混合肌Q&A!ベタベタ・カサカサから卒業……その方法とは?

混合肌からの卒業

なぜ混合肌になるのか?そして、混合肌には進行する性質があると、前回の美肌塾で講義しました。

本日は、次にコマを進めます。既に進行してしまった混合肌を元のバランスに戻す具体策です。でも、その前に基礎的な背景を振り返っておきましょう。

混合肌の復習

  • ベタベタもかさつきも、肌のバリア能が低下した現れである。
  • 皮脂腺・汗腺の発達した部位では、バリア能低下を補うために皮脂や汗が多く分泌される。未発達な部位では、乾燥の影響で角質が剥がれかける。
  • ベタベタもカサカサも見栄えは良くないが、バリア能の低下した肌が見せる、必死の防衛反応である。

混合肌解消の具体策に入る前に、肌のバリア能が低下していく経緯について、さらにもう少し詳しく解説しておきます。

乾燥や紫外線、酸化によるダメージ、また、洗い過ぎや物理的な摩擦によって、角質は剥がれやすくなります。するとターンオーバーが速まり、準備不足の表皮細胞を早く角化するようになります。このようにして誕生する角質は、バリア能が低く、弱いため、予定より早く剥がれていきます。

角質剥がれが進行すると、さらにターンオーバーが早まるという悪循環に陥ります。

悪循環に陥らず混合肌を卒業するには?

これを断ち切り、強いバリア層に変わっていくにはどんなケアが適しているのでしょう。

混合肌に陥っていく原因は、日常のケア(肌管理)に全て隠れています。隠れた原因を一つひとつ発見し、改めていくことで混合肌の進行は止まり、本来のバランスの取れた肌が復活してきます。そうすれば、混合肌からは卒業です。

さぁ、見ていきましょう。

混合肌に関する6つの質問

前回、混合肌の方が寄せる代表的な質問を挙げました。これらを解説していきます。

Q1:クレンジングはどのような製品を選べば良い?
A1:化粧や汚れになじみ浮かすだけで、洗浄力のないものがベスト

洗浄力のあるクレンジング剤が一般的です。ところがバリア能の低い角質は傷み剥がれやすくなっています。この角質を洗い流さず、もう一日長く働いて貰うためには、洗浄力はない方がいいのです。

毎日のことですから、ほんのちょっとが積み重なると、大きな違いが出てきます。剥がれやすくなるか、現状維持か、それとも良い方向に向かうか、です。

Q2:石けんは使ってもいいの?
A2:混合肌が既に進行しているなら、使わない方がベター

クレンジングのあとは、すすぎ洗顔だけにした方が混合肌改善のゴールは近くなります。石けんなど、洗浄力のあるものの使用は、どうしても角質が剥がれやすくなります。サッポーの薦める洗浄力のないクレンジングで化粧や汚れを浮かしましょう。

次第に以前より育った角質が現れてきます。石けんを使っても後退しない肌、石けんがプラスに働く肌になっています。

Q3:化粧水は、さっぱりorしっとり、どちらを選ぶべき?
A3:べたつく部位はさっぱりタイプ、乾燥部位はしっとりタイプが基本ですが……

そう単純には言い切れないところがあります。Tゾーンはさっぱり、それ以外はしっとりと決めていても、顔全体に汗をたくさん掻く夏はちょっと事情が違います。

サッポーの誇る二つの化粧水

しっとりタイプは保湿力が高いので、汗を肌に溜め込むように働きます。すると、汗で水浸しになった角質はふやけて剥がれやすくなるのです。

常にしっとりさせるのが、肌の環境としてはいいのですが、ふやけるようであれば、行き過ぎということです。二つの化粧水を使い分け、その日の環境に合わせ丁度良い加減になるように調整してみましょう。また、化粧水の調整だけでは限界があるので、次の乳液やクリームの使い方でべたつき・ふやけを防ぐのがいいですね。

但し、さっぱりタイプにはアルコールが多く配合されているものがあります。つけた時はサッパリしても、角質を剥がす作用があるため、後で肌がべたつくようになり、逆効果です。通常しっとりタイプのアルコール配合量が10%程度です。同程度か、これより少ないものを選びましょう。

Q4:乳液やクリームは、べたつく部位に使っていいの?
A4:必ず使ってください

べたついていても、かさついていても、バリア能が低下しているということは、乾燥からの護りを欲している状態なのです。

乳液よりクリームの方が油性度が高いので、護る力も大きくなります。混合肌の進行度によっては、クリームの方が適しているのです。べたつく原因は皮脂にもありますが、主因は汗です。油性度が高いクリームは適度に汗をはじき、べたつきを防ぎ、角質のふやけ防止にもなります。

べたつきに閉口してきた人にとって、乳液やクリームの油性感は避けたい気持ちになりますが、これは大きな勘違いです。護りが弱くなると、ますます汗や皮脂を過剰に分泌させて護ろうとするのが、肌の防御反応です。

乳液やクリームは、かさつくところはもちろん、べたつくところにも必ず付けて、しっかり護りを固めてください。

Q5:UVケアは、崩れにくいウォータプルーフが良い?
A5:ウォータープルーフ製品の使用は厳禁、ますます混合肌が進行します

汗や水をはじくのが、ウォータープルーフ機能です。ベースメイクやUVケアが崩れにくくなるので、紫外線防御能が維持されます。それだけなら優れた機能といえます。しかし、汗は肌に欠かせない水分の供給を行います。汗で肌がベタベタするのは困りますが、その供給がなくなるのは、大きなリスクです。

毎日のようにウォータープルーフ製品を利用していると、肌の水分保持量が次第に減少し、バリア能は低下、脆くなった角質はさらに剥がれやすくなります。

すると、ますます皮脂や汗が活発になり、乾きやすい部位はさらにかさつきやすく……混合肌が進行していきます。それでも続けていると、敏感肌に変貌します。

汗や皮脂を安定させ、多少の汗ではUVケアが崩れない肌に育てましょう。ウォータープルーフ製品の利用は、レジャーやスポーツなど、“いざ”と言う時だけの使用に限ります。

Q6:乾燥してムラに、べたついて浮く……ファンデーション(ベースメイク)はどうしたら?
A6:今は仕方ないと考え、肌がある程度育つまで待ちましょう

ファンデーション(ベースメイク)の付け方や製品の種類、肌の環境作り等で、工夫を重ねると、いくらかは上手な仕上がりと保ちを期待できます。しかし長い目で見ると、この部分は横に置いておき、混合肌脱出に専念しましょう。

以下のサッポー美肌塾も参考にして下さい。

ファンデーションがのらない憂鬱!その場対策と長期的な視点

化粧のりと化粧崩れが改善!10分早起きでできる夏の汗対策

いかがでしたか。

混合肌の解消に近道はありません。誘惑を受けてもけっして近道を選ばないようにしましょう。
肌の育ちは着実に肌を変化させていきます。さぁ、今日の一歩を始めましょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • バリア機能の低下による混合肌を理解する
  • 混合肌はよく観察し、ケアの加減を行うことが必要
黒板に注目!

「サッポー美肌塾」第656号 / 2017年1月24日 発行


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