのは、とてもよいことだと考えています。しかし、一方で良い面ばかりとは限らないのがこの世の常で、マイナス面が大きくなることもあると知っておく必要があります。

弊害の相談も時々寄せられます。美肌塾読者の方は、いつもよい効用だけを受け取って頂きたく思います。

温まる効用を適切に享受するには

入浴する女性のイメージ

温まると汗をかき、代謝活動も活発に維持されるので、デトックスやダイエットに良いような一面が強調されたりしていますが、本当の効用は温まることそのものにあります。汗が噴き出すように排泄され、血液の循環が良くなるのは誰もが感じる温まる効用に違いありませんが、最大の効用は免疫システムが整ってくることです。

身体が温まると免疫機能が高くなることが知られていますが、入浴は毎日一度免疫細胞に体温より高い温度という刺激を与えることにより、強制的に免疫能の活性化を促していることになります。風邪を引いて発熱した時を思い出してみましょう。熱が出て免疫機能が高まり、ウイルスや細菌を退治してくれるので、やがて回復するのですね。これが人体に備わった免疫機能システムの一つです。

それではとにかく温まればいいのかというと、そうではありません。

温まり過ぎはダメで、温まらない時は効用もない

「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」という有名な故事成句がありますが、温まるのも同様です。

『血液が温まり、体温が38度台の状態を5分間、長くても10分に留める』

このような覚え方がいいです。汗がたらたらと流れるようになってから5分と理解してください。

この5分や10分を、一度クールダウンして繰り返すのは大丈夫です。でも、サッポーは一度で十分だと考えています。体力は消耗するし、免疫システムに与える良い効果が二倍になるわけではありませんからね。人により刺激が効き過ぎて、弊害をもたらす場合があります(※後述)。こうなるとマイナスの方が大きくなります。

この効用は、家庭の入浴でも得られるし、サウナ浴や岩盤浴、温泉浴や半身浴で得られるのはもちろんです。そしてホットヨガにおいてもですね。

ただ、それぞれの方法において、温まり方に特徴があり、長所にもなり短所にもなることを知っておく必要があります。知っておくべき知識を要約すると、次です。短所は避けたいですからね。

1.家庭のお風呂に入浴
健康な肌なら、40度程度(or40度以下)のお風呂に10分も浸かれば、温まる効果は十分。シャワーで温まるのは無理。湯は熱が伝わりやすく、熱いと弊害が伴う。41度なら烏の行水程度にしないと乾燥肌が進行する。もちろん温まる効果は得られない。
半身浴は、湯温を37度台、38度台までにして、上半身は浸からない体制で行うのが基本。温まるのに時間(20分以上)がかかるが、安全な温まり方。
2.温泉に入浴
たいていの温泉は室温30度以上が確保されているので、首まで浸からなくても十分に温まる。しかし熱めの湯温には、家庭浴同様に注意が必要。また、利用する温泉が元湯だと、超音波の温浴効果で、身体の芯から温まる効用がある。湯に浸かる時間は家庭浴同様に考える。
3.サウナの利用
乾燥サウナとも呼ばれる高温サウナは85度から100度前後で少々息苦しい。中高温域の遠赤外線サウナは70度前後で比較的過ごしやすい。いずれにしても日常にはない高温域だが、湿度が10~15%と低いため、時間(汗をかいて5分)さえ守っていたら、温まりすぎる危険性はない。乾いた空気と血流と汗がクッションとなり、熱が伝わりにくいため熱すぎる家庭浴や温泉浴のような弊害はない。遠赤外線サウナは元湯温泉同様の身体の芯から温まる温浴効果がある。
4.岩盤浴を利用する
浴場の温度は35度~、中には50度近くにしているものもあるが、サウナと比べると断然過ごしやすい。岩盤そのものは40度台~、中には50度のものもあり直接触れない注意が必要。遠赤外線効果と、湿度を高めてあることで、身体の芯から温まる温浴効果に優れている。元湯に浸かるのと同じ安全性と効用が得られると言える。
5.ホットヨガ
本来はヨガの実践が主目的だが、室温を35度~40度程度に保ち、湿度60%以上を確保して、別面での付加価値をつけたものになっている。温まる効果は1~4の温浴法と同様にあると言える。安全性は高い。(5分、10分の制限はあまり考えなくてよい)

いかがでしたか?家庭浴で十分と考える人もいれば、たまに温泉やサウナ、それに岩盤浴もいいかなと思った方もいるでしょう。それともホットヨガでしょうか?しかし、いずれにおいても、「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」が基本である点、忘れないでくださいね。

免疫機能を高めない方がよい例外ケース※敏感肌※

免疫機能は高すぎても低すぎてもよくありません。適切に機能していることこそ大切なのです。免疫機能が高まると聞くと、無条件に良いことだと思い込んでいるケースが多いように思います。アレルギーやアトピー体質の増加で、免疫機能の高まりはけっして良いことではないという常識も拡がってきましたが、誤解しやすいところですね。

一時的に免疫機能を高める温浴などの温まる効果と敏感肌の関係について知識を得ておきましょう。

『温まると免疫機能が亢進し、敏感な肌は赤み等の炎症反応を起こしやすくなる』

炎症のイメージ

このように覚えてください。

敏感さの程度によるのですが、どの程度かと聞かれても、それは肌に聞いて下さいとしか、答えることができません。ただ、赤みが出たり炎症を起こしてしまうのは、肌にとって大きなマイナスなので、体験的に覚えて、できるだけ避けるようにすべきです。

免疫機能が亢進する(高まる)と、温まるという刺激に免疫機能が暴走しやすい状態になります。従って、上の1~5のいずれも、サッポーは利用しないように勧めています。

家庭での入浴時の湯温は38度台にします。38度台でも、湯に浸かる時間が長いと温まりすぎ、免疫機能の暴走が起こりやすくなります。湯に浸かるのは~5分程度が良いでしょう。浴室温度は、30度以上を工夫して確保するのが秘訣です。

敏感肌が良くなるまでの間は、上の注意を守った入浴を徹底して続けます。サッポー美肌塾の「まず、過敏肌からの脱出を」を参考に、その他の注意も知識を得ておきましょう。取組次第で必ず正常化していきます。

サウナや岩盤浴、ホットヨガも、楽しむのはそれからですよ。

今日の美肌塾はいかがでしたか?

敏感肌には必須の知識ですが、むしろ、健康な肌の人にこそ必要なのかもしれません。なぜなら、こういったことをきっかけに敏感な肌、トラブル肌に転落する人が多いからです。

「肌にもきっとイイはず」と思い込みやすいのですね。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 毎日温まる時間を持つことが免疫機能を整える
  • 過敏な肌が温まりすぎると免疫機能が暴走する
黒板に注目!

この講義はメールマガジン「サッポー美肌塾」第572号を再編集したものです


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