暑いと顔が赤くなる……は、自律神経や冷え性に関係が?

イメージ画像:顔だけが赤くなる……

寒いところから暖かいところに入ると、顔が赤くなる、これは自律神経による正常な反応です。たいていは、しばらくすると赤みが引いていきます。

問題は顔にこの赤みが顕著に現れる場合です。火照ったように真っ赤になる……しかも顔だけ。

周囲の人は「赤くなりやすいんだな」程度に見ていますが、本人は気になって仕方がありません。イヤだ!と思うと、さらに火照りを覚え、ますます赤くなったように感じます。

このような症状は、秋から冬の寒い時期にかけてよく見られるものでした。しかし、近年の特徴として、暑い夏の季節にも頻繁に顔だけが赤くなる……といった女性が増えています。

更年期障害の一つ、ホットフラッシュと似ていますが、20代の女性にも増えています。50代の発症が最も多いのですが、次が20代なのです。もちろん30代、40代も増加傾向にあります。

どうすれば、このような状況から抜け出すことができるのでしょう。
体質だと諦めなければいけないのでしょうか。

そんなことはありません。世間にはたくさんの対処法がありますが、サッポーでは、根本から良くなる対策を案内したいと思います。

まずは「なぜ顔だけ赤くなるのか?」について、その経緯を知っておきましょう。

顔だけ赤くなるのは、自律神経の働きに乱れが生じているから

お風呂上がりのイメージ

お風呂から上がった時や運動した後、身体は熱くなった体温を冷まそうとします。表皮直下に張り巡らされた毛細血管を拡張し、体表を流れる血液量を多くして、熱を発散させます。

この時、全身が赤みを帯び、同時に汗も全身から出ています。汗が乾く時の気化熱を利用して体温を下げようとするのです。

これは誰にも同じように起こる現象で、この働きを担っているのが自律神経です。しかも私達の意思ではなく、身体自ら微妙なコントロールを1日24時間続けてくれています。呼吸、心臓の動き、胃腸の働きなどもそうです。

今日のテーマである「顔だけの赤み」もこのような自律神経が働いた結果、起こる症状です。急激な温度変化(寒い→暖かい)や異常な夏の暑さに接した時に、全身ではなく、顔だけで熱を冷まそうとしてしまいます。

この現象は、一般的に自律神経の働きに乱れが生じているからだと言われています。サッポーもこの見解に異論はありません。

では自律神経は、どうして顔だけで対応させているのでしょう。サッポー流に原因を突き止めてまいります。

顔だけに自律神経が強く働き、赤くなる要因

これには三つあり、またそれらの要因が重なっていると考えられます。

  1. 紫外線や様々な刺激の繰り返しで顔の毛細血管が拡張しやすくなっている
  2. 顔の角質層が未熟でバリア能力が低下し、暑さを大げさに感じてしまう
  3. 毛細血管の拡張や収縮を司る自律神経の働きに乱れが生じている

正しいスキンケアを行い、ターンオーバーが正常化することで解決します。肌は毎月、全ての細胞を新しく作り替えながら、いつも以前の状態よりよくなろうと努力している存在です。角質層がしっかりしたものになれば、その下にある毛細血管もよりよく作り変えられ、拡張してもすぐに戻る伸縮自在な血管になります。

問題は、3です。

自律神経が乱れると、顔だけが赤くなる……これは昔からいわれる「冷えのぼせ」の現象です。首から上はポーッと熱くなるのに、手足は冷えた状態。冷え性体質の方に、顔だけ赤くなる人が多いという事実があるのです。

次項では、この「冷え性」について解説していきます。

冷え性体質を治す特効薬は運動習慣です

冷え性には昔から様々な解消策があります。しかし「あれが良い、これが効く」では、何か大事なものを忘れているようです。

確かに、ぬるい湯(38℃くらい)での入浴は、身体が温まって血行も良くなる、冷え性対策の王道の一つです。でも、サッポーはさらに根本策を推奨します。

それは、手足の筋肉を鍛え、血管網を充実させ、血行をよくすることです。冷え性は自然と治っていきます。

つまり、身体そのものを作り替えていけばいいのです。もちろん自律神経も並行して作り替えられていきます。

運動の習慣で血行を改善

「今さら身体作りなんて、そんなことができるとは思えない」と言いたくなるでしょうが、そんなことはありません。日常生活に「運動の習慣」を取り入れるだけです。

冷え性の方の多くは「運動やスポーツは苦手……」と想像します。でも、そんな大層な運動やスポーツでなくてOK。ウォーキング程度で十分、要は軽く汗ばむくらいの運動でよいのです。ただし、大切なのは継続することです。

人間の身体は、骨も含めて5年も経てば全て入れ替わっています。自律神経も日々作り替えられているのです。運動することにより、自律神経は正常に働くことを余儀なくされます。整うことを強制されながら身体の作り替えが進む、これが大切なのです。

運動を始めると最初は、身体に熱がこもり、さらに赤くなる顔にひるむかもしれません。しかし、その内に全身で熱を発散できるようになって来るでしょう。下半身の筋肉が鍛えられ、血管網が育ち、冷え性・冷えのぼせも次第に消えていきます。自律神経も機嫌良く、バランスよく働くよう整っていきます。

身体自身に治させる方法です。5年もかからず、もっと短い期間で着実に改善した姿を見せてくれるでしょう。

今日のサッポー美肌塾まとめ

  • 顔だけ赤くなるのは、自律神経の乱れが原因の一つ
  • 運動習慣が冷え性を改善し、自律神経を整える
黒板に注目!

「サッポー美肌塾」第669号 / 2018年7月25日 発行


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