ベタベタ、カサカサ……混合肌になるのはどうして?

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額は皮脂が活発なのに、口周りはそうでもない……、頬については皮脂の“ひ”さえ感じられない……と、部位によってその状態を大きく違えている肌があります。 いわゆる混合肌です。

サッポー美肌塾で、テーマに取り挙げたことはありませんでした。乾燥肌や脂性肌になった原因と対策は随所で触れていたのに……その2つを持ち合わせた混合肌の方にとって、これまでの講義は「帯に短し、襷(たすき)に長し」だったかもしれません。

いい機会ですから、今回は厄介な混合肌に焦点を当てます。

混合肌とは?

乾きやすく、さらさら~かさかさ~がさがさしやすい肌部位と、しっとり~じっとり~べたべた~ぬるぬるとした感触の部位が、同じ顔に目立って混在するようになった肌を言います。

これは、皮脂分泌量の、汗分泌量の多寡の現れです。肌の部位によって、いつしかこれらの機能差が大きくなっているのです。分泌が多くなる部位は、だいたい決まっており、額・鼻を中心とした、いわゆるTゾーンと呼ばれる部位です。逆に頬の一部やフェイスラインは分泌の少ない部位となっています。但し、個性差はあると考え自分の肌を判定する必要があります。

さて、この混合肌、自覚をするとなぜか更に進行する……というケースが多く見られます。べたつく部位はもっとべたつくようになり、かさつく部位は一層カサカサするといった具合です。

どういうことが起きているのか……? 見ていきましょう。

混合肌の進行を止め、本来の肌を取り戻す方法

べたつきやすい部位も、かさつきやすい部位も、肌を構成している細胞の一つひとつの能力が低下していることが原因です。このような細胞が作る表皮細胞層ですから、当然バリア能も低くなります。

バリア能が低いとどうなるかというと、べたつきやすい部位は、皮脂・汗の分泌を増やしてバリア能を高めようとします。カサつきやすい部位は、肌をカサカサさせて乾燥や冷たさから肌内部を守ろうとします。いかがです。混合肌の様相そのものですね。

さて、肌がこのような混合肌に傾いたとき、私達はどのような対応をしているでしょうか。

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  • 肌のぬめりをすっきりさせるクレンジング・洗顔料を使用
  • 角質が乱れカサカサしてるのを洗い流せるクレンジング・洗顔料を使用

たいていの洗浄剤はこのような機能を持っています。その場の状況は良くなる一方で、この洗浄剤で洗うという行為が、バリアーとして肌を守っている角質を洗い取ることに繋がっています。 その結果、ターンオーバーは速まります。

すると、表皮細胞を誕生させるスピードが上がり、角化させて、1日も早くバリア能(角質層の機能)を高めようとします。十分な準備が不足したまま、表皮細胞を角質に変えて早く守りを固めようとするのです。

つまり、バリア能が低下し、さらなるベタベタ・カサカサが現れやすくなっていくというわけです。これが、混合肌は進行するという種明かしです。角質が剥がれる原因は他にもいろいろありますが、今回は代表的な洗顔を例に挙げました。

ではどうすればいいのでしょうか。答えは簡単です。

「表皮細胞が、本来の大きさと機能を備えられる環境」を作ることです。サッポーでは“肌が育つケア”と呼んでいます。

私達の肌細胞は、1年365日、1日24時間、サボることなく、細胞がしっかりと育つ努力を続けています。約一ヶ月で全ての細胞を新しく入れ替えていく、ターンオーバーという仕組みの下で頑張り続けています。肌の満足出来る環境が整えば、一ヶ月単位で肌は変わっていくのです。

混合肌の悩みあれこれ

考え方は承知した。一朝一夕では改善出来ないことも理解した。でも、肝心なのは、具体的にどのようなケアをすれば良いの?というところですね。

理屈はわかったつもりでいても、実践面のどこか間違いがあれば、一歩も肌が育たないという状態に陥ります。

しかしながら、これから実践面を解説すると、際限なく長くなってしまいます。よって、今日の講義は、次回のテーマを挙げることで終了させて頂きます。

次回講義テーマ

混合肌の方が寄せる代表的な質問を挙げて、解説していきます。

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  • クレンジングはどのような製品を選べば良い?
  • 石けんは使ってもいいの?
  • 化粧水は、さっぱりorしっとり、どちらを選ぶべき?
  • 乳液やクリームは、べたつく部位にも使っていいの?
  • UVケアは、崩れにくいウォータプルーフが良い?
  • 乾燥してムラになる、べたついて浮いてしまう……ファンデーション(ベースメイク)はどうしたら?

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 汗・皮脂分泌量の機能差が部位により大きくなるのが混合肌
  • 混合肌悪化の原因は、バリア機能の低下による防衛反応
黒板に注目!

編集後記

混合肌は、脂っぽさと乾燥で悩みも2倍!でも、それぞれに起こっているトラブルの根源は同じなのですね。

肌とじっくり対話しながら、付き合って行きましょう。混合肌だって時間をかけて作られたのですから。

「サッポー美肌塾」第655号 / 2018年1月10日 発行


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