2022.01.27
Vol.436

思わずポリポリ、冬の痒みはどうして起こる？

冬の痒みは、環境が引き起こす

昨年の夏、美肌だよりで「夏の痒み」をテーマにしました。その際、サッポーのスタッフ間では「冬に痒みを感じる人の方が多いような…」との声が多くあがりました。

ということで、今回は「冬の痒み」がテーマ、特に身体の痒みについてです。

冬も痒みの原因は“乾燥”です。冬は湿度が低めなだけでなく、乾燥を助長させるツールがいっぱいあります。

エアコンで乾きやすくなるのはみんな知っていますが、カイロやこたつなども同じです。最近では充電式のカイロや電気足温器など、新しいものが次々と出てきています。

「冷えは万病のもと」と言われるように注意すべきですが、このような発熱体の周りでは超乾燥空間が作られ、肌の水分が奪われるため、ダメージを受けやすいことを覚えておきましょう。

身体を温めるツールとは、上手に付き合うのがポイントですね。

乾燥すると肌が痒くなる……ということを私達は身をもって知っています。でも“痒み神経”の存在を知る人は多くありません。

痒み神経は、私達に痒みを伝える神経です。普段は表皮層の底でじっとしていますが、肌が乾いて硬くなると危険を感じ、その先端をスルスルっと角質層直下まで伸ばすのです。

すると皮膚が動いたり、何かと触れたりするだけでも、痒み神経がすぐに刺激をとらえて痒みを伝えます。

神経が伸びるって少し不気味ですが、身体の中では日常的に起こっていて、私達に情報を伝えようと声を上げているのですね。

その声に気づくことが、痒み対策のスタートです。「肌のピンチ！」と思えば、何気ないポリポリの回数が減るはず。

スキンケアやツール等々の、痒み対策はサッポー美肌塾を参考に。